LPIC101試験勉強のメモです。
1章の基本コマンドとファイルの操作について学び、
出てきた用語やコマンドを簡単にまとめています。
シェルが扱う変数
- シェル変数
- set:シェル変数の確認
- 現在実行中のシェルだけで有効
- 環境変数
- env:環境変数の確認
- シェルから実行したコマンドにも引き継がれる
declare:シェル内の変数と関数を確認
おまけ
- シェル変数PS1:コマンドプロンプト
- シェル変数PS2:2次プロンプト
コマンド集
less
- テキストファイルを開くときは、
less
コマンドを使うといい - LESSは環境変数でいろんな設定ができる
- あなたの知らない less の世界
manコマンドの参照
- /usr/share/man:ディストリビューションのパッケージをインストールした場合
- /usr/local/share/man:インターネットからダウンロードしてインストールした場合
mkdir
- -p:中間ディレクトリを同時に作る
mv
- -f:同名ファイルが存在していても、強制的に上書きする
cp
- -R:コピー元にディレクトリ階層をそのままコピーする
- -p:所有者、タイムスタンプ、アクセス権などの情報もコピーする
lsattr
- ファイルの属性を表示する
- パーミッション以外
la -la
- パーミッションも見れる
cpio
- tarのように複数のファイルやディレクトリを1つにまとめる
dd
- コピーの入出力にデバイスを指定する
dd if-image.iso of=/dev/sdb
- if:inputfile, of:output file,
more
- 1画面に収まりきらないファイルを制御する
- spaceボタンを押すと、次の画面へ。
- 最後まで行くと閉じる
less
- moreに同じく
- 最後までいっても閉じない
- オンラインマニュアルと操作方法は同じ
file
- fileの種類を確認する
tac
- ファイルの内容を最後から出力する
tee
- 標準湯力から読み込んだデータを標準出力とファイルの両方に出力する
grep
- -v:パターンに一致しない行を表示
- -n:行番号を表示する
- -l:パターンと一致するファイル名を表示
- -i:大文字と小文字を区別しない
head
- 任意の行数を指定して、その内容を表示する
- デフォルトは10行
tail
- テキストファイルの末尾部分を表示する
- -f:ファイルの最終部分を読み続ける
tr
- 標準入力になんらかのフォーマットの変換して、標準出力に表示する
- -d:文字群1で合致した文字を削除する
sed
- 単語単位の変換や削除に用いる
- s/パターン/置換文字列/
- 各行の最初に一致するパターン
- s/パターン/置換文字列/g
- ファイル全体に適応される
cut
- 特定部分のみ取り出す
- -c:指定された位置の各文字だけを表示
- -f:指定された各フィールドだけを表示する
- -d:-fと一緒に用いる。フィールドの区切り文字を指定
wc
- ファイル内のバイト数、単語数、行数を表示する
- -l:行数だけ出力
- -c:バイト数だけ出力する
- -w:単語数だけを出力する
od
- ファイルの内容を8進数で表示するコマンド
- -d:10進数
- -x:16進数
expand
- ファイル内にあるタブをスペースに変換する
- -i:行長のタブのみスペースへ変換する
- t:置き換える桁数をしているする
unexpand
- ファイル内のスペースをタブに変換する
fmt
- 決められた桁数で1行の幅を指定できる
split
- ファイルを決まった大きさに分割する
- デフォルト:1000行ずつ分割し、ファイルへ出力
ファイル記述子
プロセスが生成された時に以下の番号が用意される
- 0:標準入力
- 1:標準出力
- 2:標準エラー
標準エラー出力だけをファイルに出力とかもできる
$ ls a b 2> error
a
$ ls
error a
$ cat error
ls: cannot access b: そのようなファイルやディレクトリはありません
省略記号
-
1>
は標準出力の切り替えだが、>
のみは1番が使用される -
>>
追記して保存する -
&>
は標準出力と標準エラー出力の両方 -
<
標準入力から取り込む
コマンド連続実行
|(パイプ)
- コマンドの処理結果(標準出力)を次のコマンドの標準入力に渡す
;
- 終了ステータスに関わらず次を実行する
&&
- &&前の終了ステータスが0なら次を実行する(成功した時に、終了ステータスが0になる)
||
- 終了ステータスが0以外なら、コマンドを実行する
<<(ヒアドキュメント)
- シェルスクリプトの中で利用される
$ cat <<eos
>
↑のようにコマンドの後ろに指定すると、文字列が現れるまでの内容を出力する
/dev/nullファイル
- 特殊なデバイスファイル
- ここに書かれたものは全て消去される(常にEOF)
OSの改行コード
- Linux
- \n
- Windows
- \r\n