はじめに
Word文書は、日常の業務で最もよく使用されるドキュメント形式の一つです。Word文書には重要な情報や機密情報が含まれている場合、文書の共有時のセキュリティは非常に重要です。そのような場合、文書を保護するためにパスワードを設定することができます。パスワードを知っている人だけが文書を正常に表示および編集することができます。この機能は、Word編集ソフトウェアまたは暗号化ソフトウェアを使用して実現することができます。この記事ではPythonを例に挙げて、プログラミングの方法でWord文書を暗号化および復号化する方法を紹介します。これは、関連するソフトウェアの開発や文書のバッチ処理に非常に役立ちます。
ライブラリ
このチュートリアルでは、Spire.Doc for Pythonライブラリを使用します。これは、docxやdocなどの形式の文書を処理するためのPythonプログラムライブラリです。参考コードについては、Spire.Doc for Pythonパッケージをダウンロードして入手することができます。
インストール方法
操作を行う前に、まずSpire.Doc for PythonライブラリをVisual Studio Codeにインストールしてください。以下にインストール方法を示します。
- 「Explorer」-「NO FOLRDER OPENED」-「Open Folder」をクリックします。
- フォルダーを選択し、その中に 「.py」 ファイルを作成します。
- そのファイルを開いて、「Terminal」-「New Terminal」をクリックします。
- 次のコマンドを入力して、Spire.Doc for Python と plum-dispatch v1.7.4 をインストールします。
pip install Spire.Doc
もしまだVS CodeにPython拡張機能をインストールしていない場合は、まずPythonをダウンロードしてください。その後、VS Codeを開き、ExtensionsをクリックしてPythonを検索し、インストールしてください。
Word 文書の暗号化:
コード:
from spire.doc import *
from spire.doc.common import *
inputFile = "C:/Users/Administrator/Desktop/Sample.docx"
outputFile = "C:/Users/Administrator/Desktop/ Encrypt.docx"
#Word文書を作成します
document = Document()
#Word文書を読み込みます
document.LoadFromFile(inputFile)
#パスワードを設定します
document.Encrypt("123456")
#docx ファイルとして保存します
document.SaveToFile(outputFile, FileFormat.Docx)
document.Close()
コードの説明:
上記のコードでは、まずDocumentクラスを作成し、文書をロードします。そして、Document.Encrypt() メソッドを呼び出して、文書のパスワードを設定します。最後に、docxファイルとして保存します。
Word 文書の復号化:
必要な場合は、文書のパスワード保護を解除することもできます。
その場合、Document.LoadFromFile() メソッドを呼び出し、パスワードをパラメータとして入力します。そして、生成された文書を保存します。
#パスワードでWord文書を読み込みます
document.LoadFromFile(inputFile, FileFormat.Docx, "123456")
まとめ
上記は、Pythonコードを使用してWord文書を暗号化および復号化する方法の紹介です。
さらに、文書の編集範囲を設定することで文書を保護することもできます。
詳細な手順については、このチュートリアルを参照してください。
Word 文書の編集制限を設定または削除する