初めに
実施してみたところ割といい感じに機能していると思うので
- 実際に何してるのか
- 何がよかったか
を雑に書いてみます。他のチームでも何かの参考になればうれしいです。
こちらの内容と重複していることもあると思います。
概要
ランダムペアワークとは
チーム内の案件の理解度の向上や横のつながりの強化などを目的にしたものです。
やり方としては週一回、ランダムのペアを決めてペアごとに30分〜1時間程度で仕事の理解を深めたり一緒に仕事したり、特にやることなければ雑談したりします。
実際にやってること
- ペアは bot が決める
勝手にやってくれるので助かります。
- これまでの経歴を話してみる
チームメンバーは1on1を週次でしているのでなんとなくコミュニケーションを取る機会はあるのですが、メンバー間は必ずしもそうではないため、まずはどういう人なのかを知るということが序盤は多かった気がします。
コロナ禍でジョインしたメンバーが多く様々なバックグラウンドを持った方がいるのですが、どういったスキルセットで何を得意としてるかなどわかるとレビュー依頼や相談もしやすくなるのかなと思います。
- 質問タイム
- 「こういう話があったけど実はよくわかってないので教えてほしい」
- 「最近楽天に入社したばかりなので社内の細かい事情が知りたい(お得な制度なども)」
- 「使っているエディターは何?」
など改めて質問投げるほどではないけど知りたいことや聞いてみたいことなどを話すことがありました。((全体では話しづらかったことを個別に聞ける機会**はあるようでないのかもしれないです。
- デバッグを手伝ってもらう
これまでデバッグを手伝って貰う機会はほとんどなかったのですが、単純に効率が上がったり知らないことを教えあったり、これで合ってるよね?という確認が出来るのが良いなと感じています。
- 1人では難しい課題を一緒に考えてもらう
一人でわからないことも二人で考えると文殊の知恵に近づくかもしれない、ということで的確なアドバイスができなくとも別の角度の見方や、壁打ち相手になってもらい課題の整理をしたりするだけでも効果はある気がします。
- PRのレビューを一緒にやってみる
PRのレビューの観点やLGTMの基準はある程度チーム内でありますが、当然個人によるところも結構あり、具体的にどういったことが個人によるのかわかるのがやってみて面白い気付きでした。
その場で議論しながら確認するのでお互いの考えが知れてあわよくば個人のレビュークオリティが上がることと、問題なければその時点で2つのApproverがつくのでレビューを出した人にとってもうれしかったりして一石三鳥ぐらいあるかもです。
- 時間があればやりたかったことを一緒にやってみる
大抵のランダムペアワークは事前にやることを決めていないため「これやってみます?」という雰囲気ではじまることがあるのですが、そのときに時間があれば取り組んでみたかった課題があればそれをやることがあります。
例えば「手が開いてるときにやってみてください!」みたいなのは、よっぽど必要に迫られるか興味がないとなかなかやれないので、こういった機会を利用してワイワイやってたりします。
- やったことをチームに共有
- 週次のふりかえりでペアごとにやったこと
- よかったこと
- 微妙だったこと
などをゆるい感じで発表しています。他のペアの活動は非常に参考になり、それぞれ活用・工夫されていて個人的に新しい学びがよくあります。
おわりに
とりあえずやってみる精神で導入してみましたが、忙しい中でも継続できててチームの方々には感謝です。負荷にならないように祝日が多い週はスキップしたり、週30分〜1時間程度で限定してるのがよかった気がします。
話すことない・やることない、となるかもしれないので、事前にある程度話すことやることをリスト化することも考えましたがそういったことをせずとも自然と↑のようなことをやれてるのはすごいなーと思いました。
どこのチームでもそのままフィットするわけではないと思いますが、ランダムペアワークおすすめです。