はじめに
今回は、自社に Good & New(グッドアンドニュー)を導入してみた感想と、自社で Good & New(グッド安堵ニュー)を円滑に進めるための Web アプリを作ったことについて紹介していきたいと思います。
それでは、頑張って書いていきます。
以下が、社内で Good & New(グッドアンドニュー)を円滑にする目るために開発した Web アプリです。
そもそも Good & New(グッドアンドニュー)とは
Good & New(グッドアンドニュー)は、日常の中で起こった「良いこと(Good)」や、「新しいこと(New)」についてチーム内で共有する取り組みです。
厳密には、24 時間以内に起きた「良いこと」や「新しいこと」を共有するらしいですが、弊社では厳密な期限を設けずに行っています。
当社では、週に 1 回の社内定例会で、各参加者が一人90秒ずつ「Good & New(グッドアンドニュー)」を発表する時間を設けています。
弊社について
簡単に、弊社について紹介します。
弊社は、全員がエンジニアの 6 名程の小さな会社です。
社内のメンバー全員が 20 代で、主に React・TypeScript 等を用いた Web アプリの開発を行っています。
受託開発と自社開発の両方を行っており、割合としては半々ぐらいです。
自社に Good & New(グッドアンドニュー)を取り入れた背景
私が Good & New(グッドアンドニュー)を知ったのは、マコなり社長の以下の動画がきっかけです。
弊社の規模にも丁度合っていたため、すぐに導入しました。
正直なところ、社内定例の時間が少し長くなるため、最初は導入に気が進まなかったのですが、ひとまず試してみることにしました。
弊社で行っている Good & New(グッドアンドニュー)の流れ
弊社では、以下の流れで Good & New(グッドアンドニュー)を行っています。
- 定例の一番最初に行う(Slack のハドルミーティングで行います)
- 当番制で、メンバーの一人が司会・タイムキーパーを行う
- 司会のメンバーが、適当に他のメンバーを指名する
- 指名されたメンバーは、90 秒で最近起きた「新しいこと」や「良かったこと」を発表する
- 最後に、司会者が最もよかったと思う Good & New(グッドアンドニュー)発表者を選ぶ。通称、MVG(Most Variable Good & New)
上記の流れで、ざっくり 一年間程 Good & New(グッドアンドニュー)を行っています。
さらに弊社では、メンバーが発表した Good & New(グッドアンドニュー)を実際に実行することを強く推奨しています。
例えば、メンバーが Good & New(グッドアンドニュー)で発表した映画を見たり、紹介した飲食店に行ったり、紹介したガジェットを購入したり、などです。
以下に、一年間 Good & New(グッドアンドニュー)を導入した感想をダラダラ書いていきます。
Good & New(グッドアンドニュー)を導入して悪かったこと
最初に、Good & New(グッドアンドニュー)を導入して悪かったことを書いていきます。
ネタが無い
凄く個人的な悩みではありますが、週に一回の発表と言えども、意外とネタが有りません。
Good & New(グッドアンドニュー)の発表のために、新しい映画を見たり、コンビニで良く分からないお菓子を買ったり、クラウドファンディングで謎の商品を買ったりすることが増えました。
最初の数か月間は、Good & New(グッドアンドニュー)を行うための奴隷になったような気分になります。
Good & New(グッドアンドニュー)を導入して良かったこと
ここからは、Good & New(グッドアンドニュー)を導入して良かったことについてまとめていきます。
あくまで、個人的な見解です。
社内のメンバーが、他の人の意見を取り入れやすくなった
全員がエンジニアの会社なので、特に技術的な分野において、他のメンバーの意見を取り入れることが苦手なメンバーもいます。
Good & New(グッドアンドニュー)で発表したことを実際に取り入れて行動に移すことを強く推奨することで、他の人の意見を取り入れる際の心理的ハードルがかなり低くなったように感じます。
個人的には、これが IT ベンチャー企業で Good & New(グッドアンドニュー)を導入する最大のメリットだと感じました。
社内で、新しいことを導入しやすくなった
体感ではありますが、社内の皆が新しいことを導入しやすくなったと感じています。
新しいモジュールや言語、技術を導入する際の心理的な抵抗感が、以前よりも少なくなったと感じています。
日常で自然と新しいことを実践するようになった
最初の数ヶ月は Good & New(グッドアンドニュー)のネタ探しに苦戦しますが、だんだんと慣れてきます。
3 ヶ月目辺りから、日常生活においても自然と新しいことが実践できるようになりました。
Good & New(グッドアンドニュー)を実践して初めて、自分がルーティーン的な日常を過ごしていたことに気づきました(だからこそ、ネタ探しに苦戦していたのかもしれませんが)。
Good & New(グッドアンドニュー)を通して得た学び
個人的に、Good & New(グッドアンドニュー)を自社に導入して得た学びを紹介します。
人の意見を取り入れるためには習慣が必要
弊社には、技術的な提案を受け入れることに少し時間がかかるメンバーがいました。おそらく、経験や自分の考えに対する強いこだわりも影響していたのかもしれません。
Good & New(グッドアンドニュー)を導入して気づいたのは、そのメンバーが他のメンバーの発表内容を参考にすることが少ないという点でした。そこで、Good & Newで発表された内容を実践することを提案し、少しずつ他の人の意見を取り入れる習慣をつけてもらうことを目指しました。
その結果、徐々に技術的な提案にも耳を傾け、受け入れてくれるようになったと感じています。
新しいことを導入することにも、習慣づけが必要
これは、自分自身を振り返ったときの感想ではありますが、Good & New(Good & New)を取り入れてから、新しいことを実践することに対する心理的な抵抗感が、以前よりも少なくなったと感じています。
新しいことを導入するマインドを身に着けるためには、普段の習慣づけが必要だと感じました。
これらの経験を踏まえて、小規模なチームにGood & Newを導入することには大きなメリットがあると感じています。
また、社内の Good & New(グッドアンドニュー)を円滑にするための Web アプリを作成しました。
社内で Good & New を円滑に進めるための Web アプリを作った
ここからは、作成した Web アプリについて紹介していきます。
以下の、シンプル Good & Newというアプリです。朝礼やアイスブレイクにもおすすめの Web アプリです。
それほど需要のあるアプリだとは思っていませんが、とりあえず社内で使えるので作成しました。
シンプル Good & New の使い方
それでは、こちらのアプリの使い方について紹介していきます。
まずは、時間を設定しましょう。
弊社は 一人 90 秒の持ち時間で、Good & New(グッドアンドニュー)を行っています。
次に発表するメンバーを登録していきます。
メンバーを登録するをクリックして、発表するメンバーを登録していきましょう。
カンマ区切りでメンバーを登録していきます。
以下のように、メンバーが登録されました。
ついでに、発表メモ欄にも、メンバーが登録されています。
シャッフルをクリックして、発表順をシャッフルしていきましょう。緊張の瞬間です。
ここまで準備が完了したら、発表を行っていきましょう。
ここまでで、シンプル Good & Newの使い方についての解説は終了です。
社内で Good & New(グッドアンドニュー)を行う際は、是非活用してください。
まとめ
今回は、社内で一年間 Good & New(グッドアンドニュー)を実施してみた感想と、Good & New(グッドアンドニュー)用に作成した Web アプリについて紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お疲れ様でした。