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SESとサッカーから学んだ、コミュニケーションにおいて大事にしている個人戦術3つ

Last updated at Posted at 2022-12-20

この記事はPHC BXC Advent Calendar 2022 20日目 の記事です

はじめに

わたしはPHC株式会社メディコム事業部ビジネストランスフォーメーションセンター(BXC)に所属しており、その中の開発チームでテックリードをしています。
週末は子供が通うサッカー少年団でパパコーチをやってたりもしています。
前職はいわゆるSESで請負だったり客先常駐だったりで開発をしていました。
わりと一現場に長くいた方だったので、そこまで多くの現場に行ったわけではありませんが、
どこに行っても、わたしが来てからチームが明るくなったとかやりやすくなったとかそんな感じのことを言われることがそこそこありました。(リップサービスも多いとは思いますが…)
わたしはエンジニアってコミュニケーション能力いらんやろってこの業界に入った部分もあるので、もともとそういうことが得意というわけではありませんし、今も得意だとは思っていません。
ただ、組織やチームが動いていく上でチケット化されない部分で何かチームに貢献できないかと心掛けていることがあります。なので「大事なこと」ではなく「大事にしていること」です。
ワールドカップ熱の最高潮の中で書いているので、個人戦術とします。

コミュニケーション is 何?

コミュニケーションって普通にみんな言うけど本質なんやねん って常々思っていたんですが、大学受験時に使っていた単語帳には 相互理解 と訳がありました。
わたしが今まで見た中ではこれが一番しっくりきています。

相互 というのがポイントだと思っています。
自分を理解してもらうのは当然大事なことなのですが、相手を理解しないことにはコミュニケーションは成立していないということです。

コミュニケーション能力という言葉がありますが、コミュニケーションとはお互いの持ち物なので、誰かがコミュニケーション能力が高い、あるいは低いなんて一概には言えないものだと考えています。
サッカーにおいてパスは出し手と受け手がいて初めて成立するものです。
A地点からB地点にボールを同じ軌道で同じ速さで届けたとしても、B地点に相手がいたら パス と呼ばれ、B地点に誰もいなければそれはただの キック でしょう。相手がいるということは受け手の状況に合わせたキックの強さでなければいけませんし、出し手に合わせた位置取りと準備をしなければパスはうまくいきません。
コミュニケーションはまさにそれと同じだと思っています。
ただ、パスを成立させるにはやはり出し手はキックの技術が高い方が良いですし、受け手はボールを止める技術が高い方が良いでしょう。

進むチームになるための3つのこと

根本の技術を磨くのには時間がかかりますが、戦術は頭に入れておくだけで割と実践ですぐ役に立つことがあると思います。
冒頭でちょこちょこいろんな職場に行ったと書きましたが、大体どこに行っても共通して役に立ったかなーと思える個人戦術がいくつかありました。
わたしがそのコミュニケーションにおいて大事にしたい個人戦術のうち3つを紹介したいと思います。

1.ちょうどいいあいさつ

小学生じゃないんだからと思いますが、すべての始まりはあいさつかなと思います。あいさつ大事です。
あいさつはコミュニケーションにおいて数少ない、誰もが必ず出し手になれるコミュニケーションです。自分がどんな人間であるかをこれだけで伝えましょう。
ここで大事なのは 大きな声ではきはきと とかそういうことではありません。
仕事の上でのあいさつの目的は「これからお互いいい仕事しようぜ」の初めの一歩です。自分のキャラクターに合っていることが大事なので正解は人それぞれではあるのですが、相手に何をわかってほしいかだけ頭に入れていればOKだと思います。

わたしにおいては日々伝えたいことは以下です。

  • 敵意がないこと
  • 相手を受け入れるようとしていること
  • 失敗が許容される場所であること
  • 冗談を言いそう/受け入れそうな人間であること

なので、ニコニコしすぎず、ハキハキしすぎず、軽すぎず、ちょうどいい感じのトーンで行っています。
どれもやりすぎるとちょっと圧が出てしまうので度合いは人によりますが気をつけましょう。

初対面でも日々のあいさつでも朝会でも重めの内容のMTGの開始時でも同じです。
暗い話こそスタートはちょっと明るくやりましょう。

話はズレますが、あいさつしない人に対してあいさつしようよとかそういったことはまったく思っていません。人間なのであいさつが苦手な人もいると思いますし、気分が乗らないときもあります。

2.すぐやる

サッカーにもそうですがチームにはムードメーカーがいます。
良くも悪くもチームの誰かが空気を作る(作ってしまう)ので、悪い空気になりそうなら空気は作ってしまう方が楽です。
空気を作るには日々出てくる「これやる?やるなら誰がやる?」ってなったときに継続して自分がやっちゃうのが非常に簡単です。
誰かがすぐやる、まずやることでチームは少し前向きになります。
やることでチームが後退することはそれほどないですし、ダメならダメで、やらなかったときにわからなかったダメだということがわかったという大事な結果が得られます。
すぐやると言うのはサッカーで言うところのセカンドボールを拾うことと近いかなとも思っています。セカンドボールを拾えるチームは試合の主導権を握れます。積極的に拾いに行きましょう。
また、ムードメーカーは走ることが大事です。サッカー日本代表でいうなら長友選手です。
ブラボー! にあれだけ訳のわからない説得力があるのも、彼が本気でチームのために走っているのが日本中に伝わっているからです。
走りましょう。

3.相手の話を聞いて理解する

コミュニケーション is 何?の項目にも書きましたが、これがほとんどすべてかなと思います。
自分を理解してもらいたいとして、相手のことを理解しないうちに自分を理解してもらうというのはまあまあ贅沢なお願いだよなあと感じています。
サッカーは集団で連続してプレーをする以上、相手の意図を理解し続ける必要があります。
そのために試合の前も後も試合中もそれについて話し合い続けます。今回の日本代表はそれを突き詰めたチームだったようです。

突拍子もないような依頼やそれは良くないだろと思うようなお願いや成果物でも、背景や理由を詳しく聞いてみると案外そうでもないことが多々あります。
人間がやることなのでそれなりに背景や理由があるはずです。まずはそれを相手に聞いてみて理解する、それから自分の考えを伝えてみましょう。

また、逆も同じで自分の考えを伝えるときも背景や理由を伝えるのが大事です。
「Aでなく、Bの方が良い」ことを伝えるときは、相手もその理由がわかる方がより早く軌道修正がしやすいと思います。

まとめ

ここまで長々と書いて身も蓋もないことを書きますが、他人と理解しあうなんて基本的には不可能だと思っています。わたしは家族の考えていることだって話さないとわかりません。
自分を理解してもらうというのもすごくハードルが高いと思います。
だからせめて、わたしは相手を理解しようとすることくらいは日々取り組んでいこうと思っています。

終わりに

PHC株式会社のBXCはわたしがこんなムーブをする必要がないくらい活気があり良いチームが多いです。
チャレンジが推奨される環境なので個人もチームも成長していける職場です。
一緒にチャレンジできる仲間が増えると嬉しいです。一緒にチャレンジしましょう!

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