はじめに
Arm64のM1 MacBookProを入手したのでARM版Ubuntuをインストールしてみた。
残念ながらVirtualBoxがM1 MacBookProに対応していない。そこでUTMを使ってUbuntuを動作させる。UTMはQEMUを利用しているVM環境らしい。
参考サイト
QEMU
QEMUを素で動作させる場合の参考サイト
https://qiita.com/hjmr/items/abeb9a4567d08ddcc3b9
UTM
UTMの開発サイト
https://github.com/utmapp/UTM
UTMのダウンロードサイト
https://mac.getutm.app/
UTMで動作させる場合の参考サイト
https://mac.getutm.app/gallery/ubuntu-20-04
https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0672
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1383603.html
UTMでUbuntuを動作させる作業を動画で説明しているサイト
https://www.youtube.com/watch?v=A0LNG4rITw0
ARM版Ubuntu
ARM版のUbuntu Serverのisoファイルをダウンロードする
ARM版のデスクトップUbuntuは現時点では存在しない
https://ubuntu.com/download/server/arm
バーチャルマシン(VM)の作成
VM設定
CPU: 4コア
メモリ: 12GB
ストレージ: 128GB
Enable: Hardware OpenGL acceleration
その他の設定はデフォルト
Ubuntuのインストール
スタートマーク(▷)を押してVMを起動しインストールを開始する

言語は日本語がなく、また日本語設定で思わぬ問題が起きるのも嫌なので English を選択

キーボードはこういうことを見込んで USキーボード のMacBookを選択してある

ディスクサイズの変更 128Gbyte
Chromiumのコンパイルのためディスクサイズは128Gbyteに設定した。
この画面では /dev/vda が 128GBとなっているのでサクサクと進めたいところだが...
/(ルート)ディレクトリのサイズが63GBしか利用しないようになってしまっているので手作業で変更が必要
63.248Gを選択して
63.248Gの部分をmaxの値に変更する
変更した結果 /(ルート) ディレクトリのサイズが 126.496GB 利用できるようになった
その他設定
その他の設定はデフォルトのままインストール終了 => [Reboot Now]

Ubuntu の起動とデスクトップのインストール
CD/DVDからUbuntuのisoイメージを取り外して再起動する
!!!忘れやすいので注意!!!
インストールしたUbuntuが起動
Server版なのでCUI

Ubuntu のデスクトップのインストール
UTMのギャラリーページを参考に進める
$ sudo apt update
$ sudo apt install ubuntu-desktop
$ sudo reboot
reboot でクラッシュしたがインストールは成功
再起動後にGUIが立ち上がる
クリップボードとディレクトリ共有を有効化
$ sudo apt install spice-vdagent spice-webdavd
Mac側のブラウザで表示していた日本語をコピーしUbuntu側のターミナルにペーストする
日本語が文字化けせずターミナルにコピペされている
ディレクトリの共有も動作している
FirefoxでWebにアクセス
ネットワーク接続も問題なく動作した








