CivicTech & GovTech Advent Calendar 2023 の16日目の記事です。
都知事杯オープンデータハッカソンとは
「アイデアとデータで新しい価値を生み出そう」というビジョンの元、
プレイベントが6/15から始まり、キックオフが8/2に行われチームを組み、
8/26, 27のハッカソンに挑むというイベントです。
発表は8/27ではなく、9/10に行いました。
結構ハッカソンにしては長期間のイベントかと個人的に感じました。
2023年の公式サイト
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp
オープンデータの可能性
実はオープンデータを用いた開発はこのハッカソンが初めてでした。
なので、最初片っ端からExcelやCSV・PDFのダウンロードをして中身を見ていきました。
防災や少子高齢化に関することであったり、喫煙所の場所など様々なデータがあり、
これらのデータを網羅した何かが作れたら便利だろうなあととても可能性を感じました。
オープンデータの課題
可能性は秘めているものの、課題は多くあると実装をしていて思いました。
自治体や組織によってフォーマットが揃っていなかったり、
存在するはずのオープンデータが閲覧不可となっていたりと
オープンデータを用いて実装していく上での課題感はとても感じました。
実際にファイナリストまで選ばれた中で2チームほど、
オープンデータの使いにくさを解消するためのアイデアやプロダクトを提案していました。
開発したもの
OpenAIのAPIを用いたチャットボットでメンタルケアを行う
Webアプリケーションを開発しました。
ユーザーに対し、メンタルケアや住んでいる自治体の支援制度を提案し、
自立と成長を支援するプロダクトを目指しました。
ざっくりした処理フローは以下です。
使った主な技術は以下です。
- Backend
- Python
- Django
- Frontend
- TypeScript
- React
プレゼンのアーカイブはこちら
参加してみての感想
シビックテックに触れたのは初めてだったのですが、
法律など様々な壁が存在するのだということを知りました。
しかし、生成AIというゲームチェンジャーが現れたことにより
もっとシビックテックの可能性は広がっていくのだろうと思いました。
(自チーム含めOpenAIのAPIを使っているチームが多かった印象)
あとは結構長期間に渡るイベントなのでチームメンバーは
予め決めて臨んだ方が良さそうだと思いました...
(非エンジニアの方も多かったので色々ありました...)
ファイナリストまで残れなかったのですが
何か趣味で東京都オープンデータを使って開発ができればと思っています。
また、来年にでもリベンジできたらとも思います💪
この記事から行政などに課題を感じている方々が
シビックテックに興味を持ってもらえることを願っています。