C#でワークシートを非表示にする

はじめに

シートを非表示にすることは、スプレッドシートソフトウェアでよく使用される機能であり、ユーザーが特定のシートを非表示にし、ワークブック内で見えなくすることができます。シートを非表示にすることは、様々な目的に使用することができます。例えば、機密データの保護、ワークブックの構造の簡素化、または即座に表示する必要のない情報の非表示などです。以下に、詳細な手順をご紹介します。

ツール

• Visual Studio 2022
• Free Spire.XLS for .NET

インストール方法

1. Free Spire.XLS for .NETをダウンロードします。
2. Visual Studioで新しいプロジェクトを作成します。
3. 「Solution Explorer」で「References」を右クリックし、「Add Reference」>「Browse」を選択します。
4. BINフォルダ内のdllファイルを見つけて、「OK」をクリックします。

コード

using Spire.Xls;

namespace HideWorksheetsInExcel
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            //Workbookクラスのインスタンスを初期化する
            Workbook workbook = new Workbook();

            //Excelファイルをロードする
            workbook.LoadFromFile("Sample.xlsx");

            //最初のシートを取得する
            Worksheet sheet1 = workbook.Worksheets[0];

            //シートを非表示にする
            sheet1.Visibility = WorksheetVisibility.Hidden;

            //2番目のシートを取得する
            Worksheet sheet2 = workbook.Worksheets[1];

            //シートを非常に非表示に設定する
            sheet2.Visibility = WorksheetVisibility.StrongHidden;

            //結果ファイルを保存する
            workbook.SaveToFile("HideWorksheets.xlsx", ExcelVersion.Version2013);
        }
    }
}

以上のコードでは、Worksheet.VisibilityプロパティをWorksheetVisibility.HiddenまたはWorksheetVisibility.StrongHiddenに設定することで、シートを非表示にすることができます。また、ワークブックには少なくとも1つの表示可能なシートが必要です。

その他、非表示になっているシートを表示したい場合は、以下のコードを参考にしてください。

            foreach (Worksheet sheet in workbook.Worksheets)
            {
                if (sheet.Visibility == WorksheetVisibility.Hidden)
                {
                    sheet.Visibility = WorksheetVisibility.Visible;
                }
                else if (sheet.Visibility == WorksheetVisibility.StrongHidden)
                {
                    sheet.Visibility = WorksheetVisibility.Visible;
                }
            }