はじめに
大学院でコンピュータビジョンに関して深層学習を用いた研究を行っており、研究室のサーバー担当を行っています
研究室にはつよつよGPUが乗った共有サーバーが何台かあり、それを利用するための新規ユーザーの登録を定期的に行っています
そこで、サーバーに新規ユーザを登録する流れをまとめておきたいと思います
前提条件
以下の記事はUbuntu22.04上で実行しています
<>内は変更してください
概要
ユーザを追加する
- ユーザを追加する
- /home/newuserが作成される
- パスワード設定を促されるのでpassword2024に設定
- それ以外の設定は無視でOK
add.shsudo adduser <newuser>
- 新たなユーザーの初回ログイン時にパスワードの変更を要求する
-
0
はパスワード変更までの猶予期間 - changeではないので注意
chage.shsudo chage -d 0 <newuser>
-
ユーザーデータを保存先を変更
-
外付けSSDを確認する
- 容量の大きいディレクトリを見つける
- ここでは data とする
df.shdf -h
-
data以下にのworkspaceを作る
workspace.shsudo mkdir /<data>/<newuser> sudo mkdir /<data>/<newuser>/workspace
-
/home/newuser以下に/data/newuser/workspaceのシンボリックを作成する
- ホームディレクトリは容量が少ないのでSSDにデータを保存する
link.shsudo ln -s /<data>/<newuser>/workspace /home/<newuser>
権限と所有者を変更する
- 所有者を変更する
- シンボリックリンクした先のディレクトリの所有者とグループをnewuserにする
chown.shsudo chown -R <newuser>:<newuser> /<data>/<newuser>
- 権限を変更する
- /home/newuser, /data/newuser の2つを変える
chmod.shsudo chmod -R 750 /home/<newuser> sudo chmod -R 750 /<data>/<newuser>
おわりに
これで、新規ユーザが登録され、研究データが外部SSDに保存され、研究データが他のユーザに操作される事もなくなりました!