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Stackoverflow 開発者10万人アンケート2018

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有名な技術者コミュニティStackoverflowがStack Overflow Developer Survey 2018を発表しました。

開発者へのアンケート結果の集計で、30分近くかかるアンケートにもかかわらず、なんと10万人以上が回答に参加しています。

類似の調査としてはおそらく世界一の規模でしょう。

テキストと画像がやべー量になっていたので全訳は諦めて適当訳です。


Overview

・DevOpsと機械翻訳が一番のトレンド。言語とフレームワークは急増し、この分野の開発者は高給を要求している。

・倫理的に問題のあるコードの取り扱い、責任については考え方がバラバラ。

・AIの発展については楽観的で、その危険性は気にしていない。

・プログラミング言語ではPythonが急上昇で、昨年PHPを下したと思ったら今年はC#をも上回った。

・女性は企業文化と開発の機会を、男性は報酬と使っているテクノロジーを重要視している。


Developer Profile


Geography

回答者の20.6478%がアメリカ、13.9499%がインド、ドイツが6.5668%、イギリスが6.3248%、これで半分弱。

日本からの回答者は0.3670%で、400人程度しかいないようだ。


Developer Roles


Developer Type

職種。

バックエンドエンジニア58%、フルスタックエンジニア48%、フロントエンドエンジニア38%、モバイルエンジニア20%、デスクトップアプリ開発者17.2%、学生17.1%。

複数選択可、選択した数の中央値は2で、バックエンドとフロントエンドとフルスタックエンジニアは同時に選ばれる割合が高かった。

データベース管理者とシステム管理者、DevOpsスペシャリストとシステム管理者、デザイナーとフロントエンドエンジニアも高い相関にある。


Contributing to Open Source

オープンソースプロジェクトに参加したことがあるか。

Yes43.6%、No56.4%。

開発者の半数弱がオープンソースプロジェクトに参加したことがある。

メイン言語がRuby、Java、Clojure開発者は70%以上が参加しているが、VBA、VB.Net、C#では40%以下しか参加していない。


Coding as a Hobby

趣味でもプログラミングしているか。

Yes80.8%、No19.2%。

両親や他の人を介護している人、毎日運動してる人、外出が多い人は他のグループより趣味プログラミングの割合が少し高いという、わりと意外な結果。


Experience


Years Since Learning to Code

開発経験年数について。

2年以下が11.4%、3から5年が24.8%、6から8年が20.6%、9から11年が13.0%。

開発者の1/3がこの5年で入ってきたことになる。

しかし開発経験30年以上が3.8%もいるのだがいったい何者なのか。


Years Coding Professionally

職業としての開発経験について。

2年以下が30.1%、3から5年が27.4%、6から8年が14.6%、9から11年が9.7%。

趣味コーディングに比べてぐぐっと短くなる。

CobolやPerlの開発者は息が長いが、MatlabやHaskell、Kotlinなどの開発者で開発年数の長い者はほとんどいない。


Years of Professional Coding Experience by Developer Type

ジャンル毎の開発年数平均値。

マネージャ10.2年、DevOpsスペシャリスト8.0年、デスクトップアプリ開発者7.7%、組み込みアプリ開発者7.5年、データアナリスト7.2年、シスアド7.0年。

歴史が長くて進化がゆっくりな分野ほど長いのは感覚でわかる。

短い方はデータサイエンティスト5.5年、フロントエンド開発者5.5年、モバイル開発者5.2年、ゲーム開発者4.6年と、こちらもだいたい予想通り。

データサイエンティストは分野自体が新しめだからかな?


Education


How Many Developers are Students?

現在の境遇。

フルタイム学生19.4%、パートタイム学生6.4%、その他74.2%。

回答者の約1/4が学生。

パートタイム学生は日本ではあまり聞かないが、社会人大学みたいな感じのようだ。


Educational Attainment

最終学歴。

大卒46.1%、修士22.6%、博士2.3%、専門職学位1.5%、大学中退12.4%、中卒9.5%。

開発者の3/4は大卒以上。


Undergraduate Major

学部。

コンピュータサイエンス・ソフトウェアエンジニアリング等63.7%、情報システム等8.2%,Web開発・デザイン等3.1%、その他の工学分野8.8%。

化学や生物学などの自然科学3.9%、数学3.6%、ビジネス学部2.4%。

想像通り、工学系出身がほとんど。


Other Types of Education

学業以外での学習について。

新言語やフレームワークなどを自習86.7%、MOOC等のオンライン学習コース48.6%、オープンソースプロジェクト参加40.9%、実地研修35.1%、ハッカソン参加26.3%、オンラインコーディング競技に参加24.3%、パートでOJT17.9%、業界認定プログラム等への参加13.7%、就業支援プログラム10.3%。

9割近くが自習している。半数はオンライン学習コースに参加、1/4がハッカソンに参加している。

みんな勉強熱心だな。


Ways Developers Learn on Their Own

自習の方法。

公式ドキュメント83.0%、Stack Overflowで質問/回答82.7%、O'ReillyやApressの本で学習50.2%、Stack Overflow以外のコミュニティ50.1%。

開発者のほとんどは公式ドキュメントを参考にしているから、公式ドキュメントが充実している言語がよい。つまりPHP最強。

Stack OverflowについてはStack Overflowで聞いたアンケートなのだからそりゃそうだろう。


Why Do Developers Participate in Hackathons?

何故ハッカソンに参加するのか。

楽しいから76.3%、一般的スキル向上のため66.1%、特定技術のスキル向上のため51.2%、チームワーク向上のため30.0%、人脈形成のため27.5%、就職のため20.8%、賞品賞金のため18.9%。

『業務で仕方なく参加』がないぞ。


Finding a Job After Bootcamp

就業支援プログラムの後どれくらいで仕事を見付けられたか。

既に就職していた45.5%、新卒16.3%、1ヶ月以内7.5%、3ヶ月以内10.0%、一年以上3.2%、無職8.7%。

半数は就職してからプログラムの勉強を始めたという。私もここ。

Bootcampを就業支援と訳したけどなんか違う気もする。


Demographics


Gender

男性92.7%、女性6.8%、その他0.9%、トランスジェンダー0.7%。

圧倒的男社会。


Race and Ethnicity

白人・ヨーロピアン74.2%、南アジア11.5%、ヒスパニック・ラテン6.7%、東アジア5.1%、中東4.1%、黒人・アフリカン2.8%、ネイティブアメリカン・アボリジニ等0.8%。

学生に有色人種が優位に増えているので、今後も伸びていきそう。


Sexual Orientation

異性愛者93.2%、バイ4.3%、同性愛者2.4%、Aセクシャル1.9%。

今回初めての設問らしいが、何故追加したし。


Parents' Education Level

親の教育水準について。

大卒29.3%、修士22.1%、博士6.0%、専門職学位4.4%、大学中退9.2%、中卒17.3%。

大卒以上を持っていないのは40%程度。エンジニア職には親の教育水準が高いという明確な相関が存在する。


Disability Status

障害について。

鬱などの感情障害8.5%、不安障害7.8%、記憶障害5.9%、自閉症2.1%。

盲目・弱視1.4%、聴覚障害0.8%、歩行障害0.3%、打鍵できない0.3%。

「I am unable to / find it difficult to type」のtypeは打鍵の意味でいいのか?

鍵閉めたっけ、目覚まし付けたっけ、ってのはよくある。


Experience and Gender

性別開発経験。いやらしい意味ではないぞ。

男性より女性の方が開発年数が短く、男性は5年未満が29.9%だが女性は47.9%。

またトランスジェンダー(58%)は男性(45%)、女性(33%)よりオープンソースプロジェクトへの参加率が高い。


Developer Role and Gender

01.png

X軸は人数、Y軸は男女比。17xあたりの破線が男女比の平均値。

女性は学者、テスト開発者、データサイエンティスト、デザイナーなどの分野で高評価。

元のグラフ、SVGで拡縮できなくてすごい見辛い。


Age

18歳未満2.5%、24歳以下23.6%、34歳以下49.2%、44歳以下17.8%、54歳以下5.1%、64歳以下1.5%、それ以上0.3%。

3/4が35歳未満ということで、35歳定年説は統計的には適用できる。


Age and Experience by Country

国別の年齢と開発経験。

アメリカやイギリスと並んで、何故かオーストラリアが年齢も開発件数も高い。


Connection and Competition


Kinship, Competition, and Self-Evaluation

開発者コミュニティにおいて、周囲の開発者との関係をどう思うか。1(全くそう思わない)から5(強くそう思う)で選択。

親密に感じる3.6、競争相手である2.7、周囲ほどプログラムがうまくいかない2.2。

開発者の70%が横とのつながりを感じることに同意しているが、同時に自分のスキルに自信を持っている。

周囲よりプログラムが劣っていると感じている者はわずか18%だった。


Experience and Belonging

開発年数と周囲との関係のグラフ。

x軸が開発年数、y軸がそう思う人の割合。

開発経験が長いほど周囲に親しみを感じやすく、競争感や劣等感は減少していく。


Life Outside Work


Children and Other Dependents

子供やその他の扶養家族がいるか。

Yes28.9%、No71.1%。

扶養家族のない開発者の30%は25歳未満であり、25歳未満で扶養家族がいる人は5%しかいなかった。

逆に10年以上の開発経験者は60%が扶養家族を持つ。


What Time Do Developers Wake Up?

何時に起きるか。

5時前2.4%、6時前12.4%、7時前28.2%、8時前29.5%、9時前14.7%、それ以降7.1%、夜勤0.5%、不定期5.3%。


How Much Time Do Developers Spend on a Computer?

コンピュータにどれだけ時間を使っているか。

12時間以上13.2%、9から12時間52.7%、5から8時間30.6%、1から4時間3.3%、それ以下0.3%。

大多数が一日の大半を使っている。

むしろ0.3%は一日何をやっているのだろうか。


How Much Time Do Developers Spend Outside?

外でコンピュータにどれだけ時間を使っているか。

30分以下15.6%、30分から1時間33.3%、1から2時間38.6%、3から4時間10.0%、4時間以上2.5%。

通勤時間や意識高い系ノマドによって、開発者の過半数は1時間以上外出しているようだ。


Healthy Habits

食事を飛ばす回数、無し63.6%、週1・2回25.5%、週3・4回6.0%、ほぼ毎日5.2%。

運動する回数、無し37.4%、週1・2回29.0%、週3・4回19.9%、ほぼ毎日13.7%。

過半数が毎食取っているし運動も多少はしているという、意外と健康的な結果。


Technology


Most Popular Technologies


Programming, Scripting, and Markup Languages

もっとも期待されてる項目ですかね。

JavaScript69.8%、HTML68.5%、CSS65.1%、SQL57.0%、Java45.3%、Bash/Shell39.8%、Python38.8%、C#34.4%、PHP30.7%、C++25.4%、C23.0%、TypeScript17.4%、Ruby10.1%。

JavaScriptは6年連続で「最も使われているプログラミング言語」大賞になった。

Pythonはメジャー言語への仲間入りを果たしつつある。


Frameworks, Libraries, and Tools

フレームワーク、ライブラリ。

Node.js49.6%、Angular36.9%、React27.8%、.NET Core27.2%、Spring17.6%、Django13.0%。

日本とはだいぶ趣が違う。

つうかjQueryが入ってないとか無いだろ。


Databases

MySQL58.7%、SQLServer41.2%、PostgreSQL32.9%、MongoDB25.9%、SQLite19.7%、Redis18.0%、Elasticsearch14.1%、MariaDB13.4%、Oracle11.1%。

MySQLとSQLServerの2強は昨年と変わらず。


Platforms

開発プラットフォーム。

Liunux48.3%、Windowsデスクトップ35.4%、Android29.0%、AWS24.1%、MacOS17.9%、Raspberry Pi15.9%、WordPress15.9%、iOS15.5%、Firebase14.5%、Azure11.0%、Arduino10.6%、Heroku10.5%。

『development work』って『開発対象のプラットフォーム』でいいんだよな?『開発を行ったプラットフォーム』じゃないよな?

WordPressで開発とかイミフだしRaspberry Piで開発とかマジキチだし。


Most Loved, Dreaded, and Wanted


Most Loved, Dreaded, and Wanted Languages

好きな言語:Rust78.9%、Kotlin75.1%、Python68.0%、TypeScript67.0%、Go65.6%、Swift65.1%、JavaScript61.9%、C#60.4%、F#59.6%、Clojure59.6%、Basg/Shell59.1%、Scala58.5%、SQL57.5%。

嫌いな言語:VB6・89.9%、Cobol84.1%、CoffeeScript82.6%、VB.NET80.9%、VBA80.0%、Matlab77.4%、Assembly71.4%、Perl71.3%、Objective-C70.3%、Lua68.2%、Groovy66.4%。

必要な言語:Python25.1%、JavaScript19.0%、Go16.2%、Kotlin12.4%、TypeScript11.9%、Java10.5%、C++10.2%。

最も愛されている言語は3年連続でRustでした。でも私のまわりで使ってるところほとんど聞いたことがない。

Kotlinは今年初登場で急上昇。まあKotlin使ったらJavaに戻れないし仕方ないね。

VB6もまた3年連続でランクイン。

これがどういうことかというと、未だに嫌われるほど使っているところがあるということだ。


Most Loved, Dreaded, and Wanted Frameworks, Libraries, and Tools

好きなフレームワーク:TensorFlow73.5%、React69.4%、Torch/PyTorch68.0%、Node.js66.4%、.NET Core66.0%、Spark66.0%、Spring60.0%、Django58.3%。

嫌いなフレームワーク:Cordova59.6%、Xamarin51.0%、Hadoop46.1%、Angular45.4%、Django41.7%、Spring40.0%。

必要なフレームワーク:React21.3%、Node.js20.9%、TensorFlow15.5%、Angular14.3%。

おまえらそんなにハイブリッドアプリ嫌いか。


Most Loved, Dreaded, and Wanted Databases

好きなデータベース:Redis64.5%、PostgreSQL62.0%、Elasticsearch59.9%、Amazon RDS/Aurora58.8%、Microsoft Azure56.7%、Google Cloud Storage56.5、MongoDB55.1%、MariaDB53.3%、Google BigQuery52.4%。

嫌いなデータベース:IBM Db278.2%、Oracle63.1%、Memcached57.8%、Apache HBase56.4%、Amazon Redshift55.2%、Apache Hive53.8%、Cassandra53.6%、SQLite51.9%、MySQL51.3%。

必要なデータベース:MongoDB18.6%、Elasticsearch12.2%、PostgreSQL11.4%、Redis9.7%、MySQL7.5%、Microsoft Azure7.3%、Google Cloud Storage7.3%。

データベースを好き嫌いって感情はよくわからんな、と思ったがOracleは嫌いだった。

何だったか忘れたがMySQLだと普通に書ける構文に超絶苦労した覚えがある。


Most Loved, Dreaded, and Wanted Platforms

好きなプラットフォーム:Linux76.5%、Serverless75.2%、AWS68.6%、Raspberry Pi67.7%、ESP8266・67.4%、iOS64.6%、Apple Watch or Apple TV64.0%、Mac OS63.9%、Firebase63.8%、Android63.8%。

嫌いなプラットフォーム:SharePoint71.8%、Drupal70.4%、Salesforce69.7%、Mainframe68.9%、Windows Phone68.8%、WordPress63.2%、Predix60.9%、IBM Cloud or Watson56.3%、Heroku47.8%。

必要なプラットフォーム:Android16.0%、Raspberry Pi13.1%、AWS12.0%、Linux10.9%、iOS9.6%、Firebase8.3%。

好き嫌い以前に知らないプラットフォームだらけなのだが、7割もの人が『俺はESP8266が好きだ』『俺はSharePointが嫌だ』って主張するのはどういうわけなのだ。

『使ってる人の中で』みたいな付随条件でもあるのか?


Development Environments and Tools


Most Popular Development Environments

開発ツール。

Web開発:VSC38.7%、VS35.7%、Notepad++34.5%、Sublime Text30.2%、IntelliJ26.5%、Vim26.1%、Eclipse18.7%、Atom18.6%、Android Studio17.6%、PyCharm11.4%、PHPStorm10.7%。

モバイル開発:Android Studio56.6%、VSC36.6%、Xcode35.1%、VS32.9%、Notepad++32.5%、Sublime Text32.2%、IntelliJ31.5%、Eclipse20.7%、Atom20.3%、Vim19.1%、NetBeans10.9%、PyCharm10.6%。

シスアド・DevOps:Vim40.1%、VSC36.5%、Notepad++34.2%、VS32.6%、Sublime Text28.8%、IntelliJ26.2%、Atom19.8%、Android Studio18.0%、Eclipse17.5%、PyCharm14.9%、PHPStorm12.4%。

しばしば宗教論争になるVim/Emacsだけど、シェア的には完全に勝負が付いてる。

むしろ争ってる間にVSCが全てをかっ攫っていきそう。


Developers' Primary Operating Systems

メイン開発機の機種。

Windows49.9%、MacOS26.7%、Linux23.2%、BSD/UNIX0.2%。

半数がWindowsで、残りの半分をMacOSとLinuxが分けている。


How Many Monitors?

モニタ枚数。

1枚31.9%、2枚51.1%、3枚14.4%、4枚1.2%、それ以上1.4%。

私は職場・自宅共に2枚だな。

職場は枚数を増やすにはグラボが厳しく、自宅はスペースが足りない。


Top Paying Technologies


What Languages Are Associated with the Highest Salaries Worldwide?

言語毎の給与。

F#74000ドル、Ocaml72000ドル、Closure72000ドル、Groovy72000ドル、Perl69000ドル、Rust69000ドル、Erlang67000ドル、Scala67000ドル、Go66000ドル。

マイナー言語が上なのは母数が少ないからだろうし、これを見てF#スペシャリストになろうって思っても痛い目見るだけな気がする。

あとWeb系は安い。JavaScript55000ドル、HTML54000ドル、CSS53000ドル。PHPはリストに載ってすら無い。


Correlated Technologies


How Technologies Are Connected

02.png

開発者の統計的に傾向の近い技術を集めたグラフ。

Web系とMicrosoft系がSQLを介して繋がってるのと、AndroidとiOS周辺が集まってるくらいで、それ以外はわりと離れてる。


Technology and Society


What Do Developers Think Is Dangerous and Exciting About AI?

AIについての懸念と期待。

懸念:重要な決定をAIに渡すこと28.6%、シンギュラリティ28.0%、アルゴリズムの意思決定における公平性の定義23.7%、仕事の自動化19.8%。

期待:仕事の自動化40.8%、重要な決定をAIに渡すこと23.5%、シンギュラリティ23.3%、アルゴリズムの意思決定における公平性の定義12.4%。

個人的にはさっさとシンギュラリティ来てほしい派。

人類の進歩はあまりにも遅すぎる。脳移植や恒星間飛行はおろかハゲの治療薬すらまだ全然実現してないんだぞ。


Who is Primarily Responsible for Considering the Ramifications of AI?

AIの責任は誰が取るべきか。

開発者47.8%、政府その他の機関27.9%、業界のリーダー16.6%、誰もいない7.7%。

半数は開発者が、そして1/4は政府が取るべきだと考えている。


How Do Developers Feel About the Future of AI?

AIの未来についてどう感じているか。

危険性より興奮の方が勝っている72.8%、危険性の方が勝っている19.0%、気にしてない/考えてない8.2%。

ほとんどの開発者がAIについて楽観的である。


AI Concerns by Developer Type

03.png

職種によるAIへの態度の違い。

例えばデータサイエンティストは、シンギュラリティよりもアルゴリズムの意思決定における公平性の定義のほうを平均より1.5倍心配していた。


Work


Employment


Employment Status

労働環境。

フルタイム雇用74.0%、フリーランス・自営業9.7%、求職中6.1%、パートタイム5.6%、ニート4.3%、退職者0.2%。

9割が働いてる。


Employment Status by Geography

国別の労働環境。

ドイツではフリーランスが多い、インドは一割が求職中など。概ね7~8割がフルタイム雇用されている。


Employment Status for Professional Developers by Geography

プロフェッショナル開発者の雇用状況。

フルタイム雇用率が高いけど全体的にはあまり変わらない。


Company Type


Industry

会社の業種。

Web設計・開発16.0%、IT10.8%、SaaS10.3%、金融8.7%、クラウドソリューション7.1%、データ分析5.7%、コンサルティング5.3%、メディア・広告出版5.1%、小売5.0%、医療4.5%、その他ソフトウェア開発9.9%、他の業界11.6%。

コンサルや医療などで働く開発者は息が長く、20年以上働いている例も珍しくないとかなんとか。


Company Size

会社規模。

10人未満10.5%、19人以下11.2%、99人以下23.8%、499人以下16.6%、999人以下6.5%、4999人以下10.7%、9999人以下4.2%、1万人以上13.6%。

大から小まで満遍なくいる。

経験の長い開発者ほど大企業が多くなり、30年の開発者は5000人以上の企業で働いている確率が2年の開発者の2倍。


Career Values


What Do Developers Hope To Be Doing in Five Years?

今後5年でどうなりたいか。

より専門的な技術33.9%、起業25.7%、変わってない19.4%、エンジニアリングマネージャになる9.9%、プロダクトマネージャになる6.6%、別業種2.8%、リタイヤ1.7%。

リタイヤして不労所得で生きたい。


How Do Developers Feel About Their Careers and Jobs?

今の仕事の満足度。

とても不満3.6%、不満9.1%、やや不満10.2%、どちらでもない7.2%、やや満足14.5%、満足37.5%、とても満足18.0%。

わりと満足してる人が多い。

35から44歳の開発者が仕事に対する満足度が最も高い。


Ethics


What Would Developers Do If Asked to Write Code for an Unethical Purpose?

倫理的によくないコードを書くように求められたらどうするか。

書く4.8%、書かない58.5%、内容による36.6%。

たぶん書かないって言ってる奴の8割は金出したら書く。


How Would Developers Report Ethical Problems with Code?

非倫理的なコードを見付けたらどうするか。

社内で告発する35.7%、パブリックに告発する13.1%、しない4.6%、内容による46.6%。


Who Is Ultimately Most Responsible for Code That Accomplishes Something Unethical?

非倫理的なコードにおいて責任は誰が取るべきか。

会社・組織上層部57.5%、アイデアを考えた人22.8%、実装者19.7%。

現場に責任を求める人が2割もいて、海外もたいして変わらないな。


Do Developers Have an Obligation to Consider the Ethical Implications of Their Code?

開発者はコードの倫理的意味を考慮すべきか。

考慮すべき79.6%、必要はない6.1%、わからない14.3%。

WELQやらGameWithやらの開発者が何考えてたか知りたいと思うことはある。


Looking for a Job


Job Search Status

職探しをしているか。

積極的に探している15.9%、積極的に探してはいないがチャンスがあれば考える59.8%、探してない24.3%。

3/4が新しい仕事の機会を考えている。


Job Search Status by Geography

職探しの国別統計。

インドで31%が積極的に仕事を探しているのに対し、イギリスやカナダでは10%しかいない。

全体的には国毎に差異はあまり見られない。


Who's Actively Looking for a Job?

積極的に仕事を探している人の職種。

教育者・学術研究者18.5%、モバイル開発者18.1%、データサイエンティスト18.0%、データアナリスト17.9%、ゲーム開発者17.9%、デザイナー17.7%、フロントエンドエンジニア16.0%。

マネージャやCEOなどの偉い人は割合が少ない。


How Long Ago Did Developers Last Change Jobs?

最後に仕事が変わってからの年数。

1年以下34.6%、2年以下22.0%、4年以下18.8%、それ以上18.9%、働いたことがない5.8%。

最も変更が激しい職種はソフトウェア開発者だった。


Job Change Timelines by Geography

↑の国別統計。

アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダで統計はほぼ同じ。


Job Priorities


How Do Developers Assess Potential Jobs?

雇用で重視するもの。

重要視する:報酬・利益18.3%、言語やフレームワーク17.3%、開発機会16.0%、企業文化13.6%、リモートワーク10.3%。

気にしない:ダイバーシティ30.4%、会社の財務状況14.1%、業界種別13.7%、リモートワーク12.5%。

働く理由は金。当たり前である。

そしてダイバーシティとかどうでもいいと思っている。


Differences in Assessing Jobs by Gender

↑の重要視する指標の性別集計。

男性:報酬・利益19.0%、言語やフレームワーク17.6%、開発機会15.7%、企業文化13.5%、リモートワーク10.3%。

女性:企業文化16.9%、開発機会16.8%、言語やフレームワーク16.4%、報酬・利益14.1%、リモートワーク10.2%。

ジェンダーマイノリティは女性と同じく企業文化を優先。


What Developers Value in Compensation and Benefits

報酬・利益について優先すること。

重要視する:給与・ボーナス70.2%、健康保険8.6%、PC・事務用品4.7%、教育予算3.6%、ストックオプション3.2%、退職金2.1%、育児休暇2.0%

気にしない:育児給付21.7%、育児休暇14.1%、社食12.3%、フィットネスやウェルネス特典11.1%、ストックオプション10.3%、通勤手当9.5%。

当然ながら金が最優先。

ただこの設問は複数選択不可なので、最優先を選ばせれば給与になるのは当然だろう。


Valuing Compensation and Benefits by Geography

↑の国別統計。

あまり変わらないが、保険制度がないアメリカでは健康保険が10%超え、インドはPC機器がとても重要など。


Development Practices


What Do Developers Use to Stay Comfortable While Working?

快適な開発のために何を使っているか。

エルゴノミクスキーボード・マウスを使用52.2%、スタンディングデスクを使用50.4%、アームレスト22.4%、疲労軽減マット12.4%。

RealForce無しのタイピングはもはや考えられない。


Which Methodologies Do Developers Use?

開発方法論。

アジャイル85.4%、スクラム62.7%、カンバン35.2%、ペアプロ28.4%、エクストリームプログラミング15.7%、ウォーターフォール15.1%、リーンソフトウェア開発9.6%。

カンバンって国際語かよ。


How Long Do Developers Expect New Coworkers to Take to Be Productive?

4年間の開発経験を持つチームにやってきた新人が役に立つまでどれくらい時間が必要だと思うか、という設問。

一ヶ月以内30.0%、3ヶ月以内44.7%、半年以内17.4%、9ヶ月以内5.1%、一年以内1.7%、それ以上1.2%。

開発者の3/4は、三ヶ月もすれば十分なレベルになるだろうと考えていた。


Version Control

使っているバージョン管理システム。

Git87.2%、Subversion16.1%、Team Foundation Version Control10.9%、Zipアーカイブ7.9%、ネットワーク共有7.9%、無し4.8%、Mercurial3.6%。

まあ、今のところGit以外を使う意義はないよな。


How Often Do Developers Check In Code?

チェックインの頻度。

毎日複数回60.2%、一日一回9.1%、週に数回19.1%、月数回6.9%、月一回未満3.2%、しない1.5%。

まともな開発者なら『チェックインしない』は選ばない。


How are Job Satisfaction and Committing Code Related?

コミットの頻度と仕事の満足度の相関。

毎日複数回5.14、一日一回4.98、週に数回4.94、月数回4.79、月一回未満4.73、しない4.82。

数値は『仕事の満足度』の調査結果で、高いほうが満足。

たいして変わらないが、コミットする人は仕事の満足度が微妙に高い。

どうでもいいが設問をGoogle翻訳に突っ込むと『職務満足と法令遵守はどのように関連していますか?』とかなりそれっぽい訳(だが間違い)が出てくる。


Salary


Salary by Developer Type

職種ごとの給与。

マネージャ89000ドル、DevOpsスペシャリスト72000ドル、データサイエンティスト60000ドル、データアナリスト59000ドル、組み込みエンジニア59000ドル、フルスタックエンジニア59000ドル、デスクトップアプリ開発者57000ドル、バックエンドエンジニア56000ドル、シスアド56000ドル。

地域によっても異なる。インドではデータアナリストが高給だが、ヨーロッパではバックエンドや組み込みエンジニアが高収入。


Salary and Experience by Developer Type

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職種と給与の相関。

当然就業年数が長いほど給与は高くなるが、職種自体が高給というジャンルもある。


Salary and Experience by Language

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開発言語と給与の相関。

丸の大きさは使用者数。

F#、Clojure、Goあたりはやたら高い。


Community


Site Use


Visiting Stack Overflow

StackOverflowを使ったことがあるか。

毎日複数回31.1%、一日一回32.5%、週に数回22.4%、月に数回11.5%、月一以下2.0%、初めて見た0.5%。


How Many Participants Have a Stack Overflow Account?

StackOverflowのアカウントを持っているか。

持っている87.4%、持ってない8.8%、覚えてない/わからない3.8%。

回答者の9割は登録ユーザだった。


Sharing What You've Built in Your Developer Story

Developer Storyを使ったことがあるか。

使っている16.7%、作ったことはあるが古くなっている23.0%、知っているが使ったことはない23.7%、知らない36.6%。

Developer Storyはオンライン履歴書。


How Often Do Developers Participate on Stack Overflow?

StackOverflowへの参加頻度。

毎日複数回3.2%、一日一回5.9%、週に数回11.7%、月に数回22.6%、月一以下39.2%、使ったことない17.3%。

質問・回答共にカウントのようだ。

月一以上参加は4割程度で、ROMが多い。


Developer Opinions on Ads


How Do Developers Feel About Ads?

StackOverflowの広告についてどう思うか。強く反対1~強く賛成5の得点制。

お気に入りの会社からの通知は歓迎する3.4、自分に関連した広告ならよい3.3、死ぬがよい3.2。

意外と寛容な人が多い。


Ad Priorities for Developers

開発者向け広告の優先順位。

重視する:自分に関連する広告38.8%、有用な情報14.1%、信頼できる広告13.8%、正直な広告12.9%。

重視しない:無料試用版の存在32.5%、曖昧な広告25.2%、好きな会社の広告16.7%、信頼できる広告8.4%。

開発者が広告で重視する事項は役に立つか、信頼できるかどうかであって、無料か否かは気にしない。


Engaging Together


Do Developers Consider Themselves Part of the Stack Overflow Community?

自分をStackOverflowのコミュニティの一員だと思うか。

はい55.5%、いいえ22.4%、わからない22.2%。

はいと答えた割合:男性56.9%、女性43.3%、Xジェンダー40.8%、トランスジェンダー39.2%。

男性の方がすごい一体感を感じる…ってなりやすいようだ。


Interest in Hypothetical New Tools on Stack Overflow

次に実装するとしたらどのような新機能に期待するか。強く反対1~強く賛成5の得点制。

雇用審査システム3.2、キャリア成長のためのQ&A3.2、プログラミング専用のブログ3.0、メンター制度2.8、プログラミング初心者向けエリア2.6。

仕事に関する項目がやはり強い。


Methodology

このレポートは、世界中の183カ国から101592人のソフトウェア開発者のアンケート結果に基づいて作成された。

この回答数は、調査に費やした時間と回答から、分析するに値すると見做した数である。

回答を開始したものの十分な数の質問に回答しなかった等の理由で、およそ2万件の結果が分析には含まれなかった。

適切回答者のうち、66.4%の67441人が全調査に回答した。


Qualified Responses Worldwide

分析した回答者数。

ヨーロッパ39001人、北アメリカ25016人、アジア24700人、南アメリカ4162人、アフリカ2869人、オーストラリア/オセアニア2591人、その他84人。

この調査は2018/01/08から2018/01/28にかけて行われた。

適切回答者がアンケートに費やした時間の中央値は25.8分であり、全調査回答者の中央値は29.4分だった。

回答者は主にStackOverflowが所有するチャネルを通して集められた。

流入源の上位は、バナー広告、メーリングリスト、自社広告、ブログ投稿、Twitterだった。

アンケートを完了した回答者には、お礼として"Census"バッジを授与した。

ユーザが調査にまじめに回答しているかどうかを判断する基準として、調査に対する時間を基準とした。

5分未満で回答された結果については、ほとんどが適切回答から除外された。

給与についての質問にバグがあり、その回答はこの調査には含まれていない。

まず回答者が現在使用している通貨について尋ね、次に給与が同じ通貨であるか、最後に給与が週払い・月払い・年払いであるかを尋ねたが、アンケート初日に該当部分が正常に動作しなかった。

給与についての質問は、他の質問と同様オプションである。

回答者は適格回答者の57.7%、58650人だった。

収入の上位1%については集計から除外されている。

多くの質問は、手前の回答に基づいて連動して変更される。

たとえば、仕事に関する質問は仕事に従事していると答えた者にのみ表示された。

質問は幾つかの質問ブロックに分類され、順番はランダムにされた。

また、ほとんどの質問に対する回答はランダム順で表示された。

エラーが発生したため、調査の初日において、データベースについての質問からOracleとSQLiteの選択肢が除外された。

選択肢を追加した翌日以降に、回答割合が変動するかを慎重に調査したが、その兆候は見られなかった。

最も好きな/嫌いな/必要なデータベースの回答については、選択肢にOracleとSQLiteを追加した以降の集計のみを使用している。


感想

回答者数はすごいわりに質問がおおざっぱすぎて使いづらい印象。

WindowsとHerokuとWordPressとAmazon Echoが並列で選択肢に並ぶ設問ってなんだよ。