・この記事の新規性
X570 taichiのType-C端子から5V/3A給電ができるということはネット上に情報があるが、
そこで実際にRaspberryPiを動作させたという報告はなかった。
よって、試してみた。
※そもそもType-C端子はPCに一つか二つしかない上に使用頻度も高いため、デスクトップPCのType-C端子でRaspberry Piを動かしてみようという人が少ないのだと思う。私はスペースの関係とたまたまType-C端子を使う機器をPC周りで使用していないため、空いている端子で給電してみようと思った。
・普通に動作している時
vcgencmd get_Throttled
→0x0(正常)
vcgencmd measure_volts
→volt = 0.9369V
・負荷をかけてみた
https://japan.zdnet.com/article/35201090/3/
の手順に従いStressberryをインストールし、実行した。
→完走した。
ログを見たら600秒ぐらいかかっているので、つまり10分程度のストレステストには耐えたことになる。
・なぜこんな実験をしたのか
友人に「ラズパイをPCのマザボから給電したら電圧不安定になるんじゃない?」と指摘されたため。
友人には感謝している(指摘がなければ、電圧が不安定になることで動作が不安定になるという認識自体がなかった)
・結論
たぶん5V/3A給電できるType-Cの給電能力はラズパイでストレステスト完走できるぐらいには安定している。
・最後に
この記事はもちろん、全てのPCのType-C端子でラズパイが正常に動作することを保証するものではない。
参考URL