序文
今回は、自分の健忘の為にGCPの無料枠の詳細の説明をしたいと思います。
先月まで、月に700円程サーバ代が課金されていたのですが、
無料枠の情報を知ったため、共有がてら記載していきます。
(2019/1/17時点での情報です。今後利用規約が変更になる可能性があるのでそこは考慮お願いします)
参考ドキュメント：
[Google Cloud Platform の無料枠]
[Always Free の使用制限]
無料トライアル
クレジットカード登録(請求アカウントの作成)から、12か月間、$300相当のクレジットをもらえます。
GCPのサービスならほとんど利用が可能ですが一部例外があります。
また、Googleの無料APIでも利用が可能なようです。
無料トライアルとAlways Freeは併用できます。
無料トライアル対象外一覧
- プロジェクトで同時に実行できるコア（または仮想 CPU）は 8 つまでです。
→n1-standard-8、n1-highmem-8、n1-highcpu-8以下であればOKっぽい？
マシンタイプで末尾が8以下のタイプを選べばOK。
- Compute Engine インスタンスに GPU を追加することはできません。
→NVIDIA® Tesla®とかは使えない。
- プリエンプティブ VM インスタンスは無料トライアルには含まれません。
→プリエンプティブ VM：24時間しか使えないバッチ処理とかする用の仮想マシン
これも使えない。
- 割り当ての増加をリクエストすることはできません。
→急激にアクセスが増えたときの割り当ての増加が利用できない
- Cloud TPU は、Always Free プログラムの一部ではありません。
→TPUは利用できない。(機械学習系のCPUっぽい)
- Google Cloud Platform サービスを使用して暗号通貨を利用することはできません。
→そりゃそうだ！無料枠使って採掘してウハウハは無いよね…
無料トライアルで料金は発生するのか(実際登録したクレジットカードに請求が来る？)
基本的には無料トライアルの期間中ではない模様。
ただし、クレカの承認手続きによって、1ドルくらいの請求が来るが、
取り消しされるので問題なし。
そもそも、無料で使うのにクレジットカードの登録が必要なのは身元証明(Botの対策)とのこと。
無料期間終了後即座に課金されるとかないよね…？
有料アカウントにアップグレードしなければ、クレジットカードに料金が請求されることはありません。
→有効期限切れか、クレジットをすべて使い切った場合、インスタンスが即座にすべて止まるらしい
具体的に無料枠でどういうことができるの？
タダでサーバーいっぱい立てれる！
他、ビッグデータ連携とかもできるよ！
Always Free
無料トライアルが終了した後でも、条件付きで引き続き無料でGCPを利用できる制度です。
実はここからが本題。
運が良ければ月あたり無料でサーバーを運営できるかも。
Always Free の使用要件
- Google とカスタムの契約や料金体系を締結していない。
→特別な契約をGoogleとしていないことが条件
- アップグレードした請求先アカウントを持っている。
→クレジットカードへの課金を開始していることが条件
(Always Freeの対象以外のものを利用したら即座に料金が加算されるので注意！)
- アカウントが良好な状態である。
→たぶん悪いことしていなければいい。
Always Free の条件(GCEに限って記載)
利用可能なリージョン
| 地域 | リージョン名 |
|---|---|
| 米国東部(サウスカロライナ) | us-east1 |
| 米国西部(オレゴン) | us-west1 |
| 米国中央部(アイオワ) | us-central1 |
利用可能なインスタンス
・f1-micro(仮想CPU:1、メモリ:0.60GB)
→仮想マシンを作成するときの最低のインスタンスです。
利用可能なHDD＋スナップショット
・30 GB の HDD（期間合計）、5 GB のスナップショット（期間合計）
無料対象のネットワークトラフィック
・1 GB の北米から全リージョン宛て下りネットワーク（1 か月あたり、中国およびオーストラリアを除く）
→ここが完全無料にするにあたって一番のネックだと思います。
利用不可なライセンス
・プレミアム OS ライセンスや、Cloud Marketplace。
→WindowsServerとかは使っちゃダメっぽい(そりゃそうだ)
Always Freeを利用するにあたっての豆知識
予算とアラートに行き、
「予算を作成」を押して、一定額を超えるとメールで通知してもらうと吉。
(ただしリアルタイムではないのでその点注意が必要です)
終わりに
非常に雑多にまとめただけなので、もっと詳細に知りたい方は、
序文の参考ドキュメントを参考にしてください。
GCE以外のAlways Freeについては、以下ドキュメントを参考にしてください。
[Always Free の使用制限]