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dig001.png

DNSはインターネットの基盤ともいえる機能ではないでしょうか?

そこで今回はdigコマンドを使用してゾーン情報を確認する方法をご紹介します。

基本

digコマンドはDNSレコードを確認できるコマンドとなります。

dig ドメイン名

下記は「www.google.com」を確認した際の例となります。

#コマンド
dig www.google.com

#結果
www.google.com.         180     IN      A       142.250.206.196

上記「180」はTTLとなります。

「A」はレコードタイプとなります。

「142.250.206.196」はDNSに登録されている値となります。

オプション

digコマンドでレコードタイプを指定する場合は「オプション」を指定する必要があります。

例えば「MX」レコードを検索したい場合は下記の様に指定します。

dig mx ドメイン名

上記のオプションの指定は大文字でも小文字でも指定可能です。

下記代表的なレコードオプションとなります。

オプション 内容
A Aレコード
AAAA AAAAレコード
TXT TXTレコード
MX MXレコード
CNAME CNAMEレコード
NS NSレコード
ANY 全てのレコード

逆引き

digコマンドではIPアドレスの逆引きも行う事が出来ます。

逆引きを行うには「-x」オプションを指定します。

下記は先程の「www.google.com.」検索にて表示された「142.250.206.196」を逆引き検索した例となります。

#コマンド
dig -x 142.250.206.196

#結果
196.206.250.142.in-addr.arpa. 86400 IN  PTR     kix07s07-in-f4.1e100.net.

逆引きオプションはその他のレコードタイプ指定とは異なり「小文字」のみでの利用となります。

大文字で指定すると下記の様にエラーとなります。

Invalid option: -X
Usage:  dig [@global-server] [domain] [q-type] [q-class] {q-opt}
            {global-d-opt} host [@local-server] {local-d-opt}
            [ host [@local-server] {local-d-opt} [...]]

Use "dig -h" (or "dig -h | more") for complete list of options

ネームサーバーを指定する方法

次にネームサーバーを指定し検索する方法についてご紹介します。

下記の様に「@」の後にネームサーバーを指定する事が出来ます。

dig @ネームサーバー ドメイン名

googleのネームサーバーを指定する場合は下記の様になります。

dig @8.8.8.8 www.google.com

短縮表示

短縮表示をお行いたい場合は「+short」オプションを指定します。

短縮を行わない場合は下記の様にヘッダー情報やクエリ情報が表示されます。

#コマンド
dig www.google.com

#結果
; <<>> DiG 9.8.2rc1-RedHat-9.8.2-0.30.rc1.el6_6.2 <<>> www.google.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 45968
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0

;; QUESTION SECTION:
;www.google.com.                        IN      A

;; ANSWER SECTION:
www.google.com.         296     IN      A       142.250.206.196

下記は「+short」オプションを指定した例となります。

#コマンド
dig www.google.com +short

#結果
142.250.206.196

とてもスマートで読みやすくなりました。

シェルなどで利用する場合は「+short」オプションを使用する事をおすすめ致します!

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