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「ドメイン駆動設計入門」のLaravelによる実装例:Chapter 0-開発環境のセットアップ

Last updated at Posted at 2023-06-11

本プロジェクトでは、成瀬允宣氏著の「ドメイン駆動設計入門」のLaravel 10を用いた実装例を示します。

当該書籍では、ドメイン駆動設計(Domain Driven Deplopment, DDD)を用いたWEBアプリケーションの開発例が示されており、素晴らしい著作であることは言うまでもありません。
しかしながら実装はC#で示されているため
、例えばPHPフレームワークの代表例であるLaravelなどでDDDによる実装を行いたい場合には、具体的な実装例が分かりづらくなってしまいます。

そこで本プロジェクトでは、「ドメイン駆動設計入門」のLaravelによる実装例を示すことで、Laravel開発者のDDD実装の手助けとなることを目指します。あくまでLaravelの実装例を示すことを目的としていますので、ドメイン駆動設計とは何かについては書籍をお読みください。

これが皆様の開発の手助けとなれば幸いです。ご意見等ございましたら、コメント欄やIssueでお伝えいただければと思います。

目次

Githubにソースコードはアップ済みです。

前提条件

本プロジェクトでは、Docker上で作業を行います(Dockerの知識は必要ありません)。
Docker上で作業する際、Visual Studio CodeのDev Containers 拡張機能を使用すると開発が便利になりますので、
Visual Studio Codeと拡張機能のインストールを推奨します。

また、PHPとPHPのパッケージマネージャーであるComposerをローカルマシンにインストールしておく必要があります。

Chapter 0: Laravel及びDocker環境のセットアップ

まずは、LaravelとDockerの開発環境を構築していきましょう。

以下でlaravel v10.0のプロジェクトをsrcフォルダ内に作成します。

composer create-project laravel/laravel src 10.0 --prefer-dist

srcフォルダに移動し、sailをインストールします。
これにより、Docker上での作業を行うとができます。
また、php artisan sail:install --devcontainer--devcontainerオプションをつけることにより、
Visual Studio CodeのDev Containersの設定フォルダがsrc/.devcontainerに作成されます。
これにより、開発がかなり便利になります。

cd src
composer require laravel/sail --dev
php artisan sail:install --devcontainer

rootディレクトリに戻り、srcディレクトリをVisual Studio Codeで開き直します。

cd ..
code src

Visual Studio CodeのCommand Paletteを開き、Dev Containers: Reopen in Containerをクリックすると、Docker上でコードの編集を行うことができます。

以下でサーバーを立ち上げます。

php artisan serve

表示されたlocalhostのURLをブラウザで立ち上げ、Laravelのページが表示されていれば、セットアップ完了です。

INFO  Server running on [http://127.0.0.1:8000].  
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