先日2022/08/05、PHP技術者認定機構はPHP8技術者認定初級試験の実施を発表しました。
本試験は2023年春から開始となります。
で、そのベータ試験が2022/09/11に行われたので受けてきました。
一般社団法人BOSS-CON JAPAN(代表理事:吉政忠志、所在:東京都世田谷区、以下「BOSS-CON JAPAN」)は、BOSS-CON JAPAN内組織であるPHP技術者認定機構がPHP8技術者認定初級試験を2023年春より実施することを発表しました。本ベータ試験を2022年9月11日に東京で開催します。問題作成はPHP技術者認定機構 顧問でもある古庄道明氏が担当し、試験問題の監修をPHP技術者認定機構 エバンジェリストの三雲勇二氏(プライム・ストラテジー株式会社)が担当します。
試験について
試験内容
・問題数40問
・制限時間60分
・7割正解で認定
・受験料金は税抜12000円、学割あり。
・β試験は5500円。
・ほぼ4択か5択の選択式。
試験範囲
出題率 | |
---|---|
第1章 イントロダクション | 2.5% |
第2章 PHPの基本 | 12.5% |
第3章 演算子 | 10.0% |
第4章 制御構文 | 13.8% |
第5章 組み込み関数 | 8.8% |
第6章 ユーザー定義関数 | 7.5% |
第7章 標準クラスライブラリ | 7.5% |
第8章 リクエスト情報 | 10.0% |
第9章 データベース連携 | 5.0% |
第10章 オブジェクト指向構文 | 17.5% |
第11章 高度なプログラミング | 5.0% |
受験するまでの流れ
事前準備
Peatixのページから普通に申し込んだ。
当日
用意するものは鉛筆と消しゴム。
昔買った1000円の高級品を持っていきました。
受験者は10名。
なんと2桁。
前回から100%増加という伸びですよ。やったじゃん。
なお名簿では13人くらい並んでいたように見えたので、何人かは申し込んでおきながら受けなかったようでした。
さて名簿の人数を見れていることから問題点がわかりますが、受験者名簿が紙にプリントしてそのまま入口に雑に置いてあったんですよね。
さらにですね、その紙にSNSアカウント名と本名がしっかり並んで書かれていたわけですよ。
@rana_kualuの本名がばっちり流出してしましました。
まあ、そんなものをわざわざ覚えておいて放流する物好きなんていないでしょうが、個人情報には違いないので管理はもうちょっとしっかりしておいてほしいところです。
注意事項
本試験ではなかなか考えられないような注意事項がありました。
・問題文が間違っていたり不明瞭だったりするかもしれないので、その場合は問題文に×や△をつけて。
・本番では試験時間は60分になる予定だが、ベータ試験では問題文を精査する時間が必要ということで、15分追加して75分とする。
・もちろん問題文の公開などは禁止。
勉強
何もしていません。
だって上級持ってるし初級なんて寝てても余裕じゃろwwwwww
そんなわけで当日は余裕ぶちかましでニューヨークに行ってガンダム見て肉食ってから試験会場に向かいました。
いやあ本当はデザートブッフェのほう行きたかったのですが時間が合いませんでした。
こんな試験なんて受けるから食えなかったんだちくしょう。
試験内容
ほとんどの問題が、『〇〇について正しいものをひとつ選べ』『〇〇について誤っているものをふたつ選べ』という形式でした。
選択肢はひとつ選べが2/3、ふたつ選べが1/3くらい。
全て選べ、という設問はありませんでした。
また上級では非常に長い問題文が多かったですが、初級ではほとんどが1問1ページに収まる程度で、選択肢がそれぞれ1行という問題も多くありました。
ソースコードの解読問題もありましたがいずれも小規模で、ペーパーテストでも問題文読解の負担はほとんどありませんでした。
もちろん実際の問題は出せないので、以下はこんなようなかんじだったと私が創作したサンプル例題です。
例題
論理演算子について、以下のコードを実行したあとの$a
の値をひとつ選べ。
$a = true xor false;
- null
- true
- false
- エラーになる
試験の感想
めちゃ簡単だった。
後から調べて明らかに誤答していたのが1問と、これはどうだったっけ?って迷ったのが3問くらいありましたが、ほとんどの問題は間違いなく正解だと自信をもって答えられました。
これで落ちてたら鼻からカルボナーラ食ってやんよ。
25分で1周し、再確認でもう一周に20分かけて、45分程度で終了途中退席しました。
これでも5人くらい先に退席してたので、わりと時間をかけたほうです。
また再確認で答えを変更した問題はなかったので、実質25分で完了ということになります。
出題範囲については、既に滅んだPEARとかは全く出ず、適切な設問だと感じました。
また具体的な関数についてなどの出題はあまり多くなく(皆無ではない)、基礎的な内容が中心でした。
教材としては独習PHP 第4版が推奨されているみたいです。
私は読んだことありませんが。
PHP公式マニュアルで言うと、大半の問題が言語リファレンスから出題された印象です。
ひととおり目を通しておくとよいでしょう。
まあ、普段からPHPを書いている人であれば明日受けても余裕で受かると思います。
最近PHPを始めた、独学でやってるけどどうすればいいかよくわからない、という人はとりあえず取得を目指してみるとちょうどいい目標になるかもしれません。
問題の品質について
最初の注意事項に従い、×を1問と△を2問に付けました。
×をつけた1問は、問題文の選択肢に番号が振られていないというもので、試験の本質と一切関わりのない単純なミスです。
これでは回答のしようがありませんね。
その1問以外にはtypoや出題ミスのようなものは見つけられませんでした。
△はテキスト表現が揃ってないとかそういう些細なもので、気にしなくてもかまわない程度の指摘です。
上級βの時は、この問題はちょっとどうなんだろうと思う問題も多少ありましたが、今回はそういうのもありませんでした。
もう、このまま本試験に行ってもいいんじゃないかな、程度の感想でした。
成績
試験問題の精査も行いながら採点するため、まだ成績は出ていません。
成績が出るのは最長3か月後ということでした。
まあ落ちるわけがないのでどーんと構えときましょ。
本試験が始まった際には、CBTで瞬時に成績が出るようになると思います。
おまけ
肉うめえwww
ローストビーフ丼が美味すぎて笑えてきた。