きっかけ
人間は人と関われずに生きることは実質不可能で、社会人になったら尚更人と関わって生きていくことになります。
自分も社会人4年目のエンジニアでチームに所属しながら働いています。
その中で意見が対立したり口論に発展しそうになったり発展してしまったりしているところを何回か経験しました。
その時によく自身のネガティブな思考に囚われ、よく悩んでいる事が多々ありました(アドラーが言った「すべての悩みは対人関係の悩みである」とは本当によく言ったものです)。
そのような思考に陥ってしまいそうなときに自分が良くしている考え方や人と話す時の方法をメモがてら書いておきます。
実際、この方法で自分はとても精神的に楽になりましたし自分だけでなく他の人にも何かの助けになれば幸いです。
(初めに断っておきますがあくまで個人の意見なので万人に有効ではないです。ちょっとしたきっかけ程度に見ていただけると幸いです。)
方法
自分が実際に行っているのは以下の3個です。
- 相手の言ったことをとりあえず受け止めて認める
- 相槌を打ってちゃんと聞いている事を示す
- 自分が譲れるところと譲れないところを意識する
一個ずつ説明していきます。
1. 相手の言ったことをとりあえず受け止める
相手の言ってきた言葉に対して反発するように打ち返してしまうと相手も躍起になってそのまま口論がエスカレートしていく事が何回かありました。
そうなると人格を否定するような言葉や罵声などが出てくるのも時間の問題です。
なので相手の言ったことを まず一旦受け止めてその後に自分の意見を言うように しています。
相手も自分の意見を聞いてくれているというある種の承認欲求を満たすことができ、
不快感を与えることなく更に自分の意見を言うことで口論ではなく議論を行うことができると考えています。
相手のいった言葉に対してワンクッション置いて、そこから話し始めるイメージです。
この辺は実際に「Yes and法」というテクニックに関連してくるものなので興味ある方は一度見てみると良いかもしれません。
2. 相槌を打ってちゃんと聞いている事を示す
話をしているときに相手がノーリアクションだと気まずくなった経験はあったりしませんか?
そうなってくるとその場の雰囲気がぎくしゃくしたものになってしまうし「なんかうまく話せなかったなぁ」という心残りを抱えることが自分にもありました。
まずは 自分から相手の言っていることに対して何かしらリアクションを取ってみる と良いと思います。
そうすることで「ちゃんと話を聞いてくれている」というのが伝わり相手がもっと話しやすくなりますし、そこから疑問点を聞いたり自分の意見を述べることで会話を発展していけばより有意義で意味のある議論になるかと思います(ちょっとオーバーかな?)。
相槌だけでなく「あぁ~」や「なるほどね~」みたいな言葉もとても有効だと思います。
3. 自分が譲れるところと譲れないところを意識する
これは最近教えてもらったものなのですがとても有効だったのでぜひ知ってほしいです。
何かしら意見を述べたときに否定されたりこうしたほうがいい!ってなってもそれを採用してもらえない時があります。
自分も設計や実装の方針を話したら真っ向から批判されたりして、しかもそれが何回も続いて精神的につらい時期がありました。
その事を相談したときに教えてもらったのが「自分が譲れるところと譲れないところを意識する」ということでした。
イメージとしては 「俺だったらこうするけど、そんなに強いこだわりないし別にそれで試してみてもいいんじゃない?」 みたいな感じですw
このように自分の中で線引きしておくことで常に対立しなくてもよくなるし常に気を張る必要もなくなるのでとても気が楽になりました。
それにもしかしたら譲った方のやり方のほうが意外と良い成果が出るかもしれません。その時は素直に受け止めて次の糧にしていけばいいと思います。
ただ譲れないと思ったところは自分から言っていかないと何も意見を持っていない人というように思われてしまうので、ちゃんと出るところは出ましょうw
さいごに
以上が自分が実践している考え方だったり方法です。
題名に「人と衝突したとき」とありますが、そこに限ったことではなく普段のコミュニケーションから使えることだと思います。
自分はエンジニアだけでなく新卒エンジニア職のリクルータも行っておりよく学生さんと面談をするのですが今回紹介した1番や2番を意識しています。
そうすることで最初は緊張していても途中からリラックスしてくれて色々話を聞かせてくれたりその中で相手の事をよく知ることができるようになってお互いに良い時間を過ごせるようになっていきました。
拙い文章ではありますがなにか仕事だったりプライベートだったりで精神的にきついなぁと思ったら是非試してみてください。