✅ はじめに:なぜAWSに移行しようと思ったのか?
「そろそろ自分でサーバー環境を構築できるようになりたい」「AWSやクラウド環境のスキルを、実戦で学びたい」
そんな思いから、これまでXServerで運用していたWordPressブログを、ゼロからAWS上で構築・移行することに挑戦しました。
結果的にこの作業は、単なる“引っ越し”ではなく、
- サーバー構築スキル
- WordPressの構造理解
- セキュリティやトラブル対応の実践知
など、フリーランス・副業・インフラ運用にも活かせるスキルを多く学べる機会となりました。
🛠 使用した構成(クラウドインフラ)
項目 | 内容 |
---|---|
EC2 | Ubuntu 22.04(Apache + PHP8) |
RDS | Amazon Aurora(MySQL互換) |
Route 53 | DNS管理(独自ドメイン:raku-study.com) |
Let's Encrypt | 無料SSL証明書(Certbot導入) |
WordPress | 既存のコンテンツを完全移行(テーマ・DB含む) |
特に EC2 + RDS の連携設定や、Let’s Encrypt の導入、.htaccess
調整などは実務で使える重要な構成要素でした。
🧭 実際に行った移行ステップ(要約)
① XServerからの完全バックアップ
- FTPツール(FileZilla)で
public_html
配下を全取得 - phpMyAdminで WordPress用の
.sql
ファイルをエクスポート
② AWSでWordPress環境を構築
- EC2(Ubuntu)にApache + PHPをインストール
- RDSでデータベース作成 → EC2と接続
-
wp-config.php
に接続情報を記載 → 動作確認
③ ドメイン・SSL・リダイレクト設定
- Route 53で新ドメインを設定し、ネームサーバーを切替
- CertbotでHTTPS対応
-
301リダイレクト
により旧ドメインから新ドメインへSEO引き継ぎ
④ セキュリティ・パフォーマンス調整
- XO Security, Wordfence導入でログイン試行検知
- EWWW Image Optimizer や UpdraftPlus で最適化・バックアップ体制構築
- 投稿エラーなどにはDB構造・PHP設定調整で対応
🚨 実際に遭遇したトラブルと解決策
「手順通りにやったのに、なぜか動かない」「投稿が保存できない」など、実際には多くのハマりポイントがありました。
以下はその一部です:
❌ .htaccess
が効かず記事が404エラーに
→ Apacheの設定を AllowOverride All
に修正して反映
❌ CertbotがAmazon Linuxで正常動作せず
→ UbuntuへOSを切り替え、仮想環境でCertbot導入&SSL化成功
❌ WordPress投稿が保存できない(HTTP 500 or 更新失敗)
→ DBのテーブル定義修正・PHP設定(post_max_sizeなど)で解決
❌ reCAPTCHAエラー:「サイトキーのドメインが無効です」
→ Google側で新ドメインを再登録 → WordPressに新キーを設定
✨ 今回の移行を通して得られた知見
- AWSの主要サービス(EC2, RDS, Route 53)の実践的な使い方
- WordPressの構造(DB設計・設定ファイル・権限管理)
- 自動SSL化、301リダイレクト設定、バックアップ管理の仕組み
- 不具合に直面しても調査 → 修正 → 動作確認という力
これらは今後、インフラ構築・Web制作・副業・サーバー引っ越し案件で確実に活かせる知識になったと実感しています。
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✉️ おわりに
「AWSでWordPressを運用してみたいけど難しそう…」
そんな方にとって、本記事が一歩目の道しるべになれば幸いです。
記事の内容について質問や「ここがうまくいかなかった」なども、ぜひコメントください!
一緒に試行錯誤していきましょう💪