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(備忘録)SQL Serverのインストール、データベースおよびテーブルの作成方法

Last updated at Posted at 2021-03-30

まえがき

 システム初学者がSQL Serverを用いたデータベースサーバーの開発実務に向け、学習、実施したことをまとめています。極力注意していますが、初学者であるため、間違い、解釈ミス等が含まれていた場合はご了承、ご指摘いただけると幸いです。
 本記事では、関連用語の整理、SQL Serverのインストール、基本的な使用方法、サンプルとなるデータベースとテーブルの作成方法についてまとめます。

関連用語の整理

RDB(Relational Data Base:リレーショナルデータベース、関係データベース)

 行、列で構成された複数の表(テーブル)に格納されているデータを関連付けて管理するデータース方式。リレーショナルデータベース以外には、階層型データベース、ネットワーク型データベースがある。

SQL(Structued Query Language)

 リレーショナルデータベースを操作するための言語。SQL言語を用いて実際にデータベースを操作するコードを記述していく。

SQL Server(Microsoft SQL Server)

SQL ServerはMicrosoft社が提供するRDBMS(Relational Database Management System:リレーショナル型のデータベース管理システム)であり、Windowsサーバーで利用されることが多い。SQL Serverを利用することにより、データベースへのデータの登録、削除および検索、抽出処理等を実行できるようになる。

SQL Serverによるデータベースの作成

 SQL ServerはMicrosoft社が提供するRDBMS(Relational Database Management System:リレーショナル型のデータベース管理システム)である。SQL Serverを利用することにより、Windowsサーバー上のデータベースへのデータ登録、削除および検索、抽出処理等を実行できるようになる。
 学習用途に利用できる無償版SQL Serverは「Express」と「Developer」がある。Expressはいわゆる機能制約版で、小規模サーバー向けの開発、運用に使用できるエディションである。Developerは全機能を備えているが、開発およびテストのみに使用可能であり、運用には別途費用が必要なエディションである。今回はExpress版で学習を進めることにする。

SQL Serverのダウンロード

 以下のMicrosoft公式サイトからダウンロードする。ページの半ばにあるExpessエディションの「今すぐダウンロードする」を押すとダウンロードが始まる。
image.png

ダウンロードしてきたSQL Serverのインストールファイルを実行
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「基本」を選択
image.png

ライセンス条項を読み、「同意する」

「インストール」を押すと、ダウンロードおよびインストールがはじまる。
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 インストールが完了すると、以下の画面となる。学習にあたってはSSMS(SQL Server Management Studio)も必要になってくるので、画面右下の「SSMSのインストール」を選択すると、ブラウザが開かれ「SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード」ページが表示される。 ※ブラウザを開いた後は、SQL Serverのインストーラは閉じてもOK
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ページを下にスクロールし、「日本語」を選択すると日本語版がダウンロードされる。 
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ダウンロードされたSSMSインストールファイルを実行
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インストールを選択

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閉じるを選択。これでSSMSのインストールも完了

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SQL Serverの動作状況の確認

 " スタートメニュー ⇒ Microsoft SQL Server 2019 ⇒ SQL Server 2019 構成マネージャー "の順にたどりSQL Server 2019 構成マネージャーを起動すると、SQL ServerをインストールしたPC上で動作しているSQL Serverの動作状況を確認することができる。
image.png
 左側のペインで「SQL Serverのサービス」を選択すると、右側のペインにSQL Serverのサービス一覧(サービス:バックグラウンドで動動作するプログラム)が表示される。このうち、「SQL Server(SQLEXPRESS)」という名称のSQL Serverが実行中であることがわかる。この「SQLEXPRESS」という名のSQL ServerはSQLServer 2019 Expressエディションをインストールした際に自動的に生成、実行されるインスタンス(サービスの単位)であり、このインスタンス上にデータベースを作成していく。1つのインスタンスに複数のデータベースを作成することも可能。

データベースの作成手順

 データベースを作成するために、Microsoft SQL Server Management Studioを使用する。Management StudioはSQL Serverにおけるデータベースの作成やテーブルの定義、各種データの登録、データベースのバックアップ設定など、SQL Serverデータベースに関する管理操作を行うことができるツールである。
 "スタートメニュー ⇒ Microsoft SQL Server Tools 18 ⇒ Microsoft SQL Server Management Studio"からManagement Studioを起動すると下のような「サーバーへの接続」ウインドウが表示されるので、「接続」。
image.png

接続したら、Management Studioの左側ペインにある「オブジェクト エクスプローラー」から「データベース」を右クリックし、メニューの「新しいデータベース」を選択する。
image.png

新しいデータベースを作成するためのウインドウが開く。ここではデータベース名欄に「testdb」と入力し、OK。
image.png

Management Studioの画面に戻り「データベース」を展開すると、先ほど作成した「testdb」が作られていることが分かる。
image.png

テーブルの作成

 次に、作成したtestdbデータベースにテーブルを作成する。オブジェクトエクスプローラーのtestdbを展開すると、「テーブル」という項目があるので、右クリック ⇒ 新規作成 ⇒ テーブル を選ぶ。
image.png

テーブルが作成されると、下のようにテーブルデザイナが表示される。テーブルデザイナでは、テーブルの列を定義することができる。
image.png

ここではサンプルテーブルとして、列を下記のように設定した。(※縦に並んでいるが、設定しているのは「列」である点に注意)
image.png

テーブルが出来たら、「主キー」を設定する。ここでは、idを主キーとする。idの左側のセル部分を右クリックし、「主キーの設定」を選ぶ。
image.png

主キーとして設定されると、idの左側のセルに、鍵マークのアイコンが表示される。
image.png

ここでいったん保存する(Ctrl + S)。テーブル名を設定するよう聞かれるので、ここでは「Table_test」とした。
image.png

サンプルデータの登録方法

 Management Studioを用いて、作成したテーブルTable_testにサンプルデータを登録する。オブジェクトエクスプローラーからデータベース ⇒ testdb ⇒ テーブル ⇒ dbo.Table_testに進み、dbo.Table_testを右クリックしたら「上位200行の編集」を選ぶ。

image.png

 テーブル作成時に列として設定した「id」「name」「flag」が表示された。セルにはNULLと記入されており、データが全く登録されていない状態であることが分かる。
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 Excelと同じ要領でサンプルデータを入力できる。今回は下記のようにid1~3の3行を設定した。ビックリマーク(!)が表示されているが、セルの中身が変更された際に表示されるものであるため、気にせず先に進める。
image.png

 なお、データを再度NULLにしたい場合は、ショートカットの「Ctrl +0」を入力すること。下記のようにDeleteキーなどで消した場合、「NULL」ではなく「空の文字列」として認識されてしまう点に注意である。
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備忘録は以上です。

環境およびアプリケーション

・Microsoft Windows 10 Home 20H2
・Microsoft SQL Server 2019
・Microsoft SQL Server Management Studio 18

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