#MySynthesizer
UnityのAssetStoreで公開中のソフトウエアシンセサイザーの紹介です。
アセットストア「MySynthesizer」
UnityでFM音源や波形テーブル音源で音楽を奏でたりリアルタイムに効果音を生成できるプラグインです。
c#によるクラスライブラリ(dll)なので基本的にはどのプラットフォームでも動きます。
ただし・・すっごく重いんです。
##機能
- FM音源(OPM風4OP)
- ロービット波形テーブル音源(5bit32サンプル)
- PCM音源(AudioClipの波形にループやエンベロープを付けられます)
- SoundFont2対応!
- MML(MusicMacroLanguage)シーケンサー
- リアルタイム発音(1.6からWebGL対応!)
- AudioClip生成
- ローレベルではMIDI風のAPI
##同梱ツール(Windows専用コンソールアプリ)
- MML再生プログラム(DirectSoundかwavファイルへ出力)
- Standard MIDI File(STD,SMF,MID)からMMLへの変換プログラム。
ツールは全て.Netのc#でソースも同梱しています。
##制限事項
- 重い!(SF2>=FM>>>>PCM=WT)
- デフォルトでは各音源同時発音数は8音のみ(最大32)
- デフォルトのサンプリング周波数は31250Hz(最大192kHz?)
- WebGLではAudioClipのデータをとれなかったのでSS8(簡易サンプリング音源)は使用不可、代わりにSondFontを使ってください。
- プラグイン(dll)のソースは非公開
- MMLが独自仕様なのでちょっとわかりにくいかも。
- 音色がまだ用意できていません・・
##想定している使い方
- MMLなので音楽データがわりと小さく配信アプリに最適!?
- MMLをテキストエディタで書くだけなのでゲームジャム等でその場で打ち込めます!
- ランタイムにAudioClipへ出力できるのでアプリ立ち上げ時に変換しておくと効果音とかに使い勝手がいいかも?
- やろうと思えばリアルタイムにテンポやキーを変えたり曲の流れも変えられるのでより効果的な演出が可能!
- MegaDriveやGameBoy、SuperFamiconのような音が出るのでチップチューンにいかが?
- FM音源やロービット波形音源はプロシージャルな効果音に最適!
- SondFont2に対応したのでGM音源をインポートすればmidとして配布されているデータもコンバートしてそのまま使用可能!
- セクション(小節の集まり)毎のコールバックとバリエーション機能(トラックの組を指定し切り替えられる)によりインタラクティブなゲーム音楽が可能!?(1.7)
- MIDファイルをランタイムにMMLへコンバートし再生する機能も追加!(1.7)
##無料なのでまずはお試しを!
##バージョン
現在1.7が公開中
Unityのバージョンは5.0.4から対応しています。