LinuxでCLIを使用している場合、mkdirコマンドを使用してディレクトリを作成しているかと思います。
しかしmkdirコマンドのデフォルトでは指定した親ディレクトリが存在しない場合はエラーとなってしまいます。
そこで今回はmkdirコマンドで親ディレクトリを同時に作成する方法についてご紹介いたします。
親ディレクトリが無い場合
mkdirコマンドはディレクトリを作成するコマンドとなります。
下記を実行する事で指定したパスに新たにディレクトリを作成する事が出来ます。
今回は例として「/home/test」配下にappディレクトリを作成します。
下記コマンドの例です。
#コマンド
mkdir /home/test/app
#結果
mkdir: cannot create directory ‘/home/test/app’: No such file or directory
親ディレクトリが存在しない場合は上記の様に「No such file or directory」となります。
今回は「/home」配下に「test」ディレクトリが存在しない為、エラーとなりました。
では「/home」配下に「test」ディレクトリを作成し再度実施してみます。
#コマンド
mkdir /home/test
mkdir /home/test/app
#結果
成功
上記の様に親ディレクトリを作成し再度実行すると問題なくディレクトリを作成する事が出来ました。
オプションを使用し一括で作成する
先程の親ディレクトリを作成し子ディレクトリを作成する方法はスマートではございません。
またディレクトリ階層数が多い場合、1階層ずつ作成するのは現実的ではございません。
mkdirコマンドでは親ディレクトリが存在しない場合、一括で作成してくれる便利なオプションがあります。
下記の様に「-p」オプションを使用する事で一括で作成する事が可能となっております。
#コマンド
mkdir -p /home/test/app
是非活用してみてください!!