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非インフラエンジニアがAWS SAA-C03に合格した方法

Last updated at Posted at 2023-07-29

皆さん初めまして。
私は、普段はSierとしてローコード開発をメインに業務しております。
ローコードではありますが、Sierとして働く中で、SaaSパッケージの基盤になるのがAWSで、度々見かけることが多くなったため、せっかくだし私もAWSを学んでみよう!
と思ったのが今回受験するに至るきっかけです。

そんな私が、インフラの知識0の状態でAWS SAAを約3か月勉強して合格できたので、
・どうやって勉強したのか?
・使った本、参考書は?
・試験勉強で意識したポイントは?

など、私の所感ですが記事を残したいと思います。

以下の記事はこんな方向けです。
・AWS使ったことないけど知りたい、知るためにいい方法を見つけたい
・AWS SAAの資格試験の参考書が多すぎて何を選べばいいかわからない
・AWS SAAで実際にどういう問題がでるのか、雰囲気をつかみたい

合格体験記として、あくまで「試験に合格するための勉強法」として記載しています。実際のサービスの使い方などについてはすっ飛ばしているため、ご承知おきを。

エビデンス
AWSSAA.png

AWSSAAとは?

まず、AWS SAAとはなんぞや、から説明をすると、公式ではこのように記載されています。

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、幅広い AWS のサービスにわたる AWS テクノロジーに関する知識とスキルを示します。この認定の焦点は、コストとパフォーマンスが最適化されたソリューションの設計にあり、AWS Well-Architected フレームワークに関する深い理解を示します。この認定は、認定された個人のキャリアプロファイルと収益を向上させ、利害関係者やお客様とのやり取りにおける信頼性と自信を高めます。
この試験では、コーディングの深い実務経験は必要ありませんが、基本的なプログラミングの概念に精通していると有利です。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

つまり、AWSのサービスを用いて適切な設計ができるか、という部分を測る試験なので、
「AWSってこんなサービスもあるんだ~」
「AWSってよく聞くけど、実際なにができるんだろう?」
みたいな問いを解消する人たち向け、という位置づけなのでは、と解釈しています。

試験概要としては以下です。

試験情報 概要
受験費用 15,000 USD
試験場所 自宅、テストセンター
問題数 65問
試験時間 130分
合格基準 700/1000点以上取得

セクションごとに配点されているので、各セクションごとのサービス知識を満遍なく理解するのが合格のポイントになりそうです。また、試験についてはピアソンVUEのサイトから試験登録を行いますので、早めに登録するのをおススメします。
(私は直前に申し込んだので、受けたい日に受けられず焦りました)

どうやって勉強したのか?

まず、AWS SAAの試験を受験する前に、「AWSってなに?」を理解するために、2冊ほど参考書を読みました。

参考書については後述しますが、ネットに転がっている合格体験記をとりあえず読み漁り、評価が高く、かつお金のかからない方法を模索した結果 、以下順序で進めるのがよいと判断しました。

<勉強スケジュール>
1か月目:参考書を読み、AWSの各サービスについて理解する
各サービスの理解をするにあたって、ストレージ、セキュリティなど章ごとに理解を進めるのがよいです。
ほとんどの参考書でもそのように構成されていますが、各章ごとに利用できるサービスが複数あるので、そのサービスについて理解したうえで、「このケースではこのサービスを選ぶ」という判断基準を作るのがよいと思います。

1か月目後半~2か月目:ping-tというサイトでAWS SAAの問題集に取り組む★

正直、これは「やらなくてもよかったな」と思います。
なぜかというと、ping-tの合格体験記で「ping-tの問題集だけで合格できた」という記事を見かけたのですが、実際の試験問題とping-tで出題される問題の質が結構違ってたな…と思ったためです。

ただ、逆にいうと、ping-tと過去問が違いすぎてヤバい、と思ってUdemyの問題集を購入したため合格できたので、ある意味よかったです。
ただ、ping-tはアカウント登録をするだけで無料で問題を解くことができるので、各サービスの理解を深めるという意味ではよいと思っています。

3か月目:AWSの過去問と、UdemyのAWS SAA試験用の問題集を購入し、ひたすら解く
ここで購入したUdemyの問題集については下記記載しております。
Udemyの問題集に近い形式の問題が実際の試験でも頻出していました。

上記のような勉強スケジュールで、だいたい平日1時間、週末2時間くらいのペースで進めていたので、約100hくらいでしょうか。
(私の場合日によって勉強時間にムラがあるため概算です)

後半、過去問で正答率44%くらいで、焦りを感じテスト前の土日に8時間くらい勉強して詰め込んで、何とか各問題集を2周して80%を超えるようになった程度です…

また、合格体験記を読む中で、「CloudTechの問題集がおススメ!」と記載されている方が非常に多いです。

先述した通り「いかにお金をかけずに試験に合格するか」もテーマにしていたため、4,980円のサブスクを登録するのは高いなー…ということで私は使いませんでした。

お金に余裕のある方はCloudTechの問題集を使うのもアリかと思います!

CloudTechのサイトURL:https://kws-cloud-tech.com/

使った本、参考書は?

使った本と参考教材について、リンクを載せておきます。Amazon PrimeとKindle Unlimitedに加入しているので、下記参考書は無料で読むことができました。
もし登録まだの方は無料期間もあるので試してみては。

■参考書

■Ping-t
https://ping-t.com/
※各サービスの仕様について、一問一答形式で取り組める、というところは利点です。

■Udemy
★個人的にはUdemyのこの問題集が一番効果ありました。
6つの問題集が入っており、内2つは高難度の問題集です。私は高難度の問題集まで解く時間がなかったので、①~④までをそれぞれ2回ずつ解いて、正答率が80%を超えるまで復習しました。
別のAWS試験を受験するときも、おそらくこのUdemyで出ている、各試験別の問題集を購入すると思います(笑)

試験勉強で意識したポイントは?

最後に試験勉強で意識したポイントについてですが、とにかく問題集をひたすら解きました。
理解するためにノートにまとめるタイプではないので、問題集を解いて間違った問題をメモに移し、
なぜ間違ったのか(自分の認識のズレを把握)、正解の選択肢となる根拠は何か、また間違いの選択肢はなぜ間違いなのか、を理解できるまで問題を解きました。

そうすることで、初見の問題でも、「このサービスのポイントはあれか」「こういう出題されたときはこういう間違いを誘ってるからこれだ」というように正しい選択肢にたどり着けるようになります。

本番試験以外の問題集は「何%とれるか」よりも「何回間違えたか」のほうが大事です。間違えたほうが人間記憶に残るので。

おわりに

いかがだったでしょうか?
AWS SAAに合格したものの、「どうやって実装するんや…?」とか「Docker...?yaml...?」みたいな状態はいまだ変わりないのと、合格後に徐々に知識が抜け落ちていってしまっているため危機感に駆られております…

なのでこれからDVA,SOAなどアソシエイト資格にも合格して、「AWSの資格とっただけじゃなく、実装もできる」を目標に勉強を続けていきたいと思っています。

これから試験を受験する皆様にとって、この記事が助力になれば幸いです。
ご一読いただきありがとうございました!

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