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AndroidデバイスをLinuxサーバーに変える (3) chatgptを使ったチャットサーバーを動作させる

Last updated at Posted at 2024-04-06

はじめに

前回はAndroidでLinux環境を実現するTermux上でflaskを用いてWebサーバーを動作させた。

この記事では、langchainライブラリを使ったchatgptとのチャットサーバーを構築し動作させる。

Termuxでチャットサーバを構築する

シンプルなチャットサーバgithubに用意しておいた

Gitのインストール

チャットサーバのソースコードをgithubからダウンロードするためにgitコマンドをインストールする

$ pkg install git

このコマンドにより、GitがAndroidデバイス上のTermux環境にインストールされる。

作業フォルダの作成

プロジェクト管理のための作業フォルダを作成し、そこに移動する。

$ mkdir work
$ cd work

プロジェクトのクローン

サンプルプロジェクトtest_langchainをGitHubからクローンする。このプロジェクトには、OpenAIのAPIを利用したサンプルアプリケーションが含まれている。

$ git clone https://github.com/aRaikoFunakami/test_langchain.git
$ cd test_langchain/

ライブラリのインストール

プロジェクトに必要なライブラリのインストールは、poetryを使用して行われる。Rustでのコンパイルが必要なためAndroidのSoCの種類にもよるがインストールには結構な時間が掛かる。気長に待つ。

$ pkg install -y rust
$ pkg install -y binutils
$ poetry install

設定ファイルの作成

OpenAI APIを利用するためには、自分のAPIキーをconfig.pyに設定する。

cp config_sample.py config.py
vi config.py

config.pyには以下のように記述する。

keys = {
    "openai_api_key": "<YOUR OPENAI ID>",
    "model_name": "gpt-3.5-turbo",
}

<YOUR OPENAI ID>の部分にOpenAIのAPIキーを設定する。

チャットサーバの実行

設定が完了したら、チャットサーバapp.pyを実行する。

$ poetry run python app.py

実行後、AndroidのChromeブラウザから http://localhost:8080/?text=mt.fuji でチャットサーバーにアクセスするとChatGPTからの回答を確認できる。

image.png

まとめ

Androidデバイス上で完結する開発環境の構築が可能となった。
これでクライアントアプリとWebサーバーを組み合わせたサービスのデモ環境をAndroid単体で準備することができそうだ。

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