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AWSアカウント開設からサーバ構築まで

Last updated at Posted at 2020-04-17

AWS構築時の作業内容のメモ。

AWSアカウント開設

無料で利用できる日本円での請求代行に加え、AWS利用料5%割引が使える「クラスメソッドメンバーズ」を利用してアカウント開設を行いました。
理由として、スモールスタートしたかったので、最低料金や請求代行費用が掛からない企業を探していた為です。
アカウント開設は専用フォームに必要事項を入力するだけ。私の場合は1営業日後にはアカウント開設が終わっておりました。

アカウント開設後の初期設定

本来であれば、サブネットの構築などやることがあるのですが、ほぼ終わっておりました。。

今回構築する内容

2020-02-10_14h43_25.png

社内利用のEC2サーバを1台構成するのみです。
社内用ですので、本番運用時は直接インターネットには接続しないようにし、時刻調整やWindowsUpdateなどの場合のみインターネット接続するようにします。

本当はサブネットを3つに分けるつもりはなかったのですが、初期設定で3つ作成して頂いていたのでそのまま使用することにし、下記の構成とすることにしました。(黄色枠部分のVPCを追加)

実際の構築:EC2

EC2は下記の操作でインスタンスを作成します。
[EC2 - インスタンス - インスタンスの作成]
2020-04-17_14h04_10.png

Windowsの日本語OSを使用する際は下記の指定で探すことができます。
2020-02-10_14h53_45.png
まずは試験ですので、スペックは無料の利用範囲で構成します。
今回は「Windows_Server-2019-Japanese-Full-Base-2020.01.15」を使用しました。

EC2サーバの操作はリモートデスクトップで行います。

補足:リモートデスクトップの接続方法

2020-02-27_15h57_46.png

2020-02-27_16h00_13.png

ダウンロードしたリモートデスクトップファイルを開いて、復号化して取得したパスワードを入力すればリモートデスクトップが接続可能となります。
接続できない場合は、セキュリティグループでリモートデスクトップ通信(TCP 3389)が許可されているか確認しましょう。
2020-02-27_16h08_01.png

ハマったこと:EC2のプライベートIP

EC2を起動するとDHCPでプライベートIPが割り振られています。
社内サーバですので、IPを固定したいのですが、ここで落とし穴が。
リモートデスクトップでサーバに接続してIPを確認するとDHCPとなっています。
2020-02-27_15h43_50.png

しかし、ここでIPアドレスを固定IPに変更するとリモートデスクトップが接続できなくなります。
これは、インスタンスに割り当てられるプライベートIPとパブリックIPが紐付いている為で、プライベートIPだけ変更してしまうとリモート接続できなくなります。

インスタンスのIP確認方法
2020-02-27_15h34_25.png

2020-02-27_15h34_36.png

DirectConnectで社内ネットワークと接続されていれば問題ないかと思いますが、DirectConnectがまだ施設されていない場合はインターネット経由でアクセスできなくなってしまいます。当社も、最初はDirectConnectが施設されていなかったのでEC2を削除して作成し直しました。

長くなりましたが、EC2の作成が終わり、下記まで完成しました。

2020-04-17_10h22_17_1.png

実際の構築:NATゲートウェイ

NATゲートウェイは内部からのインターネット接続のみを許可する仕組みです。
前述のように、本番運用時は直接インターネットには接続しないようにし、時刻調整やWindowsUpdateなどの場合のみインターネット接続できるよう、NATゲートウェイを作成します。
VPCの管理画面を開き、下記の作業を行います。
2020-02-27_16h41_08.png

2020-02-27_16h42_59.png

2020-02-27_16h46_00.png

NATゲートウェイの構築まで終わりました

2020-04-17_10h22_17_2.png

実際の構築:インターネットゲートウェイ

インターネットに双方向接続する為の仕組みで、VPCはここを経由してインターネットに接続します。
作成は非常に簡単で、インターネットゲートウェイの作成ボタンを押すだけです。
VPC - インターネットゲートウェイ の画面を開き、「インターネットゲートウェイの作成」ボタンを押し、名前を付けて「作成」ボタンを押すだけです。
2020-04-17_10h13_10.png

すると下記のようにインターネットゲートウェイが作成されます。

2020-04-17_10h12_14.png

インターネットゲートウェイの構築も完了しました。

2020-04-17_10h22_17_3.png

実際の構築:ルートテーブルの作成

ルートテーブルが未作成の場合は、ルートテーブルを作成します。
今回は下記の名称で作成しました。
 ・「Route-Protected」:EC2からNATゲートウェイまで
 ・「Route-Public」:NATゲートウェイからインターネットゲートウェイまで
以上2つのルートテーブルを作成します。

Route-Protectedの作成

VPC - ルートテーブル で「ルートテーブルの作成」をクリックし、名前を「Route-Protected」として、VPCを選択して「作成」ボタンを押します。
2020-04-17_11h16_55_1.png

作成したルートテーブルを選択して「ルート」タブを開き「ルートの編集」をクリックします。
ルートの編集画面が開くので、「ルートの追加」をクリックして、
 送信先は0.0.0.0/0
 ターゲットはNAT GATEWAYを選択すると、先程作成したNATゲートウェイが表示されますのでクリックし、「ルートの保存」を押します。
2020-04-17_11h36_47.png

下記の画面のようになっていればOKです。
2020-04-17_11h19_58.png

これで下記のルートが完成しました。
2020-04-17_10h22_17_4.png

同様の手順でRoute-Publicも作成します。

Route-Publicの作成

VPC - ルートテーブル で「ルートテーブルの作成」をクリックし、名前を「Route-Public」として、VPCを選択して「作成」ボタンを押します。

※上記と同じ処理なので画像は省略します。

作成したルートテーブルを選択して「ルート」タブを開き「ルートの編集」をクリックします。
ルートの編集画面が開くので、「ルートの追加」をクリックして、
 送信先は0.0.0.0/0
 ターゲットはINTERNET GATEWAYを選択すると、先程作成したインターネットゲートウェイが表示されますのでクリックし、「ルートの保存」を押します。

※こちらも同じ手順なので画像は省略しますが、インターネットゲートウェイを選ぶよう注意してください。

こちらが完成するとこのルートが完成します。
2020-04-17_10h22_17_5.png

2020-04-17_11h55_12.png

実際の構築:サブネットにルートテーブルを割り当てる

いよいよ、EC2からNATゲートウェイ、インターネットゲートウェイへと繋ぎます。
作業自体は簡単で、下記の通りサブネットにルートテーブルを割り当てるだけです。

VPC - サブネット でProtectedサブネットを選択し、ルートテーブルタブを開きます。「ルートテーブルの関連付けの編集」をクリックし、先程作成したRoute-Protectedを選択します。
2020-04-17_11h55_12.png

関連付けが終わると下記のように表示されます。

2020-04-17_09h49_38.png

続いて、同様にVPC - サブネット でPublicサブネットを選択し、ルートテーブルタブを開きます。「ルートテーブルの関連付けの編集」をクリックし、先程作成したRoute-Publicを選択します。
2020-04-17_12h00_46_1.png

関連付けが終わると下記のように表示されます。

2020-04-17_09h56_36.png

完成

これで今回の構成が完成となります。
2020-04-17_10h22_17.png

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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