はじめに
オフライン環境でeclipseを使わなければならない機会があったので、備忘録としてまとめました。
環境
- Windows 11
- eclipse(plaiades all in one) 2022
- 導入するプラグインとして、Emmetを例とします
- 別途webにつながっているPC
手順
アップデートアドレスの確認
Marketplaceのダウンロードしたいプラグインのページのダウンロードアイコンや、公式ホームページからアップデートアドレスを確認する。次の項で実行するコマンド中にダウンロード元として指定するものである。
http://download.emmet.io/eclipse/updates/
プラグインのダウンロード
webに繋がっているPCにおいて、プラグインをダウンロードする。
あらかじめダウンロード先のフォルダを作成しておく。
まず、コマンドプロンプトを開き、eclipse.exeのあるフォルダへ移動する。
その後、次のコマンドを実行する。
eclipse.exe -verbose -application org.eclipse.equinox.p2.artifact.repository.mirrorApplication -source http://download.emmet.io/eclipse/updates/ -destination ダウンロード先フォルダのパス
$eclipse_home/eclipse -application org.eclipse.equinox.p2.metadata.repository.mirrorApplication -source http://download.emmet.io/eclipse/updates/ -destination ダウンロード先フォルダのパス
オフラインPCへのファイル移動
ダウンロードしてきたファイルおよびフォルダをオフラインPCへUSBメモリなどを用いてコピーする。
プラグインのインストール
オフラインPC上のeclipseを開き、ヘルプ>新規ソフトウェアのインストール をクリックし、開いたウインドウで「追加」ボタンをクリック。「ローカル」ボタンをクリックし、コピーしたファイルおよびフォルダを保存しているフォルダを選択する。そして「追加」をクリック(「名前」は特に入力しなくてよい。)。
すると、対象のプラグインが選択項目に現れるので、チェックをしてウィザードに従いインストールすれば完了。
エラー
私が試したとき、次のようなエラーが出ました。
インストールする項目の収集中にエラーが発生しました
セッション・コンテキスト:(プロファイル=epp.package.java、フェーズ=org.eclipse.equinox.internal.p2.engine.phases.Collect、オペランド=、アクション=)。
対処法は、eclipseにおいて、ヘルプ>新規ソフトウェアのインストール>管理 をクリックして、登録されているアドレスを全消去したあとに、再度プラグインのインストールをすることです。
アドレスはエクスポートすることが可能なので、バックアップを取っておきたい場合はエクスポートしておきます。
補足
eclipseマーケットプレイスの検索に引っかかるものなら、もっと簡単にインストールできます。
webブラウザでマーケットプレイスにアクセスして対象のプラグインを検索・表示し、ホーム(家の形のアイコン)へアクセス。多くはGitHubやsourceforgeに繋がるので、そこからプラグインのzipをダウンロード。eclipseのヘルプ>新規ソフトウェアのインストール>追加>アーカイブと進み、対象のzipファイルを選択してインストールできる。