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新卒社員がリモートワークで困ったこと

Last updated at Posted at 2020-12-08

新卒社員がリモートワークで気をつけたこと

今年就職したばっかりの初心者エンジニアの@redpineです。

出社してオフィス勤務をする社会人を想像して就職しましたが、情勢によりリモートワークメインの働き方となってしまいました。
就職する前に想像していた勤務イメージと異なる点が多く、戸惑いの多い半年間でした。
たまに出社して作業していると、本来はこんな風に勤務していたのかなと思うこともあります。

リモートワークとなり想像していた勤務イメージと異なってしまいましたが、半年かけて少しずつ適応できてきました。
そこで、半年間のリモートワークでどういう所に気をつけてきたかをまとめたので、
就職したけど仕事もリモートワークも初めてでどう働くことになるか気になる人は参考にしてみてください。

困ったこと

テキストチャットで相手の感情が読めない

入社して配属されると、上長や先輩方などこれから一緒に仕事をする人が決まります。これからどんな人と一緒に仕事をするのかは、新卒社員共通の気になる事柄ですよね。今まではオフィス勤務であったため、会話をすればなんとなく人柄は掴め、普段の業務や飲み会などのコミュニケーションを通じて、どんな感じの人か掴んでいけるものです。しかし、リモートワークメインになることによって、上長や先輩がどのような人か掴めない人は多いのではないでしょうか?
私が想像していた社会人の一日は、出勤時の挨拶から始まり、業務中はオフィスを人が行きあって連絡等していて、退勤後は飲み会等で交流するというものでした。その過程の中で先輩の人柄を掴んでいくと思っていました。

・実情

入社してからすぐリモートワークであったため、先輩社員の人柄を掴む機会が少なかったです。そのため、先輩がどんな人であるか分かりませんでした。
そんな状況でやり取りをしていると、文章中の些細な表現が気になってしまい、対応に困るといったタイミングがありました。
加えてテキストだと感情が分かりにくく、どういう意図であるのか掴めませんでした。
そのため、相手にどうレスポンスを返せばよいかも分かりませんでした。
普段、表情や声色などからも感情を読み取っているので、テキストだけだと冷たい印象で受け取ってしまいがちでした。
ところが通話をすれば、自身がテキストから受け取った印象と声色の印象が違うことが多く、やりとりしていた内容についてもとても丁寧に教えていただけました。

・心がけ

仕事を通じ、多くの方と関わったことで、相手の意図が分からない不安は減ってきました。なのでテキストコミュニケーションの不安を減らすには、相手とのコミュニケーション回数をこなして、どのような人であるか掴むのが大事だと思います。この人はこういう文章表現をするんだなということが分かれば、やりとりの最中に感じる不安は減りました。
加えてテキスト以外にも通話などで積極的にコミュニケーションを取ると良いです。通話の方が意図を伝えやすいので時間短縮になりますし、人柄を掴む面においてもすごく効果的でした。
自身と関わりが少ない方とコミュニケーションを取る際には、自身が冷たい印象で取られないように言葉遣いなど表現に気を付けていきたいところです。

周りがどう仕事進めているか分からない

配属後、研修が終わると少しずつタスクを任せてもらえるようになってきます。毎日行うタスクから案件のようなタスクまで色々あると思います。自身が担当するタスクをこなせるようになってくると、先輩方はどれくらいで終わるのだろう、どれくらいのタスクを持っているのだろう、タスクの管理方法、関係者への連絡内容は...など、タスクに関する色々な疑問が出てくるでしょう。
私は、仕事の進め方は先輩の仕事の様子から徐々に学んでいくことができると想像していました。しかし、リモートワークでは、そのような様子を見ることができません。

・実情

日々のタスクに慣れてくると、タスク自体はこなせているけど、かけている時間は適切なのか、このやり方で合っているのか気になり始めました。
リモートワークであるため、タスクを進めている姿が先輩の目に写りません。そのため、普段の業務に対して指導を受ける機会は少ないです。そこで私は作業を見守っていただいたタイミングで進め方についてアドバイスをもらっていました。
また、先輩の仕事をしている様子を見る機会がないので、仕事の雰囲気もつかめないままでした。特に、先輩社員同士がどう仕事を進めているのかは知っておきたかったので、そこが見えにくくなったのは想定外でした。
出社や画面共有、同じ会議に参加することで、先輩方の仕事の進め方やテクニックを学ぶことができましたが、学べる機会はリモートワークによって少なくなくなってしまったのではないかと思っています。

・心がけ

業務の進め方などに疑問が出たら、普段どう進めているのか相談する、先輩に時間を取って頂いて作業を見てもらうなど、自分からお願いすることが大事であると気づきました。
一人で業務進めていても疑問は出にくいと思うので、画面共有してもらっている時や会議の際にどんなことしているのか見ておくのが良いです。
例えば、お昼休憩のタイミングも勝手にお昼=(12:00~13:00)と思っていましたが、先輩の退席タイミング等見ていれば、自由にとって良いんだなということに気づきました。このようにアンテナを張れば色々なところに学べることは落ちていました。
また、先輩が出社する日付に合わせて出社すれば色々教えてもらったり、どう仕事を進めているかも掴めたりはします。そのため自分からお願いする姿勢さえあれば、出社リモート問わず色々な情報を得ることができます。
今となっては、早めにツールやテクニックなどを質問していれば、日々の業務をもっと効率よく進めることができたと思っています。

相談がしづらい

社会人は報連相が大事であるとは色々なところで言われています。特に新卒社員は初めての業務だと分からないことがたくさん出てきて相談する機会が多いと思います。うまくいかないけど、どこが悪いのかも分からない!というときもあるのではないでしょうか?
そんな時、相談内容をまとめるのも難しいですね。言葉や文字だけではなく、図や画面を使うと説明しやすいです。実際、相談事項が出たら、先輩の様子を伺いながら席まで行って色々見せながら相談するというのを想像していました。
ですが、リモートワークにより先輩の様子は分かりづらいし、何か見せながら相談というのも難しくなりました。

・実情

システムに関する疑問から業務の進め方に関する疑問など様々な相談事項が出てきました。
自身がある程度把握できている内容であれば相談箇所や共有すべき内容もはっきりしますが、既存のシステムの仕様や業務の進め方などは、質問するしかありません。しかし、現状の説明ができなかったり、共有すべき情報が抜けていて確認の手間をかけてしまったりしました。また、そもそも相談すべき事項に気づけないときもありました。
他にも相談する際に先輩社員に声をかけづらかったので、周りの方がどんな相談をしているかや普段の業務の進め方などを見て、相談の仕方を掴んでおきたかったです。

また、相談相手の状況が見えないので、声をかけてもよいのか、返事がもらえる状況なのかの把握ができませんでした。
一方、出社した際には、相談したい相手の様子が分かるため、相談のタイミングも図りやすく、画面を見せて現状の説明など色々な手段で相談が取れるため、相談しやすかったです。

・心がけ

相談内容整理用のフォーマットを作成するのがオススメです。フォーマットの内容に沿って、書いていくと自ずと内容が整理できたので、相談に必要な情報が抜けないようになってきました。
相談する内容を整理するようになってから相談することに自信がつき、相談のしやすさが変わりました。
例えばコードの相談はどの処理から内容を伝えるかが大事であったので、各処理がどう関係しているのかを意識して整理すれば伝えるべき内容がまとまってきました。特にバグが出た際の相談の場合は、行なった処理をしっかり伝えなければバグの原因を特定できないので、内容整理はとても大事でした。
うまく文章にできないのであれば、スクショを使う、通話を使うなど、テキストチャットだけが相談の手段ではないので、適した手段を考えることが大事だと分かりました。
また、相談したい相手の状況が分からないということは、相手もこちらが困っていることは分からないということに気づきました。なので、まずはチャットを飛ばして自身の状態を伝えることが大事です。ただし、急に連絡が来ても即座に対応できないことが多いと思うので、相談が必要になったタイミングで早めに連絡を入れるようにしましょう。
そのため、自身の状況はスケジュールに入力したり、共有できるタイミングで共有したりと、周りの人から状況がわかるようにしています。

家が仕事に快適な環境ではない

就職のタイミングで一人暮らしを始める人は少なくないと思います。オフィス勤務を想定していたため、自宅に仕事をする環境を用意していなかった人もいるのではないでしょうか?配属先は新しいオフィスだったので勤務を楽しみにしていましたが、残念ながらリモートワークになってしまいました。
そのため、自宅に作業スペース、椅子、インターネット回線はもちろんのこと、細々とした道具等を揃える必要が出てきました。私はプライベートでもPCを使用するため、机、椅子、インターネット回線は用意していましたが、そうでない人は、一から準備などが大変そうです。

・実情

就職に合わせて一人暮らしを始め、ネット開通までは置くだけWiFiをレンタルしていました。しかし、1日2,3回は再起動が必要であるなど回線が不安定でした。
時には会議中に接続が切れてしまい、会議を止めてしまうこともありました。
賃貸の場合、回線引き込みの工事が必要であり、工事内容次第では開通までの期間が長くなったり、大家が工事自体をさせてくれなかったりします。私は個別の回線を引こうと交渉していましたが、回線工事のやりとりによって思ったよりWiFi利用期間が長くなってしまいました。さらに、回線工事の許可が降りず、結局マンション共有の回線を利用しています。

他にはプライベートでPCを使うため、机や椅子は準備していました。そのため、PCを使って仕事をする環境については問題ないと思っていましたが、出社時に比べて、周囲の音や周りに人がいるいないなど、集中力や緊張感に差が出ました。やはり仕事をする環境としては、オフィスが色々と整っているので、定期的に出社して気持ちの切り替えをしたいです。

・心がけ

インターネット回線は早めに手続きしておくと良いです。開通が長引くほど不安定な環境で仕事を行うことになるので、リモートでの作業品質が下がってつらかったです。
例えば、通話中に音が途切れると意思疎通もやりづらいので回線の準備はしっかりしておきましょう。
また、椅子や机は仕事のしやすさに直結するので用意してください。ちゃぶ台で作業していた時期は腰がつらかったです。色々な方に言われますが、姿勢がしんどいと退勤した後に体にすごい疲れが溜まっています。
周囲の音が気になる場合はイヤホンがオススメです。周囲の音で集中が乱されることが減りました。緊張感に関しては、他人から見られている状況が大事だと思ったので、作業進捗等を細かく報告して自分の状態を共有するようにしています。
出社して先輩方を見ていると、キーボードだったり、ノートPCを置く台座だったりを用意されていたので、作業効率upのためにそういった設備を揃えていくのも良いなと思っています。

逆にリモートでよかったこと

退勤したらもう家にいること

出社していると定時で仕事が終わったとしても、家に帰ることができるのは何時になるでしょう。帰宅ラッシュに遭遇してしまうと電車に乗れなかったり、満員電車に揉まれながら帰ることになったりするかもしれません。東京だと、電車はとても混雑していそうですし、よく電車が止まるイメージもあります。帰りたいのに帰れないという状態になってストレスが貯まってしまうかもしれません。

リモートワークでは、退勤すると既に家にいます。
そのため、帰宅にかかる時間を自由な時間に充てることができます。
また、残業する必要があったときに帰宅時間を考えなくてもよいので、作業に集中できました。
ただ、退勤後にタスクが気になってしまったので、やるやらないのメリハリをつけることが大事です。

最後に

入社から早くも半年以上が経過し、思ったより早く一年が終わりそうなことに驚いています。
想像していたオフィス勤務ではなくリモートワークでスタートした新社会人生活ですが、徐々に慣れてきました。リモートワークはオフィスに出勤しなくて良いから楽であると思っていましたが、想像通りにいかないことの方が多かったです。
特に周りの状況が見えないので、声をかけにくかったり、自分の状態を伝わりにくかったりすることは新卒社員としてとても困りました。しかし、自分から積極的に先輩方に声をかける姿勢があれば周りの様子が見えない状態はカバーできてきたので、リモートワーク環境下では積極的にコミュニケーションを取りに行くことが大事でした!
加えて、リモートワークにうまく適応できるようになってくると、退勤後に自由な時間が取りやすいことにも気づけました。

いつまでリモートワークが続くかは分かりませんが、
他人に自分の状況を伝えることを意識してコミュニケーションを取ればなんとかなります!
これからも頑張っていきましょう!

明日は@osunu-kさんの「食べログフロントエンドのリプレース戦略」です。お楽しみに!!

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