はじめに
emacsのキーバインドなしでは生きられない身体になってしまったので、そのたの設定メモです。他の場でも多数紹介されていますが、改行と改段の使い分けが中々見つからなかったので一応。
あくまでメモ用ですので自分が多用するコマンドのみを記述しています。あと私はWordのマクロに詳しい訳ではないので基本的に質問等にはお答えできないと思います。
大まかな流れ
簡単なカーソル移動(Ctrl+f)やUndo(Ctrl+/)はWordの既存コマンドで設定できるのですが、改行(Ctrl+m)や行の切り取り(Ctrl+k)はマクロを組まないと実装できないので、その2方面から設定をしていきます。
既存コマンドから
- Wordのメニューバーから
**ファイル/オプション/リボンのユーザー設定/ユーザー設定/**に移動する。 - 分類からすべてのコマンドを選択。
- 目的のコマンドを探し、キーを割り当てる。
Emacs | コマンド名 | 動作 |
---|---|---|
Ctrl+p | LineUp | カーソルを1行上へ |
Ctrl+p | LineUp | カーソルを1行上へ |
Ctrl+n | LineDown | カーソルを1行下へ |
Ctrl+b | CharLeft | カーソルを1文字左へ |
Ctrl+f | CharRight | カーソルを1文字右へ |
Ctrl+a | StartOfLine | カーソルを行頭へ |
Ctrl+e | EndOfLine | カーソルを行末へ |
Alt+< | StartOfDocument | カーソルを文頭へ |
Alt+> | EndOfDocument | カーソルを文末へ |
Ctrl+/ | EditUndo | 動作を1つ戻す |
Ctrl+w | EditCut | 切り取り |
Alt+w | EditCopy | コピー |
Ctrl+y | EditPaste | 貼り付け |
Ctrl+s | EditFind | 文字列検索 |
Alt+% | EditReplace | 文字列置換 |
Ctrl+x,f | FileOpen | 開く |
Ctrl+x,s | FileSave | 上書き保存 |
Ctrl+x,w | FileSaveAs | 名前を付けて保存 |
Ctrl+x,c | FileCloseOrExit | Wordを終了する |

Wordマクロから
- Wordのメニューバーから**表示/マクロの表示/**に移動する。
- マクロ名に任意の名前を入力して作成を押す。
- マクロ入力画面に移るので以下のソースをコピペして保存。(既にマクロを設定している人は追記。)
- **ファイル/オプション/リボンのユーザー設定/ユーザー設定/**に移動する。
- 分類からマクロを選択。
- 対応するマクロにキーを割り当てる。
Sub deleteChar()
' Deleteキー
Selection.Delete Unit:=wdCharacter, Count:=1
End Sub
Sub deleteBackwardChar()
' Back Spaceキー
Selection.TypeBackspace
End Sub
Sub newParagraph()
' 改段
Selection.TypeParagraph
End Sub
Sub newLine()
' 改行
Selection.TypeText Text:=vbVerticalTab
End Sub
Sub killLine()
' カーソル以降の現在行をカット
Selection.EndKey Unit:=wdLine, Extend:=wdExtend
Selection.Cut
End Sub
Sub nextPage()
' 下にスクロール
Selection.MoveDown Unit:=wdScreen, Count:=1
End Sub
Sub previousPage()
' 上にスクロール
Selection.MoveUp Unit:=wdScreen, Count:=1
End Sub

以上で設定は終了になります。快適なWordライフをお楽しみ下さい。