Excelはデータを保存し管理するための最適なドキュメント形式です。Excelドキュメントからデータを素早く読み取りたい場合は、適切なライブラリを使用してExcelファイルを開き、セルの範囲を取得することができます。その範囲は、ワークシート全体、特定の行または列、またはカスタムの範囲にすることができます。以下に、詳細な手順を示します。
ツール
- Visual Studio Code
-
Spire.XLS for Python
このライブラリは、Excel の作成、Excel から PDF への変換もサポートしています。
インストール方法
- まず、Python をダウンロードしてインストールします。
- VS Code で「Extensions」をクリックし、「Python」を検索してインストールします。
- 「Explorer」-「NO FOLRDER OPENED」-「Open Folder」をクリックします。
- 既存のフォルダーをワークスペースとして選択するか、新しいフォルダーを作成することもできます。
- そのフォルダーに「.py」 ファイルを追加し、任意の名前を付けます。
- 「Terminal」-「New Terminal」をクリックします。
- 次のコマンドを入力して、Spire.XLS for Pythonと plum-dispatch v1.7.4 をインストールします。
pip install Spire.XLS-for-Python
pip install plum-dispatch==1.7.4
コード:
from spire.xls import *
from spire.common import *
#Workbookオブジェクトの作成
wb = Workbook()
#サンプルファイルをロードする
wb.LoadFromFile("sample.xlsx")
#最初のシートを取得する
sheet = wb.Worksheets[0]
#データを含むセル範囲を取得する
locatedRange = sheet.AllocatedRange
#行をループする
for i in range(len(sheet.Rows)):
#列をループする
for j in range(len(locatedRange.Rows[i].Columns)):
#データを取得する
print(locatedRange[i + 1, j + 1].Value + " ", end='')
print("")
上記のコードでは、Worksheet.AllocatedRangeプロパティを使用して、データが含まれるセルの範囲を取得します。次に、範囲内の行と列をループしてセルを取得します。最後に、CellRange.Valueプロパティを使用して、各セルの値を返します。