ご挨拶
Qiita初投稿です。お見苦しいところ多々あると思いますがどうぞまったりと見ていただければと思います。
今回の記事では自分の恥をさらし、今後CKA受験を予定されている方々へお役に立てればと思っています。勉強方法というよりは、自分が慌てた部分を重点的に書いていければと思います。
今回の失敗の結論
- エンジニアたるもの英語はちゃんと勉強しよう!
- 注意事項はちゃんと読もう!
- 常に最新の記事を参考にしよう!
- 試験のセッションが切れても最後まで諦めてはダメ!
前置き
CKAとは
Certified Kubernetes Administratorです。kubernetesを使う上で登竜門的な資格になります。
いろいろな方々が解説しているので、詳しくは他のCKA受験体験記を見てみてください。
勉強方法
参考までに自分がやったことを書いておきます。
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kubernetes完全ガイド第2版 1~12章
- 説明不要の神本です。podやdeploymentの説明が日本語で(自分は英語よわよわなので超重要)詳しく書かれています。分厚く見えますが図がたくさん載っているからなのであまり気にしなくても大丈夫です
- 自分は前半部分の基本的なkubernetesのリソースの解説しか見ていません。
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udemy
- みんな受けているやつですね。教材の中のハンズオンがめちゃくちゃいいです。pod等のkubernetes resourceの概要は完全ガイドでつかんでいたので、動画は見ないでハンズオンを2周しました。今振り返ってみるとハンズオンは1周のみで、後述のkiller shellを早くやれば効率よかったかも
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killer shell
- 最重要です。 CKAを申し込むともらえる試験シミュレータ―で、36時間*2回分付与されます。
- 試験より難しいのでこれが全部理解できれば受かるなーって感じです。自分の場合は1回目で答えの解説見て理解を深めつつ、2回目で知識の確認を行いました。
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kubernetes.ioでの検索に慣れておく
- ブックマークを作成しておくことができなくなっているので、左上の検索ボックスで検索する癖をつけたほうがいいです。
- ハンズオンやkiller shellも答えをすぐに見るのではなく、kubernetes.ioで検索、記事を見る。という流れを続けていれば自然と慣れてくると思います。
CKA受験時の変更点・注意事項まとめ(2022/10時点)
情報収集のために様々な合格体験記を見てきましたが、いろいろ変わっていて戸惑いました。これからも変わっていく可能性は大なので、必ず最新版のドキュメントを確認するようにしましょう。
受験の際は1画面のみ
古い受験体験記では2画面OKとありましたが、現在は1画面のみのようです。15インチ以上を推奨しています。
killer shellで試験と同様のUIを確認できますが、13インチのノートPCの画面サイズだと厳しいサイズ感だと思いました。
PSI Security Browserの利用
前まではChromeだったようですが変更になっています。Chromeが使えないのでブックマークを作成しておくことが不可能になっています。
起動した後プロセスチェックがあり、PSI Security Browser以外のプロセスを切らないと試験が始められないです。windowsでwsl2などを使用している場合、ハイパーバイザーをoffにする必要があります。めちゃくちゃ焦るので事前に確認しましょう。
本人確認
運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどは1点で済みます。(2022/8 以前ではパスポート以外は免許証+クレジットカードなど2点での確認だった)
当たり前ですが、身分証の名前と、試験チェックリストに入力された確認済みの名前(verify name)と正確に一致している必要があります。(ここが悲劇の始まりでした。。。この体験記を読んだ後受験される方は必ず確認してください。)
本題
ここからが失敗談になります。
PSI Security Browserのセットアップに躓く
PSI Security Browserをインストールして使います。事前にプロセスチェックがあるためPSISecurity Browser以外のすべてのプロセスを切らなければ試験官とやりとりすらできません。自分はwsl2を使っていることもありハイパーバイザーをオフにしなければならず、時間がなかったためサブのPCを使い対応しました。
この時点で試験を受ける時間ギリギリになっていました。
試験官とやりとりできない
英語がよわよわな自分が申し込んだのはもちろんCKA-JPでした。こちらの試験は日本語で問題が出され、試験官も日本語で会話してくれます。しかし、来たのは英語の試験官でした。
めちゃくちゃ焦りました。。。試験官が何を言っているのかさっぱりわかりません。そもそもJPを申し込んでいるのになぜ英語の試験官が来るのか意味が分かりませんでした。
うまく意思疎通ができない中、試験官が「IDが確認できないから試験が受けられない 」と言っていることがわかりました。プロセスをすべて切っているので、翻訳ツールにコピペすることもできず、どのように対応すればいいのかも聞けません。どうすることもできない自分にはPSI Security Browserを閉じるしかありませんでした。
受験できず、途方に暮れる
原因もよくわからないままセッションを切ってしまい、受験時間も30分以上過ぎてしまいました。
もう受験することはできない。そう思っていました。
Twiterで受験できなくて落ち込んでいるところ、フォロワーさんから励ましの声をいただき、何とか原因を探るべく規約をもう一度見直しながら試験が受けられなかった原因を調べました。
試験が受けられなかった原因:verify nameが間違っていた
事前設定のページを確認すると登録しておく名前をローマ字表記で書いてしまっていました。英語の試験官には運転免許証を提示しましたが、免許証の漢字表記の名前と登録していたローマ字表記の名前とが完全に一致していなかったために試験が受けられなかったみたいでした。
この時点ではまあ2回目も無料で受けられるし、しょうがないかなーなんて思っていました。
PSI Security Browserを再起動してみる
受験規約を翻訳を通して再度調べながら、なんとなくPSI Security Browserをもう一回起動してみると、試験官とのセッションが復活しました。 試験開始予約の時間は2時間以上過ぎていましたが、verify nameを漢字表記にしたところ、ちゃんと日本語の試験官になりました。
※CKA-JPを申し込んでもverify nameに登録した名前がローマ字表記だと英語の試験官になる可能性がある、ということなんでしょうか?
受験、そして合格
急遽もう一度準備を行い、無事に受験することができました。一回諦めていたしメンタル的にボロボロでしたが、何とか合格することができました。
ちなみに、受験中に仮想コンソールの中のFire Foxでctrl+Fの検索機能が使えなくて焦りました。killer shellではブラウザ内で任意の場所に検索で飛べたので、ブラウザ内検索の方法がわかる方いたらコメントで教えて欲しいです。
終わりに
タイトル通り失敗だらけでしたが何とか合格できました。最初の結論でも書いた通り、英語ができてちゃんとドキュメント読んでいればこんな失敗はなかったと思います。今後受験を控えている皆様のお役に立てれば幸いです。
CKA受験のアドバイスをくれた同僚、Twitterで励ましてくれたフォロワーの方、試験中に静かにしてくれた家族に感謝します。
また次も頑張ろうと思います。