Excelを画像に変換することで、表示されるデータの書式がデバイスやソフトウェアのバージョン、開き方によって変わることがありません。プレゼンテーション、レポート文書、ウェブページのいずれに画像を挿入する場合でも、Excel表の元のスタイルは維持されます。このガイドでは、Pythonを使ってExcelファイルをJPGやPNG画像に変換する方法を紹介します。
Excelを画像に変換するPythonライブラリ
作業を始める前に、サードパーティライブラリSpire.XLS for Pythonをインストールする必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行することでインストールできます：
pip install Spire.XLS
また、以下のリンクから製品パッケージをダウンロードし、ローカルパスからインストールすることもできます。
PythonでExcelワークシートを画像に変換する
Worksheet.ToImage() メソッドを使用すると、指定したワークシートを直接画像に変換できます。次に、Save() メソッドを使用して、画像を JPG または PNG ファイルに保存できます。
手順は以下のとおりです：
- ライブラリをインポートします。
-
Workbook.LoadFromFile()メソッドでExcelファイルをロードする。 -
Workbook.Worksheets[index]プロパティで指定したワークシートを取得する。 -
Worksheet.ToImage()メソッドでワークシートを画像に変換する。 - 指定された形式で画像を保存する。
Python コード：
from spire.xls import *
from spire.xls.common import *
# Excelファイルを読み込む
workbook = Workbook()
workbook.LoadFromFile("input.xlsx")
# 最初のワークシートを取得する
sheet = workbook.Worksheets[0]
# ワークシートを画像に保存する
image = sheet.ToImage(sheet.FirstRow, sheet.FirstColumn, sheet.LastRow, sheet.LastColumn)
# 画像をPNGファイルに保存する
image.Save("SheetToImage.png")
workbook.Dispose()
Pythonで指定したセル範囲を画像に変換する
セル範囲を指定して、Worksheet.ToImage() メソッドで画像に変換することもできます。以下はPythonのコードである：
from spire.xls import *
from spire.common import *
# Excelファイルを読み込む
workbook = Workbook()
workbook.LoadFromFile("input.xlsx")
# 最初のワークシートを取得する
sheet = workbook.Worksheets[0]
# 指定したセル範囲を画像に変換する
image = sheet.ToImage(1, 1, 6, 4)
# 画像をPNGファイルに保存する
image.Save("CellRangeToImage.png", ImageFormat.get_Png())
workbook.Dispose()
変換中、Python Excelライブラリはワークシートのページマージンを設定するインターフェースも提供します。
// 余白を0に設定して空白を取り除く
pageSetup = sheet.PageSetup
pageSetup.TopMargin = 0
pageSetup.BottomMargin = 0
pageSetup.LeftMargin = 0
pageSetup.RightMargin = 0
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