サーバーエンジニアとして5年ほど働いている物です。
今回は私個人が本番サーバーにSSHした際の作業前ルーティーンをご紹介します。
基本的には意図しない事故を防ぐ為の対策となります。
1.「IPアドレスを確認する」
初めにログインしたサーバーのインターネットインターフェイスに割り当てられた
IPアドレスを確認します。
こちらは対象サーバーに間違いがないかを確認する為となります。
#コマンド
ip a
#結果例
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
inet 192.168.1.100/24 brd 192.168.1.255 scope global eth0
valid_lft forever preferred_lft forever
※IPは例となります。
2.「ホスト名を確認する」
次にログインしたサーバーのホスト名を確認します。
こちらもIP確認同様に対象サーバーに間違いがないかを確認する為となります。
#コマンド
uname -n
#結果例
servername
※「hostname」コマンドでも同様にホスト名を確認する事が出来ますが、名称を変更してしまう可能性がある為、おすすめは出来ません。
3.「ログインユーザーを確認する」
次に「w」コマンドでログインユーザーを確認致します。
こちらは、現在ログイン中の活動状況を把握し作業を進める為となります。
#コマンド
w
#結果例
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
user1 tty1 - 10:00 2:03m 0.11s 0.05s sshd: user1 [priv]
user2 tty2 - 09:30 5:00 0.05s 0.02s sshd: user2 [priv]
user3 pts/0 IP 08:00 1.5s 0.20s 0.10s ssh user3@server
4.「タブ名を変更する」
最後にターミナルソフトの「タブ名」を分かりやすい名前に変更します。
デフォルトでは接続を行ったIP名やホスト名が表示されているかと思います。
ただし大量にサーバーに接続を行った場合等、視認性が低下し異なるサーバーで作業をしてしまうリスクが高くなります。
その為、認識しやすい名称に変更する事で事故を防ぎます。
※不必要なサーバーはこまめにログアウトする事をお勧めいたします。