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GCLB(Google Cloud Load Balancing)で、別プロジェクトのGCSをオリジンにする方法

Last updated at Posted at 2021-10-06

GCLBでは、同一PJの場合は「バックエンドバケット」でGCSをオリジンに設定することが出来ます。
一方で、別のPJのGCSをオリジンにする場合は、インターネットNEGを用いて「バックエンドサービス」として取得する必要があります。

ここではこのような場合のポイントを記載します。

ポイント

  • GCSにカスタムドメインを振っている場合、実際にそのドメインでアクセスできること
    • アクセスできない場合、試した限りではバックエンドサービスとして取得出来ませんでした(やり方わかる方コメントください!)
    • カスタムドメインの場合でも取得できました。設定後述します。
  • GCSは公開に設定していること
  • Hostヘッダを指定すること

GCSバケット名に「.」を含まない場合

  • インターネットNEG
    • FQDNは「**[バケット名].storage.googleapis.com」**とする
    • GCSはインターネット公開に設定する
  • GCLB
    • バックエンドサービスのバックエンドタイプを「インターネット・ネットワークエンドポイントグループ」にし、プロトコルは「HTTP/2」にする
    • バックエンドサービスの「高度な設定」にて、カスタムリクエストヘッダーを追加する。
      • Host : [バケット名].storage.googleapis.com
      • ※これがないと404になります。

このポイントを押さえれば、GCSの公開URLに直接アクセスした際のパスのまま、ドメインをGCLBのものに変更することで、GCLBから外部PJのGCSデータを返すことが出来ます。

例)

GCSバケット名に「.」を含む場合(ドメイン名のバケット)

  • インターネットNEG
    • FQDNは「**storage.googleapis.com」**とする
    • GCSはインターネット公開に設定する
  • GCLB
    • バックエンドサービスのバックエンドタイプを「インターネット・ネットワークエンドポイントグループ」にし、プロトコルは「HTTP/2」にする
    • バックエンドサービスの「高度な設定」にて、カスタムリクエストヘッダーを追加する。
      • Host : storage.googleapis.com
      • ※これがないと404になります。
    • ホストとパスのルールで「詳細なホストとパスのルール(URL リダイレクト、URL の書き換え)」に設定
      • 「アドオンアクション(URLの書き換え)」の「パス接頭辞の書き換え」で /カスタムドメイン を追記する
        • 例)「/custom.example.com」

カスタムドメインを利用している場合は、GCSのURLは

となります。
上記の設定を利用すると、

として、カスタムドメイン名バケットでも、別PJのGCLB経由のアクセスが可能になります。

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