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fishでdotfilesマネージャdotを使う

Last updated at Posted at 2018-03-26

経緯

最近メインのシェルをzshからfishに乗り換えました。
私はdotfilesの管理にdotというdotfilesマネージャを使用していました。しかし、dotはbash/zshにしか対応していないためfishでは使用できませんでした。

そこで、fishでもdotを使えるようにしてみました。

fishはbash/zshと互換性が無いため、1からfishで作成するのは諦めました。
bashなら大抵はどの環境にも入っているはずなので、bash版dotのラッパー関数として作成しています。

実行のたびにdotをインストールしてコマンドを使用する仕様になっていますが、あまり重い処理をしているわけではないですし、暫く使ってみても特に問題が無いようなので公開しました。

前提ソフトウェア

bash版のラッパー関数なのでbashが必要です(大抵の環境にはあると思いますが)。
また、インストールにfisherが必要です。

  • bash
  • fisher

インストール

以下を実行するだけでインストールできます。

fisher install re3turn/fish-dot

セッティング

実行するためにはdotリポジトリも必要になります。
~/.dotにdotリポジトリをクローンする場合は以下の様にしてください。
your_usernameの部分は各自のアカウント名に変更してください。

git clone https://github.com/ssh0/dot ~/.dot
set -U DOT_REPO https://github.com/your_username/dotfiles.git
set -U DOT_DIR ~/.dotfiles
set -U DOT_SCR ~/.dot

fish-dotでは、dotで必要な環境変数に加えてdotリポジトリのクローン先のディレクトリパスを定義します。

環境変数 説明
DOT_REPO 自分のdotfilesリポジトリのURL
DOT_DIR 自分のdotfilesリポジトリのクローン先ディレクトリパス(フルパス)
DOT_SCR dotリポジトリのクローン先ディレクトリパス(フルパス)

bashやzshの場合、~/.bashrc~/.zshrcに環境変数を設定しますが、fishの場合ユニバーサル変数として一度定義すればよいです。ユニバーサル変数は、明示的に削除しない限り、fishプロセスを終了したりOSを再起動しても永続的に定義されます。

使い方

使い方はbash、zsh版と変わりません。
使い方の詳細は製作者様の記事を参照してください。

タブ補完

dotコマンドのサブコマンド、およびオプションはタブ補完出来るようにしています。
dotと打ったあとにTabを押すとサブコマンドが補完できます。
dotコマンド単体、またはオプションを持つサブコマンドの後ろに-を打ったあとにTabを押すとオプションを補完できます。

fish-dot2.gif

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