dockerのJenkinsコンテナでエラーが発生した場合の対応

概要

DockerでJenkinsをお手軽に作成して使っていたら、コンテナ再作成後エラーでログインできなくなったので、調べた内容をメモしておく。

エラー内容

下記のようなエラーが出た。

エラー内容

org.xmlpull.v1.XmlPullParserException: only 1.0 is supported as <?xml version not '1.1' (position: START_DOCUMENT seen <?xml version=\'1.1\'... @1:19) 
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.parseXmlDeclWithVersion(MXParser.java:2608)
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.parseXmlDecl(MXParser.java:2592)
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.parsePI(MXParser.java:2466)
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.parseProlog(MXParser.java:1447)
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.nextImpl(MXParser.java:1395)
    at org.xmlpull.mxp1.MXParser.next(MXParser.java:1093)
    at com.thoughtworks.xstream.io.xml.XppReader.pullNextEvent(XppReader.java:109)
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原因

おそらく調子にのってJenkinsの管理画面から自動アップグレードを行ってしまったからなのか・・・。
コンテナを再作成すると、アップグレード前の状態に戻るが、設定は永続化して残しているので、そこら辺でエラーになってるのではないかと思う。

対処方法

config.xmlを修正すると復活できるようです。

使っているコンテナ例)
https://hub.docker.com/r/reflet/docker-jenkins/
※ ここでのコマンド例は、「 docker-compose up -d 」で起動しているとします。

1. Jenkinsコンテナへ接続

コンテナ自体は、起動しているので接続して操作する。

ターミナル

$ docker exec -it jenkins bash

2. config.xmlの修正

ターミナル

$ cd /var/jenkins_home/
$ vi config.xml

　1行目のversionを修正 (1.1 -> 1.0)
　<?xml version='1.1' encoding='UTF-8'?>

$ exit

3. Jenkins再起動

ターミナル

$ docker-compose restart jenkins

4. Jenkinsのバージョンアップ

下記URLへアクセスして、管理者権限のあるユーザーでJenkinsへログインする。

http://loalhost:8080/manage
※　管理画面でJenkinsの自動アップデートを実行して、Jenkinsを再起動する

以上

参考サイト

• Jenkinsの起動後のエラー