22
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

BigQueryのデータをLookerStudioでビジュアライズする

Last updated at Posted at 2022-12-01

好きなモノは酒と女とラーメン、LIFULLのてぃば(@rechiba3)です。

はじめに

この記事はLIFULL Advent Calendar 2022の2日目の記事です。

今回はBigQueryのデータをLookerStudioでビジュアライズする記事を書きます。

※データポータル(英名DataStudio)と呼ばれていたGoogleCloudの無料BIツールはLookerStudioと改名されました

BigQueryのデータをLookerStudioに連携させる

まずはBQに格納されているデータをSQLワークスペースを使って取り出します。

  1. GoogleCloudのSQLワークスペースを開く

  2. 任意のプロジェクトとデータセットを開く
    qiita-chibar-001.png

  3. 画面中央に、データセットに含まれているフィールドが一覧で表示されるので、フィールド名を参照しながら画面右側のクエリ実行画面にSQLで呼び出したいデータを記述する

  4. クエリ結果画面に実行結果が表示される

  5. データを探索>Looker Studio で調べるを押下
    qiita-chibar-002.png

  6. 自動的にLooker Studioに遷移して先程のクエリ結果がビジュアライズされて表示される
    68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f38363436312f34346530393633382d333633372d373333322d333462312d3137353766386436393566652e706e67.png

以上です。
ここまでが複雑な操作なしでできることがもう素晴らしいし、これだけでやっぱクラウドサービスはGCPにしようかなぁ〜って気持ちになりますね。

扱える人が限られないように、どんどん可視化して課題発見の武器を増やすこともサービス企画職の自分の職務だと思っているので、さらに見やすいように加工をしていきたいと思います。

Looker Studioでビジュアライズする

ここからがデータ可視化稼業の腕の見せどころ💪

今回は新着物件通知メールの成績をビジュアライズしてみましょう。

新着物件通知メールとは?

私が携わるサービス、LIFULL HOME'Sにはいくつものユーザー向けに配信するメールが存在します。
サイトに訪問していないときのユーザーをサービスを繋ぐ大事な役割を持っており、コミュニケーションを取れるチャネルです。
その種別のうちの一つ、「新着物件通知メール」はLIFULL HOME'Sに掲載された物件のうち、ユーザーが希望している保存した条件の物件情報をメールで送信する機能です。

では、実際にデータを加工していきましょう。

  1. まずはフィルタリングをします。グラフや表を選び、右カラムに出てくる設定>フィルタ>フィルタを追加を押下します。
    qiita-chibar-006.png

  2. 「フィルタの作成」と表示されるので、フィルタ名を任意で付けて、条件を入れます。

今回は、上述した「新着物件通知メール」のみで絞り込みたいので、メール種別を新着物件通知メールに絞り込む条件を入力して保存します。
qiita-chibar-004.png

保存すると、フィルタに作成したフィルタ名が反映されています。
qiita-chibar-005.png
このフィルタは、一度作ると同じシート上で他のグラフや表にも反映することができるので、一つ作ると応用が効きます。

しかし、このページをブラウザで開いたときの描画にそれだけ時間がかかる、と思ってください。
SQLで出力する時点である程度出したいデータのイメージして、その条件で抽出しておくほうが望ましいでしょう。

サービスの数値は一日のはじまりに見るものです。
毎日の健康管理だと思ってください。
そこに、「描画が遅い」「パソコンに負荷をかける」「見づらい」などの障害があるだけで、データを見る習慣というものは失われてしまいます。

ビジュアライズするときには、必ずどうゆう状況でいつ見るかを想定したうえで加工しましょう。

3.期間設定を追加します。上部のツールバー、コントロールを追加>期間設定を押下します。

qiita-chibar-007.png

すると、抽出されたタイムスタンプなどの日付データに期間フィルタを設定することができます。
例えば、日次で見る表であったり、四半期だけを表示する棒グラフだったりと、そういったコントロールが可能です。また、シートを作った人だけではなく、このシートを見る閲覧者も自由に日付や期間を変えてデータに触れることが可能になるのです。
魅力的ですね!

他人に出してもらえた数値だけではなく、自分である程度触れるほうが、課題発見の仲間を見つけることができます。
これらの要素を組み合わせて、毎日のデータの健康チェックができるようになりました。

lpg_note_20220127_004.png

GoogleCloudでスケジュールを設定すれば、毎日最新の数値も見ることができます。
さらにアップデートがかけられる分野なので、これからもBigQueryとLookerStudioと仲良くできるようにがんばります💪

過去に取り組んだデータ可視化記事

22
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
22
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?