はじめに
最近TypeScriptに入門したのですが、どうせ勉強するなら新しくてイケてる環境を作りたい!ということで、今回はvscode+bun+biomeでいい感じの環境を作っていこうと思います!
イケてる環境とは?実現したいこと
- TypeScriptが動く環境をサクッと作りたい
- ライブラリのインストールやテストの実行が爆速の環境を作りたい
- vscode上で「ctrl + s」でセーブした時にLintやFormatが自動で効くようにしたい
環境
- Windows(wsl2)
- vscode
作成方法
bunのinstall
今回はwsl2上で行うのでLinux用のコマンドでインストールします。windowsやmacの方はInstallationのページを見て適宜読み替えてください
$ curl -fsSL https://bun.sh/install | bash
bunでのプロジェクト作成
bunを使ってプロジェクトの初期設定を行います!基本的にはbun init
を使うのですが、Next.jsなどよく使うものはbun側でTemplateを作成しているので使ってみましょう!
# bunのプロジェクト作成コマンド
$ bun init
# Next.jsの場合はこっち
$ bun create next-app .
biomeのインストール
bunでbiomeをインストールする
Linter&Formatterのbiomeをインストールします。後々vscodeの機能でコードのオートフォーマットなどを実現するために必要です。
$ bun add -d @biomejs/biome
設定ファイルを出力する
下記のコマンドで設定ファイルbiome.jsonc
を出力することができます!
biome init --jsonc
vscodeの設定
biomeの拡張機能のインストール
vscode上のExtensionsでbiome
と検索し、拡張機能をインストールします。
vscode/settings.jsonの設定
この設定で実現するのは以下
- デフォルトフォーマッターをbiomeに設定する
- ファイル保存をしたらフォーマットされる
- biomeを使って自動でフォーマットをかける
- biomeを使ってimport文を自動でフォーマットをかける
- ファイルを1秒後に自動保存する
{
"editor.defaultFormatter": "biomejs.biome",
"editor.formatOnSave": true,
"editor.codeActionsOnSave": {
"quickfix.biome": "always",
"source.organizeImports.biome": "always"
},
"files.autoSave": "afterDelay",
"files.autoSaveDelay": 1000,
}
(おまけ)bunでyarn.lockを出力する
bun.lockbは、Bunのロックファイルで、速度向上のためにバイナリ形式となっています。人が読める形式のロックファイルを出力するには、bun install -y
コマンドを使用してyarn.lock
を生成する必要があります。
ライブラリをインストールした際は、同時に下記コマンドを実行することをおすすめします!
$ bun install -y
→yarn.lockが出力される
おわりに
biomeなどのFormatterなどが最初からちゃんと設定してあるとコードの品質が統一されやすくなりますね!
bunのオールインワンパッケージの思想も開発初期のスピードを高めてくれるのでとても好きです!
ぜひ試してみてください!