おーばーびゅー
Chromeの拡張機能、uBlacklistの基本的な使い方と、ちょっと応用した使い方について。
uBlacklistとは?
Google検索などの検索結果で、自分にとって要らないサイトを表示させなくする機能を追加するChrome拡張機能。
検索結果にあふれる広告まみれ、中身は他所のコピペみたいなサイトはうんざりですよね?
そういうサイトをブラックリストに登録し、今後表示させなくすることが出来る。
基本的な使い方
①検索結果からブロックする
検索結果の右上に表示される「このサイトをブロックする」を押す。
※以下は一例
ブラックリストに登録したサイトは、「このサイトのブロックを解除する」から解除もできるので、要るようになったら解除する。
②設定からブロックする
uBlacklistの設定画面を開き、テキストエリアにサイトのURLを貼り付ける。
このテキストエリアの中身=ブラックリストなので、①で登録したURLはここで確認出来る。
①だけで事足りるのでd、②は滅多に使わないかも…
応用的な使い方
uBlacklistでは、設定画面のテキストエリアで正規表現での指定ができる。
基本的には「要らないサイト>>>越えられない壁>>>要るサイト」なので、要らないサイトをブラックリストに登録よりも、要るサイトをホワイトリストに登録する方が効率的だったりする。
なので、正規表現を使って実現する。
正規表現の否定表現
正規表現で複数の文字列をテストするときは、括弧で囲ってバーティカルバーで区切る。
/(hello|world)/
そこに「否定」を追加するには、キャレットを先頭に追加する。
/^(hello|world)/
uBlacklistでは、「任意のパターンが含まれる」サイトをブロックするので、「任意のパターンの否定」を記述することで、それ以外のサイトを一括でブロック出来る。(表現ごちゃごちゃしてスマソ)
サイトのURLを指定する
パターンに自分に居るサイトのURLを追加していく。
言わずもがなだけど、正規表現なので.
は\.
にしたりする。
また、トップレベルドメイン単位でグループ化(/(abc|def)\.com/
)した方が、後で探しやすくなるのでオススメ。
ブロックを通り抜けるサイトの対策
上記の記載だけだと、github\.io
を通すようにするとuser-github.io
みたいなサイトが通ってしまう。
一方で、^(.+:\/\/(github\.io))
としてしまうと、user.github.io
のようなサイトまでブラックリストに登録してしまう。
そこで、正規表現を一工夫する。
①スキームの部分を指定する
ここはシンプルに?!.+:\/\/
だけでOK。
/^(?!.+:\/\/(github\.io)).*$/
②user.github.io
みたいなのを対応する
github.io
だけの場合とuser.github.io
の場合はホワイトリストに、user-github.io
はブラックリストに登録したい。
そのため、①のパターンに(.[a-z]+\.|)
を追加する。
これにより、パターンのテスト結果は以下のようになる。
URL | 正規表現 | テスト結果 |
---|---|---|
github.io | /^(?!.+://()(github.io).*$/ | false |
user.github.io | /^(?!.+://(.[a-z]+.)(github.io).*$/ | false |
user-github.io | :-( | true |
③完成系
基本形は以下の通り。
/^(?!.+:\/\/(.[a-z]+\.|)(github\.io)).*$/
自分はGoogleやmozilla、wikipediaなどが通るように以下で運用してる。
※投稿用に不適当なものは削除してあります
/^(?!.+:\/\/(.[a-z]+\.|)((android|github|google|java|microsoft|office|oracle|qiita|stackoverflow|teratail|twitter|yoututbe)\.com|(github)\.io|((amazon|github|kuronekoyamato|otsuka|sagawa\-exp)\.co|(jma|mod)\.go|(post\.|)japanpost)\.jp|(pixiv)\.net|(mozilla|nodejs|pypi|python|wikipedia)\.org).*$/