ansibleを使ってinventory内の任意のグループにコマンドを発行する

ansibleは、playbookを用いて、任意のサーバにプロビジョニングを行うことができます。
実は、それ以外にも、inventoryファイルで管理しているサーバに対して、任意のコマンドを発行することができます。
実際に運用していると、使う機会も出てくるので、覚えておくととても便利です。

例で使用するlocal/inventoryファイル

[app_servers]
192.168.50.11
192.168.50.12

よく使われるping

疎通例として出てくるので、よくみるping送信

ansible -i local/inventory app_servers -m ping

# 実行結果
192.168.50.12 | success >> {
    "changed": false,
    "ping": "pong"
}

192.168.50.11 | success >> {
    "changed": false,
    "ping": "pong"
}

任意のコマンドを送る

ansible -i inventoryファイル inventory内の任意のグループ -u ユーザ名 -m shell -a "任意のコマンド"

コマンドの実行

pwdでログインしたユーザのホームのPathを取得する例です。

ansible -i local/inventory app_servers -u vagrant -m shell -a "pwd"

# 実行結果
192.168.50.11 | success | rc=0 >>
/home/vagrant

192.168.50.12 | success | rc=0 >>
/home/vagrant

使い時

• 障害時の調査
• 設定の確認 など