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Qiitaの「いいね」追加でUIの難しさを感じた

Last updated at Posted at 2016-11-22

はじめに

1週間前の11月15日、Qiitaに「いいね」機能が追加されたことは、この記事を見ている方はご存知かと思います(知らなかった人はこちら)。
正直言って最初この変更を知ったときはかなり驚き、不満も生まれました。
どこかにその不満をぶつけようかと思ったのですが、一旦他の方の反応を見てみようと思い、この1週間はTwitterやQiita、ブログなどを見ているだけにしました(と言いつつTwitterでは愚痴ってた)。
そしてそろそろ感じたことをまとめてみようかと思います。

私が感じた不満

1. ストックからいいねに変わったのかと思った

私はQiita自体の情報は積極的に集めているわけではないので、ある日Qiitaの記事を開いたときにストックボタンがいいねボタンに変わっていることに気づきました。
調べてみてストック自体は別に残っていることを知りました。

2. ストックの位置がわかりづらい(目立たない)

これは私の目が節穴なだけかもしれませんが、前のストックボタンの印象が強すぎて、新ストックボタンの位置がわからず、一度ググりました。

3. 記事を読まずにいいねを押せてしまう

「いいね」は「この記事良かった!」と評価するためのシステムであると認識していますが、記事を読まずにいいねボタンを押せてしまうことに違和感を覚えます。
スマホ版のデザインだと、タイトルのすぐあとにいいねボタンがあるので違和感はさらに大きいです。

4. ストックのつもりでいいねを押すユーザーの存在

Twitterで「Qiita いいね」などで検索すると「Qiitaのストックがいいねに変わった」と認識している方がある程度いらっしゃいます。
つまり、「ストックを押したつもりでいいねを押す」ユーザーが出かねないということです。

5. Contributionの値の信用性が低くなる

3と4によって、適切にいいねが押されない可能性が生まれ、Contributionの値が信用できなくなる。
(もっともこの記事の著者のContributionは0なのですが、他の人のContributionを見るときの話です)

改善案

以上の不満を解決するとして、私ならどうするかを考えてみました。

1. ストックボタンを元の位置に戻す

これだけで私の不満の1, 2, 3, 4, 5全て解決できます、最高
じゃあいいねボタンはどこへ?

2. いいねボタンは記事の最後のみにする

そもそも記事を最後まで読まないでいいねを押すのが間違いだと思います。

良いと思った点

もちろん今回のQiitaの更新全てに不満があるわけではありません。
今回の更新とそれを通じた周囲の意見の観察を通して得られた(プラスになった)と感じたことを書きます。

1. いいねシステムの実装

「ストックするほどじゃないけど、応援したい!」と思った時など、今まではどうしようもなかったのですがいいねシステムの実装により、そのモヤモヤが解消されます。いいねシステムの実装自体にいいねを贈りたいです。

2. ストックの利用方法

私はストックをブックマークのように使用していて、たまに「あの記事ストックしてたよな~」と検索することもあったのですが、いいねの意味でストックする人がいたことなどを知り、アハ体験のようなものを感じました。

UIの難しさを感じた

Twitterなどを見ると、同じように「押し間違えた」「ストックからいいねに変わってる」という意見が見られます。
当然Qiita開発チームの中でも「既存ユーザが混乱するのでは?」という議論が交わされたに違いありません。

それでもいいねボタンをあの場所に追加したのは、それ以上のメリットがあると判断されたからだと思うのですが、ユーザ目線ではそれほど大きなメリットがあるようには感じません。
もしかすると私とは違うタイプのユーザ(高頻度でQiitaを訪れたくさんの記事を投稿するユーザ、1週間に1回程度の低頻度ユーザ)からすると違う意見なのかもしれませんが。

開発チームでの議論とユーザ目線の違いというものを意識していくことを、UIを考える際に参考にしていきたいです。

以上、読んでいただきありがとうございました。

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