■まえがき
皆さんは英単語を覚える時にどのように勉強されていますか？
私はTOEICの勉強をしているので「金のフレーズ」や「mikan」、iPhoneの辞書アプリなどを主に使っています。
ですが、ある程度覚えてくるとなんとなくはわかるものの、記憶の定着率が悪いな。。。と感じるようになりました。
そこでChatGPTを使って語源を調べることができることに気づき、語源を知ると単語を覚えやすいと感じ、これを生かして辞書チャットボットを作ってみようと思い立ちました。
その過程で多くの辞書では例文がついているものが多いですが、それらの例文を見ても記憶に残らなかったのですがキャラクターを使った例文だとイメージすることが簡単にでき、記憶に残りやすかったのでそれも取り込むことにしました。
今回はそれをご紹介しながら開発経緯などをお話したいと思います。
無料公開していますが、ChatGPTのAPIの利用に費用がかかるので制限超えるとエラーになってしまうかもです。💦
■ドラゴンボール超AI英和辞書Zのご紹介
これはLINEで使用するAI英和辞書チャットボットです。
【イメージ画像】
【動画】
使用方法
↓のURLまたはQRコードでLINEの友達追加してください
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=244xbiyp
あとはLINEトークで調べたい単語を送信すると単語の調査結果が返答されます。
機能
以下の内容を返答するようになっています。
・意味
・類語
・発音
・品詞
・コアイメージ
・語源
・DragonBall例文
ドラゴンボールのキャラクターを使った例文をみて、その文の状況をイメージしながら読むようにしましょう。
・Weblio辞書検索
もっと詳細に単語の意味を知りたい場合に使用します。
・Google画像検索
入力した単語で画像を検索して、その単語の意味をイメージするのに用います。
特徴
よくある基本辞書に部分に加えて、語源と例文を示してくれるところが特徴です。
「語源」は接頭辞、語根、接尾辞やその他の語源要素を説明します。
「例文作成」は入力した単語を使った例文を作成してくれます。
その際にドラゴンボールのキャラクターおよび世界観を用いた英文が作成されるのでイメージしやすく単語の使い方が理解しやすいと思います。
開発環境
GAS（Google App Script）を用いて開発しました。詳細は以下の記事を参照ください。
https://qiita.com/rakio/items/a5b1beff89a720fdafee
■プロンプト考察
プログラムの作成よりもプロンプトの作成にかなり時間を費やしました。
理由はGPT3を使っているのですがかなりのじゃじゃ馬で全然いうことを聞いてくれなくて本当に困りました。
それでもGPT4を使わなかった理由は精度は高くて良いのですが、返答が遅いのと費用が高いので諦めました。
大文字・小文字の扱いについて
スマホのLINEで英文を入力する場合、最初の文字が大文字になることが多いかと思います。
これをそのままChatGPTに送ると動詞だった場合、命令文と判断されてしまうようでロールプレイを忘れて解答してしまうことがわかりました。
「最初の文字は大文字で小文字として考えて」というようなことを依頼して見ましたがダメで。
結局、プログラムで小文字にした方が速くね？と思いつき、それで対応するようにしました。
なんでもプロンプトでやろうとしない方がよいことがわかりました。
例文作成でドラゴンボールを使用した理由
当初、有名な人物、歴史上の人物、アニメのキャラクターなど色々選定してみたのですが、日本のキャラクターを使用すると意味のおかしい例文を作成することに気が付きました。
例えば、サザエさんを使うとのりすけさんが小学生扱いされたり、ドラえもんを使用するとまったく意味不明なものが作成されました。
そこでアメリカ、イギリスで人気があるHarryPotterやスティーブ・ジョブズなども考えたのですが魔法の世界観またはビジネス業界に絞られる例文になるのでこれはどうなのかと思い悩みました。
色々と思案しているとそういえばドラゴンボールはハリウッドで映画になったことを思い出し、試してみたところ、ChatGPTとの相性がよく、うまくドラゴンボールの世界観に合わせた例文を作ってくれることがわかりました。