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ビットコインに使われるブロックチェーンの仕組みについてまとめてみる①

Last updated at Posted at 2019-06-12

はじめに

少し前?に話題になったビットコインですが、そのビットコインの根幹にかかわる仕組みであるブロックチェーンについて、勉強したことをまとめていきます。結構長くなると思うので、ゆるりと付き合っていただければ幸いです。

ビットコインとは

皆さんはビットコインについてはご存知でしょうか?メディアにも多く取り上げられていたため、聞いたことがないという人はほとんどいないと思います。ビットコインは仮想通貨といわれ(現在は暗号通貨という名前に改称されていますが)、いわゆるネット上のみに存在する通貨です。
しかし実際には、通貨というよりは「ただのプログラム」というほうが近いと個人的には考えています。具体例をみていきましょう。


今ここにAさんがいたとします。Aさんは今、100ビットコイン持っています。今、AさんがBさんに10ビットコイン送金しました。さて、今Aさんは何ビットコイン持っているでしょうか?
計算するまでもないですよね。答えは90ビットコインです。しかし、ここで考えてみてください。今、Aさんが90ビットコイン持っていると保証してくれるのは誰でしょうか?ビットコインを生産している会社でしょうか?しかし、実はビットコインにはビットコインを管理、生産しているような会社は存在しません。では、誰がAさんが今90ビットコインを持っていることを保証してくれるのでしょうか?少し考えてみてください。


少し意地悪な答えですが、実はAさんが90ビットコインを今現在保有していると保証してくれるのは「みんな」です。正確には、みんなが作ってくれた「ブロックチェーン」です。もう少し詳しく解説します。
Aさんが今90ビットコインを保有していることは、どうすれば確かめられるでしょうか?これがお金であれば、実際にそのお金を確認すればよいですが、ビットコインは実態がありません。そのため、ビットコインの今現在の保有量を決定するためには、「Aさんの今までの取引データ」を確認する必要があります。つまり、AさんがCさんから10ビットコインをもらい、またDさんから30ビットコインをもらい、そしてDさんに・・・という今までの全てのAさんの取引データを確認することで、Aさんが今現在保有するビットコインの量が分かるというわけです。しかし、ここで大きな問題があります。もしもAさんの友人のDさんが凄腕のハッカーで、この取引の内容を書き換えたらどうなるでしょうか?そう、Aさんの保有ビットコインを自由に変えることができるのです。しかし当然ビットコインにはそれを防ぐ仕組みがあります。それが「書き換え不可能なデータの集合体」である、ブロックチェーンです。

ブロックチェーンとは

今までの話から、ビットコインのためには取引データが改ざん不可能な形で保持される必要があることが分かります。また、ビットコインは管理する会社が存在しないため、その取引データの集合体(ブロックチェーン)はみんなで保持していくものであることもわかります。つまり端的に言うと、ブロックチェーンとは

  • 記録を変更・改ざんできない
  • 管理者不在であり、参加者で運用する

という特徴が必要であることが分かります。


なんとなくブロックチェーンやビットコインの仕組みについて理解することができたでしょうか?次回はもう少しブロックチェーンの仕組みについて掘り下げていきたいと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
ビットコインに使われるブロックチェーンの仕組みについてまとめてみる②

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