Linux 基本コマンド

ファイル/ディレクトリ参照 ls

ls [オプション] [ファイル]

オプション
-a	隠しファイルも含め全て出力
-l	長 (Long) 形式で出力
-t	最終更新時間 (Time) によって、ソートをして出力
-r	逆順 (Reverse) にソートをして出力

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~$ ls -a
.   .bash_history  .bashrc  .config  Documents  .local  Pictures  Public  .sudo_as_admin_successful  Videos
..  .bash_logout   .cache   Desktop  Downloads  Music   .profile  .ssh    Templates
reiji@utm-ubuntu:~$ ls -l
total 32
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Desktop
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Documents
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Downloads
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Music
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Pictures
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Public
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Templates
drwxr-xr-x 2 reiji reiji 4096 Mar  9 07:54 Videos
reiji@utm-ubuntu:~$ ls -t
Desktop  Documents  Downloads  Music  Pictures  Public  Templates  Videos
reiji@utm-ubuntu:~$ ls -r
Videos  Templates  Public  Pictures  Music  Downloads  Documents  Desktop
reiji@utm-ubuntu:~$ 

コピー cp

cp [オプション] コピー元 コピー先

オプション
-i	処理を行なうときに確認をします。誤って上書きコピーすることを防ぐために利用されます。
-r	ディレクトリをコピーします。cp コマンドは基本的にファイルをコピーする機能のみですが、-r オプションを付けていると、ディレクトリの中にある全てのファイル・ディレクトリに対してコピーを行なうことができます。
-p	元ファイルの情報を保存します。ファイルには所有者・属性・更新日時など、ファイルに関するさまざまな情報があります。cp コマンドでコピーをすると、新しいファイルはそれらが全て新しい内容になってコピーされます。新しい内容を作成せず、古い情報を保持したままコピーを作成したい場合、この-p オプションを付けます。

移動・ファイル名変更 mv

mv 移動元ファイル 移動先ファイル

オプション
-i	処理を行なうときに確認をします。ファイルを上書きするときなど、-i オプションを付けていると、コンピュータが確認のための問い合わせをしてきます。誤って上書きされることを防ぐために利用されます。
-f	強制的に処理を実行します。一部の処理では、mv コマンドが確認の問い合わせをします。その確認を無視し、強制的に処理を実行するためのオプションが-f です。

ファイル新規作成 touch

touch ファイル名

オプション
-c	ファイルが存在しない場合、ファイルが存在しなくても新規ファイル作成はされません。

ファイルの削除 rm

rm ファイル名

オプション
-i	処理を行なうときの確認です。対象ファイルを本当に削除してよいか、確認のための問い合わせをします。誤って削除することを防ぐために利用されます。
-f	強制的に処理を実行します。ファイルによっては、削除に確認を求められる場合がありますが、-f オプションはその確認を無視して、強制的に処理を継続します。

現在地 pwd

pwd

移動 cd

cd [ディレクトリ名]

ディレクトリ作成 mkdir

mkdir ディレクトリ名

オプション
-p	階層的にディレクトリを作成できる

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice$ ls
food  fruits
reiji@utm-ubuntu:~/practice$ mkdir country/japan
mkdir: cannot create directory ‘country/japan’: No such file or directory
reiji@utm-ubuntu:~/practice$ mkdir -p country/japan
reiji@utm-ubuntu:~/practice$ ls country
japan
reiji@utm-ubuntu:~/practice$ 

ディレクトリ削除 rmdir

rmdir ディレクトリ名

オプション
-p	指定した階層までのディレクトリを一括で削除します。オプションを付けないで rmdir コマンドを実行した場合は、最下層のディレクトリのみ削除します。ただしいずれの場合も、対象とするディレクトリ内は空でなければなりません。

rm -r ディレクトリ名

オプション
-r	ディレクトリが空でなくても強制的に削除する

ファイルの中身を表示 cat

cat ファイル名

オプション
-n	行番号を付加して表示します。

ページャを使った表示 more less

more ファイル名

項目
スペース	次のページに進む
b	前の一画面に戻る
f	次の一画面に進む
/文字列	検索。n キーで検索結果をジャンプします
q	ページャコマンドを終了

less ファイル名

項目
スペース	次のページに進む
b	前の一画面に戻る
f	次の一画面に進む
↑	前の行に進む
↓	次の行に進む
/文字列	検索。n キーで検索結果をジャンプします
q	ページャコマンドを終了

ファイルの検索　find

find パス -name ファイル名

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ find ~ -name apple
/home/reiji/practice/fruits/apple

PATH環境変数に含まれるコマンドを表示

which コマンド名

ubuntu

/home/reiji/practice/fruits/apple
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ which cat
/usr/bin/cat
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ which sudo
/usr/bin/sudo

使えるオプションを表示

コマンド --help

マニュアルを表示

man コマンド名

grep検索

grep [オプション] 検索条件 [指定ファイル]

オプション
-e	文字列を検索パターンとして扱う。
-i	検索パターンと入力ファイルの双方で、英大文字と小文字の区別を行わない。
-v	検索パターンとマッチしなかった行を選択する。

ソート

sort [オプション] ファイル名

オプション
-r	逆順でソートする。
-k n	n 列目のデータをソートする。
-n	数値としてソートする。

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ cat score
yoshinori kawazu 85
keiichi oka 70
toru minemura 100
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ sort -r score
yoshinori kawazu 85
toru minemura 100
keiichi oka 70
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ sort -k 2 score
yoshinori kawazu 85
toru minemura 100
keiichi oka 70
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ sort -n -k 3 score
keiichi oka 70
yoshinori kawazu 85
toru minemura 100

連続した重複行の消去

uniq ファイル名

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ cat uniq-sample
AAA
BBB
AAA
CCC
CCC
DDD
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ uniq uniq-sample
AAA
BBB
AAA //AAAは２つあるが連続していないため、消去されない
CCC
DDD

置換 tr

tr 文字列 1 文字列 2

比較　diff

diff [オプション] ファイル 1 ファイル 2

オプション
-c	context diff 形式で差分を出力します。
-u	unified diff 形式で差分を出力します。

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ cat file1
test text
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ cat file2
test text
new line
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ diff file1 file2
1a2
> new line //異なる部分を出力
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ echo "minus" >> file1
reiji@utm-ubuntu:~/practice/other$ diff -u file1 file2
--- file1	2024-03-12 22:58:29.200642380 +0000
+++ file2	2024-03-12 22:54:41.041533846 +0000
@@ -1,2 +1,2 @@
 test text
-minus //　マイナスはfile2にない行
+new line // プラスはfile2にしかない行

【vi】ファイルを開く

vi ファイル名

※閉じる ESC→:q
※保存する ESC→:w
※保存して閉じる ESC→:wq
※強制終了 ESC→:q!

コマンドモード
:q	閉じる
:w	保存する
:wq	保存して閉じる
:q!	強制終了する
i	インサートモードに切り替える
a	インサートモードに切り替える
fn+BackSpace	カーソルの右側を削除する
h	左へカーソル移動
j	下へカーソル移動
k	上へカーソル移動
l	右へカーソル移動
0	カレント行の文頭へカーソル移動
$	カレント行の文末へカーソル移動
Ctrl + f	次のページへ移動
Ctrl + b	前のページへ移動
:行数	指定した行へ移動
gg	文頭へ移動
x	1文字削除
dd	1行削除
yy	1行コピー
nyy	n行コピー
p	カーソルの文字の次または次の行にペースト
P	カーソルの文字の前または前の行にペースト
u	カット、ペーストを一回取り消し（アンドゥ）
/検索文字列	文字列の検索
n	下方向へ再検索
N	上方向へ再検索
:対象の行 s/検索文字列/置換文字列/オプション	文字列を置換する

インサイトモード
ESC	コマンドモードに切り替える

文字列を出力する

echo [オプション] 文字列

オプション
-n	改行を抑制します。通常の出力は改行されますが、このオプションがあると改行されません。

ubuntu

reiji@utm-ubuntu:~/practice/shellscript$ apple=リンゴ
reiji@utm-ubuntu:~/practice/shellscript$ echo apple
apple
reiji@utm-ubuntu:~/practice/shellscript$ echo $apple
リンゴ