ツール(環境)
オンプレのMotionBoard6.0を使用してますが、クラウドでも同様だと思います。
困りごと
複数のGEO(地図)を重ねることで属性の違うデータの分布を見ることができるが、重ねた結果、
下層になったGEOは背景扱いとなり、そこにあるデータ(ピン)はクリックすることが出来なくなる。
でも、他GEOアイテム統合で重ねたときって、分布をみて「このへんのピンってどんなデータかな?」ってクリックしたくなるんですよね。
絵で描くと、こうです。この絵、サポートに送りました。文字で説明するのが難しくて・・・
どう解決したか
重ねるのがダメなら、一枚のGEO上で、属性の違いを色でわかるようにするしかない。
デフォルト設定だと色は固定かグラデーション。さてどうするか。
構想
カスタム項目で新規項目を作成、そこに属性を区別できるよう値をセットする。
その値によってピンの色を分ける。
手順
そのデータの属性を区別する項目を見極める
(例)ふたつの区分(区分A、区分B)の中身によって属性を区別。
区分Aが'購入済'のとき→属性1(1)
区分Aが'未購入'のとき→属性2(2)
区分Bが'未調査'のとき→属性3(3)
上記以外→NULL
カスタム項目 新規作成
カスタム項目「判定」を新規作成し、それぞれの属性に応じて 1,2,3,NULL を設定していく。
データソース編集→追加項目作成→カスタム項目 と遷移、
下画像の黄色の部分に、以下のように設定する
DECODE(区分A,'購入済', '1', 区分A, '未購入', '2', 区分B, '購入済', '3',NULL)
この書き方で、以下↓の仕様を示します。
(注)私はDBはDr.Sumを使っています。クラウドならばデータストレージでDECODE文が使えます。
区分Aが'購入済'のとき→属性1(1)
区分Aが'未購入'のとき→属性2(2)
区分Bが'未調査'のとき→属性3(3)
上記以外→NULL
アイテムプロパティ GEOタブ
GEOをクリック、プロパティを選択
GEOタブをクリック
項目設定で「判定」を探す
判定の種類に「値」を設定
アイテムプロパティ ポイント設定タブ
「ピン」タブをクリック
(1)値項目のメイン:で「判定」を選択
※「判定」が出ない→ひとつ前の設定(GEOタブで「値」を設定する」が出来ていない可能性あり
(2)色の最小・最大
「グラデーションで補完」を選択し、最小→1、最大→3 と数字を入れる
「判定」に値は3種類(1,2,3)しかないため、最小が1, 真ん中が2、最大が3となり
それぞれのピンが緑、赤、黄で表示されるようになる。
GEOはこんな感じ
ウイングアークのユーザコミュニティ「nest」
私も参加しています。多くの有益な情報があり、交流があります。
世の中が変わり、社外活動の重要性がより増していると考えております。
社外で自分の価値を計れるものさしを持とう。
以上