はじめに
ExcelファイルをCSV形式に変換することは、スプレッドシートデータをコンマ区切りの純テキスト形式に変換することです。ほとんどのテキストエディタやデータ処理ソフトウェアは、この形式を読み取ることができますので、データ分析やデータ転送が簡単かつ迅速に行えます。必要に応じて、CSVをExcelに変換してデータをより効果的に保存・処理することもできます。
ツール
- Visual Studio Code
-
Spire.XLS for Python
このライブラリは、Excel から PDF への変換、Excel の作成と読み取りもサポートしています。
インストール方法
- VS Code で「Extensions」をクリックし、「Python」を検索してインストールします。
- 「Explorer」-「NO FOLRDER OPENED」-「Open Folder」をクリックします。
- 既存のフォルダーをワークスペースとして選択するか、新しいフォルダーを作成することもできます。
- そのフォルダーに「.py」 ファイルを追加し、任意の名前を付けます。
- 「Terminal」-「New Terminal」をクリックします。
- 次のコマンドを入力して、Spire.XLS for Python と plum-dispatch v1.7.4 をインストールします。
pip install Spire.XLS-for-Python
pip install plum-dispatch==1.7.4
コード:
ExcelからCSVへの変換
from spire.xls import *
from spire.common import *
#Workbookオブジェクトを作成する
workbook = Workbook()
#Excelドキュメントをロードする
workbook.LoadFromFile("sample.xlsx")
#最初のシートを取得する
sheet = workbook.Worksheets[0]
#CSVファイルに変換する
sheet.SaveToFile("ExcelToCSV.csv", ",", Encoding.get_UTF8())
workbook.Dispose()
CSVからExcelへの変換
from spire.xls import *
from spire.common import *
#Workbookオブジェクトを作成する
workbook = Workbook()
#CSVファイルをロードする
workbook.LoadFromFile("sample.csv", ",", 1, 1)
#最初のシートを取得する
sheet = workbook.Worksheets[0]
#数値をテキストとして表示する
sheet.AllocatedRange.IgnoreErrorOptions = IgnoreErrorType.NumberAsText
#列幅の自動調整
sheet.AllocatedRange.AutoFitColumns()
# Excelファイルに保存する
workbook.SaveToFile("CSVToExcel.xlsx", ExcelVersion.Version2013)