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ansible-vault のメモ

Last updated at Posted at 2017-04-10

はじめに

久しぶりにansibleを使って環境構築をしていて、以前は使っていなかった vault をちゃんと使うようになったのでメモ。

(以前はパスワード等のファイルはgitに乗せないで手動共有していた。。。正確には自分しか触らなかったので自分だけが持っていた)

3行で

  • 暗号化ファイルに秘密鍵ファイルを使用すると便利なんじゃね
  • create または encrypt 時に --vault-password-file=~/.ssh/project_id_rsa って付けるだけ
  • ansible.cfg に vault_password_file = ~/.ssh/project_id_rsa 書いておくと実行時は何も気にしなくていい!

やりたかったこと

  • クレデンシャルを平文でgit管理に含めない
    • そもそもプライベートリポジトリだけど
    • そもそもgit管理に入れてなかったのも、チームの人数が増えるとよくない(暗黙の手渡しとか。。。_no)
    • つまり vault を使う
  • 忘れちゃうようなパスワードを使わない and たくさん暗号化キー(パスワード持ちたくない) and わかる人に伝わる共有の情報を使う
    • secret.txt とか手動管理やめたい
    • vault ファイル毎とかプロジェクト毎にパスワード違うとか。。。
    • チームで共有の秘密鍵(terraform用の鍵とか、実行可能ユーザが持っていていいもの)を使うといいんじゃない?
  • 今までと実行時引数を変えたくない
    • タグだったりホストだったり実行時に渡す引数が多いので --ask-vault-pass とかやりたくない
    • ansible.cfg に書いておけば大丈夫。vaultを使っていない時は無視される

具体的に

  • 鍵は自分のではなく、プロジェクトやチームで共有している鍵を使う
    • プロジェクトが複数あってそれぞれ proja_id_rsa, projb_id_rsa みたいにして管理しているので
  • vars ディレクトリ(ロールでもグローバルでも)に拡張子.vaultでファイルを作る
    • .yml である必要ないし、暗号化された状態で管理されるので、IDE等の影響を受けなくなって便利
    • vault を使わないで書いておいて、うまくいくのを確認してから暗号化
  • 暗号化する際に、ansible-vault encrypt --vault-password-file=~/.ssh/proja_id_rsa secret.vault とする
    • view, edit とかも同じ
  • ansible.cfg に vault_password_file = ~/.ssh/proja_id_rsaとする
  • 暗号化された値を使用する直前のタスクで include_vars: secret.vault とするとわかりやすい?

結果的に

  • チームで共有する際にパスワードテキストの中身なんだっけ?がなくなった
  • 復号化に手間がかからず、暗号化が推進されて、構築のコード化が進んだ
  • export ANSIBLE_VAULT_PASSWORD_FILE=~/.ssh/proja_id_rsa ってしておくといちいち--vault-password-fileをつけなくて済むので楽になった
  • 自分用のプロジェクトは当然自分の id_rsa を使うことでめっちゃ楽になった
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