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【Python 3 エンジニア認定基礎試験】人生で例外が発生したので、資格でも取って再起動しようと思った話

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はじめに

「人生で例外が発生したので、資格でも取って再起動しようと思った。」

本記事は、未経験から1週間・40時間の学習で
Python 3 エンジニア認定基礎試験に合格した体験記です。

ただし、試験の出題内容や申し込み方法などはほぼ扱いません。
フォーカスするのは、「どうやって勉強したか」=HOWの部分です。

  • 未経験でもどう勉強すれば間に合うのか?
  • ChatGPTって実際どんなふうに役立つの?
  • モチベ保てないとき、どうすれば続けられるの?

そんな疑問を持つ方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

結果

結論から伝えると、徹底攻略 Python 3 エンジニア認定[基礎試験]問題集PRIME STUDY+Chat GPT を駆使することで、1週間合計40時間の勉強だけ で、Python未経験ながら 37問/40問正解(正解率92.5%)で合格 しています!

pythonエンジニア認定基礎試験_合格所.jpg

正直、内容をすべて完璧に理解できたわけではありません。
今回は諸事情(後述)により取得を急いでいたこともあり、「合格点を取るために必要なこと」にフォーカスして、最短で結果を出す学習法を意識しました。
この記事ではその手法を少しでも伝えられたらと思います。

試験勉強

使用教材

● 使用教材について

勉強に使った教材は、たったの2つだけ。
いわゆる「少数精鋭」スタイルで合格まで持っていきました。


📕 黒本(徹底攻略 Python 3 エンジニア認定[基礎試験]問題集)

通称“黒本”。技術書界の黒帯みたいな存在です。
出題範囲を単元ごとにまとめてくれていて、章末には模擬テスト1回分も掲載。
「何が出るか」の感覚をつかむにはピッタリの参考書です。


🌐 PRIME STUDY(公式模擬試験サイト)

主催団体である「一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会」 が提供している、
完全無料の公式模擬試験サイト。
ぶっちゃけ、「本番でこのまま出るのでは?」と思うレベルでそっくりなので、
やらない手はない神教材です。


🤖 番外編:ChatGPT(学習アシスタント)

実はこの試験、未経験者にとっては知識の幅が広く、抽象的な用語も多いのがツラいポイント。
模試や黒本の問題は解けるけど、出題の切り口がちょっと違うと「詰む」 ことも。

そこで頼りになったのが ChatGPT でした。

  • 🔍 検索力(質問内容を整えなくても答えてくれる)
  • 📚 説明力(黒本の固い文章を噛み砕いてくれる)
  • 🧠 意図の読解力(頭がこんがらがってても察してくれる)
  • 🎙 音声入力(もはや人間より聞き上手)

黒本でモヤッとした箇所を即ChatGPTに聞いて、
理解したフリじゃなく「なんとなくわかった気がする」をちゃんと「わかった」に変える。
これが合格への裏ルートでした。


以上、この3つ(※ChatGPTは教材というより“仲間”)だけで、未経験からでも1週間で合格できました。

● 勉強スケジュール

今回は、約1週間・合計約40時間の学習で合格を目指しました。
ざっくりですが、1日の流れと学習内容はこんな感じです👇

Day 勉強時間 勉強内容
Day1 6h 黒本1〜6章を「全部理解しながら」解く(めっちゃ時間かかった)
Day2 6h 黒本7〜12章を同じく全問解く。すでに脳がモニョる。
Day3 5h 黒本13章の模擬テスト + PRIME STUDYの1回目を受験
Day4 5h 前日の復習 + PRIME STUDYの2回目 + 解き直し
Day5 8h PRIME STUDYの3回目 + 復習 + 黒本1〜12章ざっくり再確認
Day6 8h 黒本模擬 + PRIME STUDY全3回を一気に解き直し + 穴埋め復習
Day7(試験当日) 2h 最終見直し → 午後一で受験!

🧠 学習スタイルと生活リズム

「40時間」と言っても、YouTube流しながら…みたいな"なんちゃって学習"はカウントしてません。
ガチで集中してた時間だけを計上しています。

毎朝8時ごろに起床 → 朝ごはんと軽い散歩で頭をリフレッシュしてから、
だいたい9時半くらいから勉強スタート

  • 最初の数日は「午前 + ちょい午後」くらいのペース
  • 試験2日前くらいからは「朝〜夜フル稼働モード」に突入
  • 試験当日は、軽く復習して午後一でCBT受験!

💡 ポイント

  • 黒本は最初ガチで読むと超時間かかる → ChatGPTに要約&解説させて効率UP
  • PRIME STUDYは本番形式なので、本気で解く→復習→もう一回解くのループが大事
  • 勉強時間のピークは試験前2日間!ここで一気に精度を高めた

試験勉強って、どうしても「やった気になってるだけ」になりがちですが、
今回は意識的に「本当に覚えた?理解してる?」と自問しながら進めました。
ChatGPTがいなかったら詰んでたかもしれません(笑)

● 勉強方法(ChatGPT活用術)

今回の勉強で一番こだわったのが、「わからないところを絶対に放置しない」こと

黒本を解いていると、「なんとなくわかるけど説明できない」「似たような言葉が多くて混乱する」
そんな“脳内ぐちゃぐちゃゾーン”に突入することがよくありました。

そこで登場するのが、ChatGPT先生


🤖 ChatGPTの使い方(自分流)

  1. 問題を解く
  2. わからなかったところをすぐChatGPTに聞く
  3. それでもモヤモヤしたら、「この意味ってこういうこと?」と仮説を立てて再度聞く
  4. ChatGPTが「それは違うね」とか「似てるけど違う概念」とか教えてくれる
  5. 頭の中が勝手に整理されていく!

このやり方がめちゃくちゃ良かった理由は大きく3つあります👇

  • 🧩 概念の違いや関係性をリアルタイムで質問できる
  • 🧠 自分の“仮説”をぶつけて答え合わせできる
  • 📚 バラバラだった知識が、1本の線でつながる感覚が得られる

💡 ChatGPT活用の具体例:if __name__ == '__main__':

黒本のコード例で見かけたこの一文、初見ではまったく意味がわからず、ChatGPTに聞いてみたやりとりがこちら👇


if __name__ == '__main__': の意味がピンとこない…」

→ ChatGPT「これはスクリプトが“直接実行されたとき”だけ処理を動かすための構文です。
モジュールとして“他のファイルから呼び出されたとき”は動きません。」


「そもそも __name__ って何?」

→ ChatGPT「Pythonが自動的に定義する特殊変数です。
スクリプトやモジュールごとに __name__ があり、その値が状況によって変わります。」


「特殊変数ってなんなの?」

→ ChatGPT「Pythonでは __name__ のように前後にアンダースコア2つが付いた名前は
“特殊用途のための予約された変数や関数”です。内部処理や制御に使われます。」


「で、__name__ の中には何が入ってるの?」

→ ChatGPT「スクリプトが直接実行されているときは '__main__' が入ります。
逆に、他のファイルから import された場合は、そのモジュール名が入ります。」


「じゃあ __name__ == '__main__' って何してるの?」

→ ChatGPT「“このファイルは今、直接実行されている?”をチェックしています。
YESなら中の処理を実行、NOならスキップされます。」


「なんでそんなチェック必要なの?」

→ ChatGPT「たとえばモジュール内にテストコードやデモを書いておきたいとき、
そのままだと import したときにも実行されちゃうんですよね。
でも if __name__ == '__main__': の中に書いておけば、importされたときは無視され、
直接実行したときだけ動く
ようになります。」


「なるほど、今自分が主役か、呼ばれた脇役かを見極める処理ってことか…!」

→ ChatGPT「Exactly. この構文で、モジュールを“安全に再利用可能なコード”にできます。


こうやって 「疑問を分解して聞く→自分の仮説で確認する→体系的に整理される」 というプロセスを
ChatGPTと一緒に繰り返していくことで、知識の定着がグッと深まりました。

勉強しているのに頭がモヤモヤしてくる感覚、あるあるだと思いますが、
そのモヤモヤを「言語化→質問→解消」できるのがChatGPTの本当の強さだと感じました。

試験の難易度

結論から言うと、本番の難易度は模擬試験と同じくらいでした。
…まあ、模擬試験を作ってるのが試験主催者なので、そりゃそうですよね(笑)

ただ、1つだけ違いを感じたのは「問題文の雰囲気」です。

模擬試験はどちらかというと丁寧な口調で出題されていて、
「これはつまりこういうことだよね?」と、読みながら整理しやすい構成でした。

一方、本番の試験では1〜2文でズバッと問われるスタイルが多く、
ちょっとそっけない印象。しかも、緊張してる中でその“あっさり出題”が来ると、逆に焦るんですよね。

問題そのものの難易度は変わらないけど、
“落ち着いて解けるかどうか”が本番のカギになると思います。

これから受験される方は、模擬試験に慣れた上で、
「本番では急にそっけなく聞かれてもビビらない」マインドセットを
心の片隅に置いておくと◎です!

蛇足(本編)

受験の背景

実は今回、Python 3 エンジニア認定基礎試験に挑戦したのには深〜い理由があります。

というのも、人生で例外が発生しまして──
社会というシステムから、予期せぬ RaiseFiredError が発生しました。(笑)

新卒で営業として入社 → 「やっぱ開発がしたい!」と気づく →
スピード感重視でSESのベンチャーに転職 → Java現場で実務スタート!
……と、ここまでは順調だったんですが、ちょっとしたトラブルで人生リセットボタンを押される展開に。

とはいえ、個人としての成長は止められないので、
この時間を逆にチャンスと捉え、「最短で結果を出す方法」を模索して、資格取得に挑みました。

人生もコードも、バグっても再起動すればいい。
そう思えるようになったのが今回の一番の収穫かもしれません。

今後の意気込み

そもそも今回、Python資格を取ろうと思った背景には、「AIエンジニアになりたい」という野望がありました。

RaiseFiredError(クビ)が発生してからの2ヶ月間、
転職活動でAI系・データサイエンス系の求人に150社以上エントリー
──結果:全滅(書類落ち率90%以上)です。(笑)

理由は主に2つ。

  • 実務経験不足(特にAI/MLの開発経験)
  • 定着性への不安(クビ直後だったので…)

クビになってへこみ、キャリアチェンジのいい機械だと前向きにとらえ一念発起し、AI開発に行きたくてPythonエンジニアの道を探していたのに、
現実は、「まずJavaの現場から…」という流れに。(長期的に働ける企業様を選択したこともありますが、、)

Python資格を取った当時の動機も、
実は企業から「資格とか持ってないの?」と聞かれ、次の面接に間に合わせるために慌てて取得したのがきっかけだったりします。(正直すぎる)


とはいえ、これは遠回りではなく「準備運動」だと思っています。
いまはJavaの現場でしっかりエンジニア経験を積みながら、
PythonとAIのスキルは並行して磨いていき、再チャレンジのタイミングを虎視眈々と狙う所存。

RaiseFiredErrorHandleWithGrowth()Reboot()

最初の一歩として資格を取り、今こうして現場に戻ってきたことも、この記事を書き始めたのも、
全部「次のジャンプのためのしゃがみ込み」だと信じています。


いつか「自分でAIを作る側」に立つ日まで、スキルと実績を着実に積んでいきます。
再起動した人生、今度は精度高めに学習させていきます。

● 勉強を続けるには(コラム的なやつ)

今回は諸事情(RaiseFiredError)により、
「1週間で絶対に合格しなければいけない状況」 だったので、
それなりに集中して勉強できました。

が、現実的にはこんな状況の人はレアですよね。


  • 「勉強の必要性はわかってるけど、業務で疲れてモチベがない…」
  • 「土日に勉強しようと思ってたけど、気づいたら昼寝してた…」
  • 「YouTubeだけ観て1日が終わった…」

──こんな風に思っている人、めちゃくちゃ多いと思います(私もそうでした)。


僕が思うに、勉強を続けるには “2つのハードル” を超える必要があります。


① 始めるまでのハードル

これは、 「やればスッキリするのはわかってるけど、やる気が出ない」 というやつ。
でも実は、人間は「始めたあと」にやる気(ドーパミン)が出る生き物なんですよね。

だから、気分が乗らないときこそ、
「3分だけやる」と決めて机に向かうのが超大事。

  • 黒本を1ページだけ読む
  • ChatGPTに1問だけ質問する
  • Pythonファイルを開くだけ

この3分間でドーパミンが出て、気づいたら30分勉強してる…なんてこともザラにあります。
「やる気が出たらやる」ではなく、 「ちょっとやったら、やる気が出る」 のが人間なんです。


② 続けるためのハードル

これは、どんなに忙しくても“自動的に”行動できる仕組みを作ること。

意思に頼ると絶対にブレるので、
習慣化するには「ルール化」や「トリガーの設定」が効果的です。

たとえば…

  • トイレに黒本を置く(物理的強制)
  • ご飯を食べたらパソコンを開く(条件づけ)
  • 帰宅後は座る前に1問だけ模試を解く(儀式)

このように、「これをしたら自動でこれをやる」 という動線を作ると、
毎日の中に勉強が自然に組み込まれていきます。


🔚 続けるコツは、“とにかく始める”と“仕組みで回す”こと。

モチベーションが高い日も、低い日も、
「3分だけやる」「トイレに本置いてあるし…」というレベルの仕掛けがあるだけで、
意外と続けられるものです。


やる気は「気分」じゃなくて「仕組み」でコントロールできる。
僕がこの1週間で強く感じたことの1つです。

おわりに

今回の挑戦を通して学んだのは、
「準備が完璧じゃなくても、やってみることで道は開ける」ということでした。

RaiseFiredErrorから始まった僕の再起動プロセスはまだまだ序盤。
でも、確実に実行可能なコードになりつつあります。

これからもエラーと向き合いながら、
ちょっとずつ最適化していきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
これからも、資格勉強やアプリ開発の過程を発信しながら、学びを積み上げていきます。
ぜひ一緒に成長していけたら嬉しいです!

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