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Raspberry PiとSlackで簡単な監視カメラを設計

Last updated at Posted at 2018-12-19

研究室をカメラで監視したいと思い、Rasberry PiにWebカメラを接続、研究室の状況を見たい時に確認できるシステムを設計した。
監視カメラと言っているが、確認できるのは静止画で動画での監視システムではない。

#1.Webカメラで撮影(fswebcam)

まず初めにRaspberry PiにWebカメラを接続、写真を撮影してjpg形式の画像を作成する。

今回使用したカメラ:DIGITAL COWBOY 赤外線WEBカメラ(130万画素) DC-NCR13U

cheeseなどのGUIツールでの撮影は簡単にすることができたが、コマンドライン上でのコマンドでの写真撮影で躓いてしまった。

今回はfswebcamを使用して撮影を行った。

下記参考ページに従い、インストールを進める。

http://mononichi.com/2016/02/raspberrypi-intervalcamera/

fswebcamをインストール後、 早速コマンドを実行。

$fswebcam sample.jpg //カメラで撮影してsample.jpg画像ファイルを作成

エラー発生。

--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
Error selecting input 0
VIDIOC_S_INPUT: Device or resource busy

どうやらWebカメラのプロセスが占有されているらしくエラーが出た。

https://qiita.com/him0net/items/b8dfda504263ed673a2b

上記サイトを参考にしてプロセスを停止。

再度コマンド実行。

$fswebcam sample.jpg
--- Opening /dev/video0...
Trying source module v4l2...
/dev/video0 opened.
No input was specified, using the first.
Adjusting resolution from 400x-1 to 352x288.
Delaying 2 seconds.
--- Capturing frame...
Captured frame in 0.00 seconds.
--- Processing captured image...
Setting output format to JPEG, quality 95
Writing JPEG image to 'capture.jpg'.

無事にjpg形式の画像ファイルが作成された。

#2.pythonプログラムでjpgファイル作成

次にfswebcamで写真を撮影、保存するコマンドを実行するプログラムをpythonで作成。

cam.py
import os
os.system('fswebcam -r 320x240 -S 3 --jpeg 50 sample.jpg')

実行してテスト。

$python cam.py

問題がなけらば"sample.jpg"の画像ファイルが同じディレクトリに作成される。

#3.Raspberry PiにHubotをインストール

次にRaspberry PiにHubotをインストールしていく。

Hubotとは文字列のコマンドを受け付け、指定されたコマンドに応じた処理を実行し、結果を表示する機能を提供するプログラムのことである。

まずは以下のサイトを参照してHubotインストールに必要なソフトをRaspberry Piにインストール、Hubotの動作確認まで行う。

https://www.kabegiwablog.com/entry/2017/09/26/113000

このページ通りに進める時に別に設定が必要であった。

$yo hubot

上記コマンドを実行時にメールアドレスやbotの名前を入力するところがでてくる。
そこで4つ目に聞かれるBot adapterのところでslackと入力してあげる。

#4.HubotをSlackと接続

Raspberry PiにインストールしたHubotとSlackを繋げていく。

まずは先ほどと同じページを参考に今度はSlackにHubotをインストールする。

https://www.kabegiwablog.com/entry/2017/09/26/113000

SlackにHubotをインストール後、APITokenが表示されるのでコピー。

上記サイト通りに進めるとSlack上のHubotと接続ができなかったためこれより先の操作は別のページの下記を参考に進めた。

http://d.hatena.ne.jp/sunoho/20160621/p1

Bot用に作ったディレクトリにslack-token.shというファイルを作ってあげる

slack-token.sh
export HUBOT_SLACK_TOKEN=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
./bin/hubot --adapter slack

この中に先程コピーしたAPITokenを書き込む

後は参考にしたページ通りに実行権限などを付与してあげるとSlackと接続完了。

自分のSlackページでhubotがオンラインであるのを確認。

9659659.PNG

#5.Webカメラの画像をSlackで確認
  
bot用に作ったディレクトにあるscriptsに移動。

$ cd bot/scripts

scriptsディレクトにsample.coffeeファイルを作成。

$nano sample.coffee
sample.coffee
module.exports = (robot) ->
  robot.respond /cam/, (msg) ->
    @exec = require('child_process').exec
    command = "fswebcam sample.jpg; #Raspberry pi上で$fswebcam sample.jpg実行 sample.jpgファイルが作成される
      curl -F file=@/home/pi/mybot/scripts/a.jpg -F channels=xxxxxxxx -F token=xoxb-9999999999999999-XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX https://slack.com/api/files.upload"
    #msg.send "Command: #{command}"
    msg.send "take a picture"
    @exec command, (error, stdout, stderr) ->
      @msg.send error if error?
      #msg.send stdout if stdout?
      #@msg.send stderr if stderr?

channels=xxxxxxxには下記ページで確認できるものを入力。詳しい設定方法は参照URLに書いてある。

https://api.slack.com/methods/channels.list/test

参照URL

https://www.kabegiwablog.com/entry/2017/09/29/190000

今回は最初からあるgeneralチャンネルを設定した。

sample.coffeeプログラムの準備が完了したら、以下のコマンドでhubotを起動させる。

$ sh ./slack-token.sh

sample.coffeeプログラムに誤りがなければ、Slackとの接続が完了し、Slack画面上でhubotがオンラインになっているはずだ。

sample.coffeeに誤りがあれば、接続ができず、ここでエラーがでる。

最後に自分のSlackページでhubotにダイレクトメッセージでcamと送信。
すぐにtake a pictureと返信がくる。
その後チャンネルgeneralに移動すると画像が送られてくる。

sample.gif

#6.Hubotのデーモン化

Hubotをデーモン化させる

デーモン化とはつまりバックグラウンドで起動させておくことである。

$./slack-token.sh

で起動するとHubot稼働中状態に移行してCtrl+Cを押さない限りHubotは起動しているが、停止しないと入力できる画面に戻れない。
そのためHubotをデーモン化させてあげる。

参考ページは下記になる

https://qiita.com/KeitaMoromizato/items/d9130b3f6c04292c129d

下記サイトと異なる部分は

/etc/init.d/hubot
#!/bin/sh
DIR="/home/pi/mybot/"
cd $DIR
sudo -u pi ./bin/hubot
 sh ./slack-token.sh
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