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redirect_toメソッドの引数内で || 演算子を用いる。その動作の解説(Railsチュートリアル 第10章より)

Last updated at Posted at 2019-11-20

これは何の解説?

Railsチュートリアル第10章内、フレンドリーフォワーディングの実装redirect_back_orメソッドの実装において出現する「redirect_toメソッドの引数内で||を用いたコードの動作解説」となります。

解説

session[:forwarding_url] || default

上記はredirect_toの引数です。||演算子を用いることによって、以下の動作を実現しています。

  • session[:forwarding_url]nilでなければsession[:forwarding_url]を返す
  • session[:forwarding_url]nilであればデフォルトのURLを返す

しかし、||演算子でこのような動作が実現できるのはなぜでしょうか。それを説明するためのポイントは以下です。

  • Rubyのオブジェクトを真偽値として評価した場合、falsenilを除く全てのオブジェクトが真として評価される
  • Rubyの||演算子は、式が真になることが決定した時点で評価を打ち切る1

Railsチュートリアルのサンプルアプリにおける一時cookiesの使い方では、session[:forwarding_url]falseになることはありません。session[:forwarding_url]を真偽値として評価した結果が偽となるのは、session[:forwarding_url]nilである場合に限られます。

結果、上記コードは以下のようなコードと同様の動作となります。

unless session[:forwarding_url].nil?
  session[:forwarding_url]
else
  default
end

  1. 逆に、Rubyの&&演算子は「式が偽になることが決定した時点で評価を打ち切る」という動作となります。このような評価方式のことを「短絡評価」と言います。 

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