年末に追われています、r_nakaです。
外部向けに発信することがほぼ初めてなので簡単に自己紹介をさせてください。
自己紹介
システムエンジニア→Webディレクターを経て、
株式会社エイシス(現 株式会社viviON)にディレクターとして入社。
入社後一貫して、後述するクリエイター支援サイトCi-enを担当。ディレクション業務以外にもサービス運営、営業を担当後、今年からPdMに。
担当サービスの紹介
クリエイター支援サイトCi-en
イラストレーター、漫画家、VTuber、ゲーム開発などなど色々なジャンルで活動する「クリエイター」が「ファン」の方から継続的な支援を受けることができる支援サイト。
BtoCtoC(企業→クリエイター→ファン)サービスに該当。
諸注意
PdM向けの書籍や記事によく書かれていること、特にスキルセットの面はあまり書いておらず、マインドセットに偏った内容になっています。
キャリアの比較的早い段階で、エンジニアからビジネスサイドに寄っているので、Qiitaに投稿されたこの記事を読んでいただいた方のどこまで参考になるかは読めないのですが、少しでもご参考になれば幸いです。
PdMになるまで
現職で務めるまでのシステムエンジニア、Webディレクターのいずれもクライアントワーク主体の会社だったこともあり、
いかに納期に間に合わせるか、その中でクライアントの要望を取り込んでクオリティアップに努めるかという観点が重視されていました。
それが業務である以上間違ってはいないのですが、
ビジネスサイドにも関わりエンドユーザーに近いところで仕事がしたいという思いで転職活動をし、立ち上げ直後だったのちの担当サービスのディレクターのポジションが空いていたのでそのまま入社。
それまでは「開発をするための仕様をつくってリリースする」という世界でやってきた人間にとって、「それ以外のことをやってもいい」環境は非常に刺激的でした。
ただ裏を返せば「それ以外のこともやる」ことでもあります。
つまり担当サービスをより多くの方に利用いただくという目的のために、ディレクション業に固執せず、営業やサービス運営に携わることになります。
このことから立ち上げ直後のサービスに関わるというのは
- 自分がこれまでやってきた職種やスキルに固執しない
- 泥臭いこともやる
- スベることもある
という3点を学びました。
またスキルセットとしてキャリアの初期で
- Webアプリケーションの仕様をつくり、開発してリリースするまでの仕組み
- UI,UXデザインのプラクティス
の2点が拠り所になったのも大きかったです。
PdMになってから
前任のPdMが退任してディレクターとして関わるようになり、それと合わせてPdMになりました。
その前からPdMを志向していたこともあり、世にあるPdM向けの書籍や記事は見つけ次第ストックしたり、度々読み返すようにはしていましたが、実際にPdMになってプロダクトをマネジメントするのは全然別モノでした。
特にtoCサービスの場合はそうだと思うのですが、
世の中の潮目を読み、短期的or長期的な視点でどう動くかを決めるのは、そのプロダクトにどっぷり浸かることで見えてくるものがありました。
ディレクターとして担当していた「企画してリリースして反応を見る」という枠から、より大きな枠で見ることの必要性を強く感じました。
スタンス1. なんでもやる
そんな、PdMとして動いていくなかで固まっていったスタンスが プロダクトを成長させるためならなんでもやる です。
チーム専属のデザイナーとエンジニアがいるので、「デザインとプログラミング以外は全部が担当領域」というつもりでいます。
より具体的には、プロダクトの成長に必要なことであれば、たとえこれまで業務でやったことがない領域でもやる。自分がやる場合もあれば部署を超えてやる、ということを意識しています。
開発方面のキャリアを経たこともあり、最初の内は「機能で課題を解決する発想」をしがちだったのですが、本当にその手段しかないのか?と自問して徐々に切り替えました。
※プロジェクトマネジメント(PjM)やプロダクトマーケティングマネジメント(PMM)も取り込んだ「広義のPdM」の動きだと自分では思っています。
スタンス2. 一次情報にあたる
さらにさらに具体的には、とにかく一次情報のインプットを絶やさないようにしました(今でもしています)
例えば、担当サービスを使ってくださっているユーザーさんの声を自分で見に行くことや、
まだ使ってくれていないユーザーさんだけど、どういうことがあれば使ってくれそうかといったこと。
そのアウトプットとして企画を立てることもあれば、さらに大きな粒度で、方向性を決めることに役立てたりしています。
まとめ
かなりポエミーな内容になってしまったのですが、
PdMとしてやっていることは、これまでやってきたことに固執せずプロダクト成長を目指す だと考えています。
その取り組みの先で、より多くのユーザーさんに喜んでいただけるプロダクトをつくり続けたいです。