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概要

今回は短めの記事です。
SEとしてプロジェクトに参画し、退場する際はよく
cipherコマンドを実行したりします。

思った以上に実行時間が長く、ノリで記事にしました!

「cipher」コマンドとは?

コマンドプロンプトから実行できるコマンド(命令文)の1つです。
指定したディレクトリ(フォルダ)の空き領域に特定のデータを3回上書き処理を行う
ことができます。

HDDの記憶領域にデータが何回も上書きされれば、復元は大変困難となります。
退職した人の情報やデータを適切に消去するために、よく使われるコマンドの一つというわけですね。

〜コマンド詳細〜

cipher /w:実行したいディスク名:

// Cドライブでしたい場合
cipher /w:c:

所要時間

結論から言うと、私の場合は2時間35分程度だったと思います。
まあこれが長い上に会社のPCで実行していると他にやることがなかったりするので、
地味にキツかったりします笑

この体験を書きたかっただけなのですが、PCのスペックや
削除するディスクによって時間は変わってくると思います。

参考に私が実行したPCのスペックを記載します。

・OS: Windows 10
・プロセッサ: Intel(R) Core(TM) i5
・RAM: 8GB

早く終わらせる方法は?

データの消去

Cドライブ直下に実行するのであれば、Cドライブの中身は削除するなどを
お勧めします。

目的は上書きによる復元防止であり、データを扱っているわけではないので。

またcipherコマンドは指定したディレクトリ(フォルダ)の
空き領域に特定のデータを3回上書きするので、中身は削除した方が
やはり良さそうです。

参考:

空き領域を作成するか
対象ディレクトリの中身を消しておくこと

他のアプリを終了しておく

コマンドを打つと表示されるのですが、他のアプリも終了させておいた方が
良さそうです。

コマンドを実施してみよう

では実際にコマンドを打つと画像のようになります↓

Screen-when-the-cipher-w-command-ends.png

実行すると、プロセスが画面に表示されます。
「〜に書き込み中」と言うのはプロセスのことで、種類としては

・「0x00 に書き込み中」
・「0xFF に書き込み中」
・「乱数 に書き込み中」
の順番の3つとなります。

上記合計3回の上書き処理がされます。

最後に

退職前はPCの初期化やデータの片付け以外にもやることが多く
忙しかったりします。

「cipher」コマンドの実行には時間が取られるので、
予め知っておくことで役に立つこともあるのではないでしょうか。

そう言う意味でこの記事が参考になれば幸いです!

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