日々のコマンド操作で、コマンドを間違えて入力してしまうことは誰にでもあるかと思います。
コマンドの打ち間違いはalias設定を使って予防する事が出来ます。
aliasとは?
そもそもaliasとは何かご存じでしょうか?
aliasとは特定のコマンドをカスタマイズした形で実行できるようにするシェルの機能となっております。
上記機能を使用する事であらかじめ予想されるコマンドミスを正しい形式に紐図ける事でミスした際にただし形式で実行する事が出来ます。
注意点として
alias設定
それではalias設定方法についてご紹介させていただきます。
以下の様に実行する事でalias設定を行う事が出来ます。
alias カスタム名='実行したいコマンド'
今回は例としてlsコマンドをaliastest名で登録してみます。
下記をターミナルで実行します。
alias aliastest='ls'
上記実行後、登録したカスタム名をコマンドとして使用してみます。
#コマンド
aliastest
#結果
test.sh
オプション等も問題なく利用可能です。
#コマンド
aliastest -al
#結果
-rw-r--r-- 1 test test 0 Jun 18 18:53 test.sh
alias設定の永続化
先程のaliasコマンドでの設定は一時的な設定となっており、シェルを再起動すると消えてしまいます。
Bashでは.bashrcファイルに設定を追記する事で永続化を行う事が出来ます。
vi ~/.bashrc
## 追記内容
alias aliastest='ls'
上記の様に.bashrcファイルに設定を行う事でシェルを再起動した場合でもalias設定を読み込む事が出来ます。
※.bash_profileにて.bashrcを読み込む設定が有効化されている必要がります。
打ち間違いが多いコマンドを登録する
以上の手順を踏まえる事で打ち間違いが多いコマンドをalias登録する事が出来ます。
今回は例として「ls」コマンドでの打ち間違いが多い「sl」を登録します。
aliasの登録
alias sl='ls'
.bashrcの登録
vi ~/.bashrc
## 追記内容
alias sl='ls'
以上で「sl」を使用した際も「ls」コマンドを使用できるようになります。